のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

9月の読書

2010年09月30日 23時25分21秒 | 読書歴
今月はちょうど10冊。少なめです。
なにせ大型連休をいただいて通勤時間が激減したので。
私の読書生活の9割を通勤時間が支えてくれています。

121.しゃばけ/畠中恵
■ストーリ
江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く、外出も
ままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、
猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出す。
若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。
その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う。

■感想 ☆☆☆☆
人気があるらしい、盛り上がっているらしいという噂のみ耳にしていた
このシリーズ。ずっと読みたかったのですが、やはりシリーズものは
1作目から読みたいなー、とずっと待っておりました。ようやく遭遇。
うん。こりゃ人気があるのも分かるわ。
情景が鮮やか。登場人物(人物?)が活き活きと動き回っていて
とても魅力的。なおかつ明快なストーリー。面白い!
2作目以降も探さなきゃ。

122.ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。/辻村深月
■ストーリ
「30歳」という岐路の年齢に立つ幼馴染の二人の女性。
都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも
手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす
未婚のOLチエミ。少しずつ離れていった互いの人生が重なることは
もうないと思っていた。あの「殺人事件」が起こるまでは。
何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ、今なお失踪を続ける
チエミと、彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。
行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかなる。

■感想 ☆☆☆*
様々な選択肢が与えられるようになった現代の女性。自由に未来を
決めることができなかったかつての女性たちから見ると夢のように
自由に自分勝手に楽しく生きていると思う。
けれども、その一方で多くの選択肢を与えられているからこその
息苦しさもあるな、と思う。なおかつ、多くの選択肢が与えられて
いるように見えて、まだまだ女性は多くの制約、目に見えない
何かに縛られているな、とも思う。
この作品では、それらがほんの少しデフォルメされて描かれて
いる。でも、地方都市になればなるほど、「現実」として
存在する問題なのだとも思う。結局のところ、幸せって何なんだろう
と考えさせられる作品だった。

123.宵山万華鏡/森見登美彦
■ストーリ
祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々と起こる
不思議な出来事。登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作短編集。

■感想 ☆☆☆*
ぐるぐる作品世界を巡っていくと、そこかしこで登場人物たちが繋がり
その繋がりが少しずつ、作品世界を変えていきます。
さっきの作品で出ていたあの人がこちらの作品ではこんなところに!
なるほど!さっきの作品のあの人は、あのときこんなことをしていたのね!
少し視点を変えることで繰り広げられる新たな景色が面白い。
まさに万華鏡の世界です。
また一編一編の彩りもテイストも異なるため、作品ごとに見える世界が
大きく異なります。そこもまた万華鏡。少し妖しく幻想的なお話あり、
力いっぱい馬鹿らしい話あり、作者お得意の単純明快、妄想大好物の
ヘタレ学生たちの活躍あり、ホラーテイストの話あり、と飽きません。

124.蒲生亭事件/宮部みゆき
■ストーリ
予備校受験のために上京した受験生、孝史は、2月26日未明、ホテル
火災に見舞われ、時間旅行の能力を持つ男に救助された。しかし行き着いた
場所はなんと昭和11年。雪降りしきる帝都、東京では、今まさに二・二六
事件が起きようとしていた。

■感想 ☆☆☆☆*
読み応えのある作品。「タイムトラベル」というSF的要素を取り入れて
いるが、「ありえない」のではなく、「あるかもしれない」「そうかも
しれない」という説得力に満ちた作品となっている。
「この世界で生きること」「今、与えられた世界で自分に正直に
まっすぐに生きること」それらがどれだけ難しいことなのか、そして
どれだけ幸せなことなのかをかみ締めた。

125.かみつく二人/清水ミチコ・三谷幸喜
■内容
すべらない英語ジョークから、もんじゃの焼き方、猫の探し方まで。
「一寸法師」好きの脚本家と、「スッポン」好きのタレントの
笑えるだけでなく役に立つ抱腹絶倒会話のバトル。ラジオ番組の
単行本化第三弾。

■感想 ☆☆☆☆
おふたりとも大好きですから。なんでこういうラジオ番組って
福岡では流れないんだろ・・・。ぜひ生で聞いてみたい番組。
面白いだろうなぁ・・・。
ふたりの声が聞こえてくるような作品です。何も考えずに
ただただ楽しめる作品。

126.黄昏/糸井重里・南伸坊
■内容
南伸坊と糸井重里が、鎌倉、日光あたりを小旅行。
旅のおともは、めくるめく会話、雑談、冗談、比喩。
人生の話からタコの話、嫁の話から天狗の話までヒマをつぶすために
交わされた巧みな言葉たちはちょっとした芸として老若男女に歓迎される。
ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」でじわじわ大反響を読んだ読み物が、
語りおろしをたっぷり収録して書籍化。たっぷりの写真と一緒にどうぞ。

■感想 ☆☆☆*
帯には小学生作家として活躍していた華恵さんからのコメントつき。
このコメントが私の感想とそのまんま重なりました。

おじさん二人の会話は 笑いと発見がてんこもり
ともだちと ふらっと出かけておもしろいことを延々としゃべってる
こんな大人がいたら ついてっちゃうよ

どの写真もどの会話もおじさんふたりがホントに楽しそう。
あぁ。人生はかくあるべしだなぁと微笑ましくなります。

127.塩の街/有川浩
■ストーリ
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を
崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前をさまざまな人々が
行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。
それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた

■感想 ☆☆☆☆*
有川さんにすっかりはまってしまい、次から次へと借りています。
この作品は恋愛と事件のバランスが私の中でベストでした。
このぐらいのほんのり感がとても好きです。ほんのりと言っても
おさえどころはしっかり抑えているあたりが有川さん。
読み終えて幸せな気持ちになりました。

128.白河夜船/吉本ばなな
■ストーリ
友達を亡くし、日常に疲れてしまった私の心が体験した小さな波。
心を覆った闇と閉ざされ停止した時間からの恢復を希求した「夜」の三部作。

■感想 ☆☆☆☆
友人から久々に「吉本ばなな」という名前を聞き、急に読みたくなって
取り出した作品。私は文章と文章の間の空白から何かを読み取る力が
決定的に欠けているため、短編小説がとても苦手なのですが、唯一の例外が
吉本作品。彼女の作品を流れる独特の時間とリズム、そして美しすぎる
言葉の数々が大好きです。この作品集の中でも人が持っている潜在的な
孤独や悲しみについて、数々の美しい言葉で語られています。

129.氷菓/米澤穂信
■ストーリ
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集を
ないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた33年前
の真実。何事にも積極的には関わろうとしない「省エネ」少年、折木奉太郎は
なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と
解き明かしていく。

■感想 ☆☆☆
これまた久々の再読。面白いです。
初読時はこの面白さにちゃんと気付けてなかったような。

130.オー・デュポンの祈り/伊坂幸太郎
■ストーリ
コンビニ強盗に失敗し、逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来、外界から遮断されている「荻島」には、妙な人間ばかりが住んで
いた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を
操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。

■感想 ☆☆☆☆☆
これまた久々の再読。そして今月最大の掘り出し物でした。
この作品、こんなに面白かったんだー、ということを今更ながらに知りました。
これだからたまの再読はやめられないのです。本には出会うべきときが
あるんだろうなー、と思うのです。それにしても面白かった。
詩と沈黙、そして花を愛する島の処刑人、桜の生き様にしびれました。
これだけシンプルに生きられたらどんなにかっこいいだろう。

出演料は支払いません。

2010年09月29日 23時40分19秒 | 日常生活
高校時代の友人と食事をした月曜日。
高校2年からの付き合いなので知り合って早16年。
(16年って!人生のちょうど半分だわー。と今頃、驚きました。
 数字で改めて認識すると、割に途方もないなー。)
知り合った頃は、まさか16年後もこんなふうに
連絡とりあってるとは思ってもいなかったよねぇ。
そもそも16年後の自分のことなんて考えたこともなかったからなー。

で、まあ、せっかくなので
会社の元同期にも声をかけて3人でお食事会を決行しました。
なにが「せっかく」なんだかよく分かりませんが。
しかも、「せっかくだから」と誘っておきながら、
「いも男爵さんです。れおです。」
と、見事に投げやりな紹介で、その紹介に固まるふたり。
「えっと・・・。名字は?」
「えっと・・・。高校時代からのお付き合いだとか?」
気を使わない仲介者をよそに
気ぃ遣いやさんのふたりが自ら会話の糸口を探し出してくれました。
よかった、よかった。

それにしても。
高校時代の友人が知り合ったきっかけや知り合う前に話したこと、
その内容をしっかりと記憶しているとは。
(アタシの記憶力って一体・・・・。)
高校時代の友人と元同期に共通の知り合いがいるとは。
(福岡ってホントに狭いなー・・・。)
まさかアタシのテンションがマックスで上がったのが
「嵐における相葉さんの存在価値って?」
と言われた言葉に反応したときになろうとは。
(相葉さんは嵐に必要な人なんですー!!
 ・・・って、毎回毎回、アタシがテンション上がるのは
 本の中、とかテレビの中、とか舞台の中、とか
 ものの見事に現実世界以外の話題でのみ、だわ・・・。)
このブログで書かれているやりとりが
本当にあった出来事なのか疑われていたとは。
(いや、疑われてはいませんでしたな。
 ただ感嘆されてはいました。いろんな意味で。)

そんなこんなで友人たちに甘えっぱなし、投げっぱなしで
自由に楽しくお食事会を楽しませていただきました。

・・・えっと。
気遣いなんてかけらも見せずに自分だけ楽しんでしまって
ホントにごめんなさい。アタシ「は」充分に楽しみました。
久々の「会社」に疲れ果てていた心をたっぷり癒していただきました。

お食事会も終わりを迎える頃、
高校時代の友人から最近恒例の謝罪の言葉をかけられました。
「すまん。
 今回もブログに書けるような面白い出来事は起こらんかった。
 たぶん、このお食事会はスルーされるんやろうな。」

毎回、毎回、飽きもせず、謝罪をしたり
期待に満ちた言葉を投げかけてきたり。
変なプレッシャーがのしかかってくるんですけど。
むしろ書きにくいんですけど。

「いや、なんかねー。
 読んでると、あの世界に出演してみたくなるんだって。
 お。登場できた!みたいな、ね。」

・・・。
以前から思っていましたが。
アナタ、つくづく発想がオトメですね。
でも残念ながら(そもそも残念なのか?)
アレ(というかコレ)は完全なるアタシの趣味ですからー。
書きたいときに好きなように文章綴りますからー。
書きたいように好きなようにしか文章綴れませんからー。
と開き直りつつ、またいつかー!とお別れをしたのでした。

そして昨晩。
友人からメールが届きました。
「昨晩のお食事会、リクエスト通りブログに書いてくれてありがとう。」

・・・え?
アタシ、何か書きましたっけ?
書いた記憶まったくありませんケド。

「たとえ1行でも嬉しいよ。泣くもんか・・・。」

・・・まさかとは思いますが。もしかしてもしかすると。
それは「高校時代の友人とご飯を食べて・・・」
のくだりのことをおっしゃってますか。
・・・このくだりしか考えられませんな。
え?!この程度でいいの?!
この程度で「書いた」って認識してくれるの?!

いや、いいんだけどさー。
この人ってば、正真正銘、属性がオトメな方なのね、
と自分の認識に確信を深めつつ、大笑いをさせていただきました。

秋の風物詩と包丁と母上の睡魔と幸せについて

2010年09月28日 21時26分29秒 | 日常生活
高校時代の友人とご飯を食べて帰宅したところ、
我が家の居間で母上が包丁を手に持って食卓につっぷしていました。

・・・光景がシュールすぎる。
というか、完全にホラー映画だよ。
こういう場面、「ミザリー」にありそうですよ。

と、思いつつ、食卓に散乱している膨大な量の栗の皮と
まだ渋皮がついたままの栗の実を確認。
そうです。栗の季節です。
毎度、おなじみ秋の風物詩です。
美味しいのに面倒。面倒だけど美味しい。
美味しいんだけどやっぱり面倒!

・・・うん。面倒。
栗の実は大量にあるし、その大部分にまだ渋皮ついてるけど。
でもって、母上は机につっぷしてるし、完全に意識ないけど。
でも、見なかったことにしようかな。
気付かなかったことにして寝ちゃおうかな。
だって、もう23時だし。
アタシの肌は今年、絶不調だし。絶不調の肌に夜更かしは鬼門だし。

と、ほんの一瞬、逡巡した後、目にした光景をすっぱり忘れることにし
まずは顔を洗うために洗面台へ向かいました。
化粧を落としてさっぱりし、寝るための準備をなんやかんやしていると
母上の意識がこちらの世界に戻ってきた模様。

「いつ帰ってきたん?
 ちょうどよかった。これだけむいてしまわんと寝れんのよ。手伝って。」

ち。作戦失敗。
散乱している栗なんて見なかったことにする予定だったのに。
すぐに睡眠に入る予定だったのに。
でもまあ、録画していた番組を楽しみながらすればいいか。
あとは渋皮むくだけだし、ほんの少しだよね。

と、包丁を手に取った5分後。
母上が「やっぱりもうだめー。ほんの少し寝かせてー。」
と床に崩れ落ちました。
・・・ほんの少しも何も、アナタ、さっきも机の上につっぷしてましたよ。
あれは完全に眠りに落ちてましたよ。

でも、まあ、お疲れだもの。
しょうがないよね。
聞けば、夕方16時から延々と栗さんと向き合ってたんだとか。
そりゃ疲れるわねぇ。
と珍しく母上にほろりと同情してしまったのが運の尽きでした。
テレビ見ながらすればいいやー、と軽く考えたのも運の尽きでした。
録画していた2時間スペシャルの番組を余裕で見終えてしまいましたとも。

栗のやつめー!
なんでこんなに手間暇かかるかー!
あんた、これでほくほくの栗ご飯にならんかったら承知せんけんねー!

夜中の変なテンションでぶつぶつ栗に文句たれながら
栗の皮をむき終えました。栗ご飯の準備をし終えました。
でもって今朝。
美味しいほくほくの栗ご飯が炊きあがりました。
あまーいっ!おいしいーっ!!ほくほくーっ!
さすが秋の味覚ー!

昨晩は散々ぶうたれてしまったけれど、やっぱり栗ご飯は美味しいのです。
秋の味覚の中でも最強だと思うのです。
松茸なんて目じゃないやい。
ただねー、も少し扱いやすい子だったらもっともっとかわいいのにねぇ、
と金色に輝く栗さんの姿をうっとり確認した秋の朝。

そういえば、昨年も散々、栗さんに苦しめられたっけ
・・・というよりも。
昨年も母上は包丁を抱えて眠り込んだのね。
去年も今年も季節の風物詩に無事巡り会え、
同じような反応を示しつつ、例年通り美味しいものを口にできている。
恵まれた人生を送っているのねー、としみじみしました。

それにしても栗ご飯さんてば美味しい。
結局のところ、アタシはこの子達のことが大好きなのです。
今年、も一回ぐらいだったら栗さんと再会しても冷静に対処できるなぁ。
むしろも一回ぐらいは栗さんと再会を果たしたいなー。
秋の味覚バンザイ!

あなたも言われましたか。

2010年09月26日 23時30分01秒 | 日常生活
妹が祖母のところを訪れました。
帰宅した妹に「どうだった?」と祖母の様子を訪ねたアタシへの回答。

「めっちゃ元気やったよ。
 『あと心残りなんは、アタシ(妹)たちの赤ちゃんと
  お姉ちゃんの結婚だけやね。』っち言われた。何回も何回も言われた。」



・・・アナタもですか。
相当な思い入れがあるみたいですな。
うん。そこまで心配してもらえると、孫冥利につきますな。

旅を終えて思うこと

2010年09月26日 23時09分27秒 | 日常生活
二泊三日の北海道旅行が終わりました。
旅を終えて思ったこと。

・日本は広い。
・北海道は空も大地もとにかく広い。
・北海道の月はでかい。(空が綺麗だから、らしい。)
・北海道の空気はさわやか。
・北海道は二泊三日の旅に対して広すぎる。
・寒さも旅のスパイス。
・旅の間は何をしても楽しい。
・何が起こっても楽しい。
・でも、想い出に残る瞬間は「北海道」にまったく関係ない出来事だったりする。
・とにかくナビの使い方ぐらい覚えておこうか。
・なんか、毎回毎回、真っ暗な夜道をうろうろしている気がするぞ。
・行き当たりばったりバンザイ!
・空腹は最高の調味料だよね。
・スープカレーがこんなに美味しいとは!
・というか、何もかもおいしいぞ。野菜がとにかく美味しいぞ。
・でも、そろそろ食べ過ぎて苦しくて動けない・・・という事態からは
 卒業しなきゃいけないんじゃないの、とは思う。
・これ以上、食べると動けませんよ、という気持ちは理性じゃなくて
 本能らしいですよ。でも、食欲だって本能なんだよう。
・アタシ、建築物見るの大好きだわ。特に明治・大正の建築物好きー。
・旅はとにかく自由行動多めでオネガイシマス。
・好き勝手に見学して回ったアタシを見捨てなかった友人バンザイ!
・初めて味噌ラーメン食べました。豚骨以外のラーメンが久しぶりですよ。
・麺が太いですな。焼きそばみたい麺ですな。お腹いっぱいになりますな。
・札幌のデパ地下ってスイーツ売り場じゃないのね。
・まさかお土産売り場でまたもや食べすぎで動けなくなるとは。
・毎回、旅の計画時点では忘れてるけど、アタシ、飛行機好きだけど
 飛行機乗ったときの気圧変化がとにかく苦手だったんだわ。
・孫悟空の気持ちがよく分かるよ。頭締め付けられると弱るよね。

・で。結局のところ、アタシは旅も大好きだけど
 でもって、今回の旅もとってもとっても楽しかったし
 また北海道行きたいなー、とか、でも、四国も行ってみたいんだよね、とか
 でもでも、関東人巡りツアーというのも素敵じゃない?とか
 いろんな計画が早速、心の中を渦巻いているんだけど
 こういう計画が楽しいのは、帰る家があるからなんだよねぇ。
・うん。我が家大好き♪♪
・福岡大好き。
・小倉の荒っぽい言葉を耳にして、しみじみと「帰ってきたな」と思いました。
 「は?なんち?何言いよるん?何かっちゃー!
  何っち?聞こえんっちゃ。
  やけん、何が言いたいんかっち、聞きよるんちゃ!」
 ・・・はい。地元小倉で耳にした女性の言葉です。
 痴話喧嘩では、これぐらいの激しさフツーです。
 あ。みんながみんなじゃないですよ?
 でも、これぐらい耳にしても驚きはしません。
 驚いたのは、この会話を聞いて「地元だー!」と落ち着いた自分に、です。

なんにせよ。
今回もよき旅でした。
次は何人旅かなー。どこに行きたいかなー。


・・・明日、会社に行けるかなぁ。

20度=10月下旬!?

2010年09月24日 17時50分16秒 | 日常生活
只今、札幌に向かって移動中。
バスの中ではニュースが放送されています。

なんでも日本列島全体を寒気が襲っているんだとか。
東京も急激な気温低下に見舞われて、最低気温は16度、
最高気温も20度、と10月下旬なみの寒さだとか。


え!?
最高気温20度って、10月下旬の寒さなの!?
と半分睡魔に襲われていた私が思わず飛び起きました。

本日の旭川。
朝9時の時点で気温9度。
日中、最も暖かかった時間帯ですら、園内の温度計が示した数字は14度。


すーごーいー。
さすが北の大地ー!
というよりも、さすが日本!!
伊達に南北に長いわけじゃないのねー、と感嘆しました。

興奮のあまり、この寒さすら「よい思い出」に変わりつつありますが、
最低気温9度とは、果たして平年でいつぐらいなのやら。
もしや11月下旬ぐらい?

何はともあれ、風邪にだけは気をつけなくては。
この一週間を遊びに遊んで過ごした身ゆえに、
来週月曜からは間違いなく出社せねばならんのです。

なけなしの根性さん!
今がガンバりどきですよー。

愛らしさの追求

2010年09月24日 17時27分45秒 | 日常生活
念願の旭山動物園を無事、楽しみ終えました。
思う存分、満喫しました。

迫力の行動展示。
明確なコンセプトに基づく共生観察。
今まで見たことないほど至近距離の動物たち。
懇切丁寧なパネル説明。
飼育員さんによる愛情溢れるパステル画。
なにもかもが面白く、あっという間の一日でした。

寒さに耐えられず、動物園に一日いられないかも。
なんていう不安は、まったくもって杞憂でした。
不安通り、寒さにやられっぱなしではありましたが、
寒さに震えながらも、動物たちの行動に見とれて立ち尽くしました。
それほど魅力的な行動展示の数々。
飼育員さんの意図を見事に汲んで、
動物たちは愛らしい仕草によるサービスを連発してくれていました。

計画力抜群の友人は入園前にバスの時間を確認しつつ
「ま、そこまで広いわけじゃないけんね。
 もしかしたら、昼前には見終わるかも。
 そんときはご飯だけ園内で食べて移動しようか。」
と言っておりましたが、結局のところ、ご飯を食べる時間はありませんでした。
お昼抜いても爬虫類館や特別企画展、ふれあい広場には行けませんでした。

それぐらい、満喫しました。満足しました。
下手に暖かい日だったら、確実に帰りのバスに乗り遅れてました。
絶妙な心配りを感じさせる寒さにむしろ感謝です。

そういえば、昨晩の夢見が異様に悪かった私。
旭山動物園にてお腹を空かせたあざらしたちに襲われ、太ももを噛み切られる、
という悪夢を見て、その夢のあまりにリアルな感触から、
(太もも目掛けて飛び込んできたあざらしの肌のザラザラ感とか!)
危うく、あざらし苦手なんだってば!という間違った認識を
植え付けられそうになっておりましたが。
あざらしの食事風景を間近に見られ、めでたくトラウマから解放されました。

あざらしは魚を丸呑みする生き物だそうです。
あんなふうにバリバリとは獲物をかみ砕かないみたい。
ほっと一安心。

それに、なんと言っても、あのお腹の愛らしさ!
見ているだけで思わず笑顔になるぷくぷく感です。


・・・うん。
丸いものは無条件でかわいいよね。
と、思わず、絶賛食い倒れ中のおのれのお腹を見下ろしました。

間違いなく北の大地でした

2010年09月23日 22時04分23秒 | 日常生活
北海道初日。
飛行場に降り立った途端、晩夏から晩秋へ一気にワープ。
さむっ!!
寒いですよー!
あまりの寒さにじっとしてられませんよー!

なめてました。北海道の寒さを。
誰だよ。
日中は福岡も北海道もかわんないんじゃないのー?
とか言ったのは。(アタシです。)
意外と暖かいんじゃないのー?とか
ま、なんとかなるっしょー!
などと楽観視してたのは。(それもアタシです。)

なんともなりませんでした。
さーむーいー。

とはいうものの、北海道自体は素敵な土地です。
遥かに広がる大空(生憎の曇り空)と雄大な自然(広がるラベンダー畑の跡地)を満喫しました。
若干、日頃の行いのよろしくなさがそこはかとなく滲み出てはいますが。
福岡とはなにもかも規模がまったく異なっていて、周囲の景色に興奮中。
何より野菜がうまいです。
ただ今、絶賛食い倒れ中でもあります。


そんなこんなで明日は今回の旅の本命、旭山動物園!
ずっと行ってみたかった動物園です。
この動物園を楽しんだ後、改めて地元小倉の到津動物園を訪れたい。
違いを比較して楽しみたい。
夢は広がります。

が。
まずは寒さに負けないようにしなくては。
本日の寒さでは、明日、動物園を歩き回れるのか。
そこから疑問です。

ホタルノヒカリ2

2010年09月22日 22時46分41秒 | テレビ鑑賞
■ホタルノヒカリ2
■のりぞう的2010年度夏クール1位
■水曜22時 日本テレビ放送
■出演
 綾瀬はるか、藤木直人、向井理、木村多江
 板谷由夏、安田顕、臼田あさ美

■脚本 江頭美智留

■感想
 変わらず蛍も蛍とぶちょおの関係もかわいくてかわいくて。
 人気ドラマの続編というと、がっかりすることも度々あるイチかバチかの
 勝負作品、というイメージが大きいのですが、この作品は当初と変わらず
 笑って笑って、ほんの少し切ない気持ちになって、最終的にはふたりを
 そっと見守りたくなる。そんなドラマでした。

 思いを確認しあった二人の変わらない生活と、
 ほんの少しずつ変わっていく関係性。
 前回同様、自宅ではでジャージにごろ寝にビールの三点セットを
 お友達にしているホタルは、相変わらず、ぶちょおに怒られてばかり。
 でもその一方で、お互いの呼び名が変わって、
 お互いにふざけてのろけあって、将来のこともきちんと考えて。
 そういった変化がとてもナチュラルでかわいらしかったな。
 「家族」とか「夫婦」ってきっと「日常」で、
 だからこそ、こんなふうに自然体で、無理せずに時を重ねている
 ふたりの関係が羨ましく思えました。

 ただ!
 向井さん演じる瀬野さんがとにかくかっこよくて!
 向井さん自体も充分にカッコイイと言うのに、瀬野さんのパーソナリティが
 これまた非常にかっこよく、見た目もきらきらしておりました。
 きらきらに磨きがかかっておりました。
 ドラマの中のホタルは最初から最後までぶちょお一筋。
 想いが揺らぐことがありませんが、アタシは揺らぎっぱなしでした。
 瀬野さんを演じるのが向井さんじゃなければ、
 もっともっと心からホタルとぶちょおを祝福できたんだけどなー。

夏の恋は虹色に輝く

2010年09月22日 22時27分16秒 | テレビ鑑賞
■夏の恋は虹色に輝く
■のりぞう的2010年度夏クール1位
■月曜21時 フジテレビ放送
■出演
 松本潤、竹内結子、沢村一樹、松重豊、伊東四朗、松坂慶子
 小林星蘭、桐谷美玲、笠原秀幸、永山絢斗、小松彩夏
■脚本 大森美香

■感想
 大森さんの脚本が大好きです。
 彼女の脚本の台詞のやりとりが大好き!
 特に彼女の描く「友情」が大好きです。

 というわけで、主役おふたりの恋模様を描く場面よりも、
 マツジュン演じる主役さんがわやわやと友達同士であほな話題で
 盛り上がったり、恋や将来について相談しあったり、相談していると
 見せかけて、自分ひとりで妄想世界を楽しんだりしている場面や
 主役さんのあったか家族風景を描いた場面のほうがより好きでした。
 かわいいお母さんを演じさせたら松坂さんの右に出る人はいないと思う。
 あんなに天然オーラを出せるってすごいと思う。

 そして、桐谷さん演じた主役さんの後輩女優さんがとてもとても
 魅力的でした。子役としてブレイクしたものの、その後は泣かず飛ばずで
 ずっと苦労をしていて、苦労をした分だけ素直になれなくなっていて、
 強がってきつい言葉を口に出してしまうオンナノコ。
 自分に正直で、自分の天職とも言える「女優」に対して誇りを持っていて
 強がって口に出している言葉の数々を「口だけ」にしないために
 努力を重ねているオンナノコ。健気で一生懸命な彼女がこの作品の中で
 もっとも好きなキャラクターでした。本当にかわいかったなぁ。

 それにしても、この作品。
 あてがきなのかしら?と思わず思ったくらい、
 私の思い描くマツジュンさんと役のイメージががっつり一致していました。
 真面目で頭でっかち、努力をたくさんしているけれど、不器用で
 プレッシャーに弱くて、でもあきらめずに努力して。その不器用な感じが
 とても好きでした。
 うん。全体的にとても好きなドラマでした。
 子役ちゃんも「女優」とか「子役」を感じさせない「ちびっこちゃん」
 という感じでとにかくかわいかったし。
 ただ、エピソードがなんとなく地味だったかなー、とは思います。
 大好きだったけど、やっぱり「カバチタレ」や「不機嫌なジーン」には
 負けちゃうかも。
 とはいえ、やはり私にとっては「大森作品に外れなし。」です。