のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

売り言葉に買い言葉

2009年06月30日 07時22分17秒 | 日常生活
隣の席のセンパイに
「スミマセン。今日、帰ってもいいですか?」
とお伺いをたてられました。

もちろんです。
ワタクシも仕事がまったく終わっていませんが、帰る予定ですから。

と応じたところ
「はははっ。」と笑われ、
「アンタはホントにおかしいなあ。」
と面白がりながら帰っていくセンパイ。


優しいセンパイは、冗談と思ってくださいましたが、
ホントワタクシは意外と正直者なのです。
学生時代も謙遜で「テスト悪かったー!」などと嘆いたことは一度もないのです。
ワタクシが悪いと言ったときは、本当に半端なく悪いときなのです。

というわけで、宣言どおり仕事を投げ捨てて帰ったワタクシは
さすがに後ろめたくなり、始発で会社に向かっています。




・・・なんで帰ったんだろ。昨日のワタシ。

カミサマのお墨付きです。

2009年06月29日 23時52分26秒 | 日常生活
お天気お姉さんは大好きですが
天気予報のチェックは苦手です。
天気予報を見ても、お姉さんを見るのに必死で
福岡地方のお天気確認はうっかり忘れてしまいがちです。

必然的に、出掛けに雨が降っていたら傘を持つ、という
自己防衛本能のかけらもないスタイルで30年を過ごすことに。
・・・というよりも、何本もの傘を紛失した結果
「必要に迫られない限り持って出ないのが
 傘を失くさない一番の秘訣」だという結論に落ち着いたのです。
言うなれば、自己防衛本能が働いた結果が
今のスタイル確定なのです。

というわけで、本日も降水確率100%の中
傘も持たずに出発してしまったワタクシ。
待ち合わせをしていた友人に大いに驚かれました。
しかしながら、夕食後、店を出ると
雨はやんでおり、穏やかな夜空が垣間見える天気に。

ふふふん。
ワタクシの日頃の行いも捨てたもんじゃないよね。
と友人に自慢をするワタクシ。
そんなワタクシの自慢を聞いていたかのように
またもやぽつぽつと降り始める雨。

「・・・のりぞうさん。
 雨が降ってきましたよ。」
と、冷静に状況を伝えてくれる友人。

・・・ちっ。
さすがワタクシの日頃の行い。
雨を免れなくても仕方がない。
素直にそう思えるほど、思い当たる節は山盛りあるのです。

諦めかけていると
またもや雨がやみました。

・・・と、思いきやまたもや雨が降り始め・・・
た、と思いきや、再び再びやむ雨。

・・・どっち?!どっちなの?!
ワタクシの日頃の行いはどう判定を下されるの?!
やむの?!やまないの?!さあ、どっち?!

どきどきしながら、小倉に戻ってきたところ
小倉はなんとも穏やかな天気でした。
早速、「雨だと思うよ。」と予測し、
その結論に行き着いたワタクシの日頃の行いを
詳細に説明してくれた友人に
「日頃の行い、ちゃんと認められたよ。」
と自慢メールを送りつけるワタクシ。

友人から戻ってきた返信メールには一言。
「このラッキーガールめ。」

仲良し友人ですが
「日頃の行い」は認めてもらえていません。

お上がり大歓迎

2009年06月29日 07時59分58秒 | 日常生活
妹がちょっぴり幸せ太り中のため、白ワンピがワタクシのもとに舞い込んできました。
幸せ太り前の妹とワタクシは、身長・体重共にまったく同じだったのです。
異なるのはバストとヒップのサイズのみ。
妹はムネが、ワタクシはシリが立派に成長したわけです。
・・・カミサマー!!

しかしながら、ワンピには部分部分のサイズなんて関係ないのです。
ふっふふーんだ♪と鼻歌口ずさみながら早速、着てみたところ、
あつらえたようにぴったりでした。しかもなんともかわいらしい!

思えば、妹とワタクシは洋服の好みもほぼ同じでした。



現在、楽して痩せられるダイエット方法を模索中の妹。
できることならば、ダイエット成功は夏の終わりぐらいでお願いします。

ラスト2日

2009年06月28日 23時34分12秒 | 日常生活
いよいよ今までの部署で過ごすのもあと2日です。
飲み会だらけの毎日だった6月もあと2日。

入社以来、9年もお世話になった部長も退職された6月。
今年の6月は、実に変化に富んだ6月でした。
立て続けにいろんなことが起こったせいか、ふと手に取ったフリーペーパーで
占い欄をついつい読み込んでしまったのも6月でした。

だって!
一言目が「変化を恐れてはいけません。」だったんだもの!
つい「ワタクシへのメッセージ!?」とドキドキしてしまいました。

それ以来、占い欄についつい目が止まるようになってしまった6月。
曲がりなりにも、一応はクリスチャンなのに。

しかし、複数の占いを見た結果、並べられた言葉に明らかな共通点を発見!

・仕事で転機アリ。
・変化を恐れるな。
・がむしゃらにガンバレ。



・・・占いってすごいなあ。

どちらも必要

2009年06月27日 10時06分10秒 | 日常生活
昨晩は、結婚のために関東へ行く友人を囲んでのお食事会でした。
彼女の結婚式では感動して感動して、ひたすら涙を流していましたが
昨日のお食事会では楽しくて楽しくて、ひたすら大口開けて笑い倒していました。
知り合って3年ぐらいしか経っていないけれど、彼女が関東に旅立ってしまうことを
ついつい寂しく思ってしまうぐらい仲良くなれたのは、間違いなく彼女のおかげ。
だからこそ、彼女の幸せそうな笑顔に、ワタクシも改めて幸せのおすそわけをいただけました。

おおいに笑って、おおいに食べた後は、
お泊まりさせていただくことになっていた友人と一緒にお風呂へ。
何の打ち合わせもしていませんでしたが
お風呂に行くだろうな、という予感はあったのです。
見て!この準備万端ぶり!
どう?ワタクシたちの以心伝心ぶり!

と、うきうきしながら洋服を脱ぎ、
「さあ、行きますか!」
と、隣の友人を振り向いた後、おもむろに再び洋服を着始めるワタクシ。



・・・タオルの存在をすっかり忘れていました。
友人の入浴姿を見るまで、タオルの存在すら忘れておりました。

・・・開放的すぎるにも程があるっつーに。


友人がいてくれてよかった。
彼女のおかげで入浴前にタオルの存在を思い出せました。


やはりトモダチって大切、としみじみ思った金曜の夜。

尊敬の対象

2009年06月26日 07時56分14秒 | 日常生活
今週一週間は、ほぼまるまる研修と研修を兼ねた打ち合わせでした。
ひたすら座学。
しかもちんぷんかんぷん・・・。
そんな長かった一週間も、ようやく終わりが見えてきました。


今、ワタクシが最も尊敬しているのは
2ヶ月間の研修を終えたばかりの新人たちです。
こんな日々が2ヶ月も続いてたなんて!
それをあんなにも楽しそうに過ごしていたなんて!

心から尊敬です。

どきどきと照れ笑いの相関性

2009年06月26日 00時47分55秒 | 日常生活
本日は総勢105名の飲み会。
昨年度新人の成果報告会の打ち上げです。
今年度新人と幹部社員を入れると、総勢105名。
どでかい部署です。

7月からの新しいお仕事の関係で
楽しみにしていた成果報告会には出席できませんでしたが
打ち上げには、ちゃっかり参加。
お誘いをいただいた際に、一応、
「成果報告会には出られないのに、飲み会にだけ行くなんて
 そんなことしてもいいんでしょうか?」
と遠慮はしたのです。遠慮はしたものの、でも結局は参加。
どちらかというと、大乗り気で参加。
だって、久しぶりに2年生さんたちとゆっくり会えるチャンスですから!
特に今年は、昨年まで別々の会社だった
熊本事業所組、大分事業所組の2年生さんたちとも会えるのです。
楽しみで楽しみで、スキップしそうな勢いでお店に向かいました。

連れて行かれたのは、これぞ「会社の宴会」という感じの大広間。
そこに広がる総勢105名の新人、旧人、幹部社員。
さすがに105名ともなると、壮観です。
幹事も幹部社員4名で、本日の飲み会の規模の大きさを物語っています。
席が決められているというので、
指示に従うと、本部長の前、統括部長の隣、
という偉い方だらけの席でした。

・・・えっと。
何度も言うようですけれど
ワタクシ、成果報告会には出席しなかったくせに
飲み会にだけ参加している身なんですけれど。
も少し、こっそりできるところがいいかな、なんて
願っていたんですけれど。
できれば、こんな中央ではなく、
末席のほうがいいかな、なんて思っているんですけれど。
と、そこはかとなく願ったものの、その願いはあっさり却下。

もっとも始まってしまえば、
どの席だろうが、まったく関係ありませんでした。
中央だろうが、末席だろうが、本部長の前だろうが
統括部長の前だろうが、そんなの関係なく楽しいぞー。
既に関東へ配属された新人や
今やすっかり関東に慣れてしまった2年目社員、
そして7年目、8年目を迎えたかつての新人、と
様々な方と再会できた実に楽しい飲み会でした。

飲み会終盤。
新人がこっそり寄ってきました。
「のりぞうさん、新人研修を離れるらしいですね。」

あら。もう既にそんな噂が流れているの?
ワタクシ、まだあまり新人には伝えていないのに。
言うタイミングがつかめていないのに。
というか、言おうかどうしようか迷っているのに。
(いえ、どうせすぐに分かるんですけどね。なんとなくね。)
そーなんです。7月からは新しい業務なの。

と、てんぱりながら答えていると
新人がにやりと笑いながら言いました。

「がんばってください。のりぞうさん。」



・・・なるほど。
ニュースソースはここですか。
そろそろ今年の新人の中にもここの存在を知った人が
ちらほらと出てきているようです。

別に隠してはいないし
どちらかというと、こうやって反応をもらえるのは
非常に嬉しいほうなのですが
それでも、急に現実世界で「のりぞうさん♪」
とこのブログをほのめかされると、ちょっぴりどきどきします。
思わず、「えへへ」と照れ笑いします。

・・・私の「どきどき」は非常に貴重なのです。
こんなところで無駄遣いしている場合ではないのです。

気合いじゃありません。TPOです。

2009年06月25日 07時40分42秒 | 日常生活
毎年6月は、なぜか飲み会の比率が高い月です。
今月も実によく飲みました。
飲み会の楽しさは何と言っても
昨年や一昨年やその前の前の前の世代の新人と話せること。
普段はなかなかゆっくり話せませんから。

昨日も久々に昨年の新人さんと膝を付き合わせて話せました。
今年、めでたく「先輩」になった人の悩みを聞いたり、
職場の飲み会での過ごし方や話題の振り方について語り合ったり
実に有意義に楽しく過ごしていると、話の流れから

「のりぞうさんて、飲み会がある日はすぐに分かりますよね!服装で。」

と指摘を受けました。



・・・やばい。
6月以外は引きこもっていることも
ひいては、知り合いや友人が少ないことも
ばれてしまうのは、時間の問題です。

5月の読書

2009年06月25日 00時40分52秒 | 読書歴
45.樹上のゆりかご/荻原規子
   ☆☆☆*
   男子校のバンカラの伝統が残る都立辰川高校に入学した
   上田ヒロミは、女子を疎外する居心地の悪さを学校生活の中で
   感じるようになっていた。そんな折、合唱コンクールで指揮をした
   カリスマ女生徒が出現し、次々と事件が起こる。
   「これは王国の鍵です」の続編。ですが、ヒロインを務めた
   上田ヒロミさんが登場する以外は、ほぼ前作とのつながりが
   ありません。ほんのかすかにヒロミさんが過去の「夢」の話を
   思い出すぐらい。独立した話として楽しめます。
   自分の高校時代を思い出して、胸がちょっぴりきゅっとしました。
   確かに学生時代、そして特に学園生活というものは、一種独特な
   空気をまとっている時期なのだと思うのです。

46.夜は短し、歩けよ乙女/森見登志彦
   ☆☆☆☆☆☆
   「黒髪の乙女」にひそかに思いを寄せる「先輩」は「偶然の
   出会い」を一生懸命、繰り返す。街中での「偶然の出会い」を
   繰り返す二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす
   珍事件の数々。キュートで奇抜な恋愛小説in京都。
   私の読書の好みを知っている友人と先輩から「絶対にお勧め!」
   「読みながら、のりぞうを思い出した。」と熱烈プッシュを
   受けていたところ、図書館で遭遇。勇んで借りました。
   ・・・もう、ちょう好み!!なんなの!この幸せな読後感!!
   甘すぎる結末だろうが、軽い文体だろうが、深みはなかろうが
   なんだっていいのです。この本を取り巻く空気がすき。
   かわいらしい登場人物たちが好き。軽いのにそこはかとなく
   知性を感じさせる文体が好き。
   さじ加減を間違えたら「あざとさ」を感じさせかねないキャラを
   しっかりきっちりかわいらしい天然さんに仕立て上げています。
   自分にはない要素だから、こういうかわいらしい女性には
   純粋にあこがれます。そして、どこまでもアナログで純粋で
   天然記念物的なかわいらしい片思いにも。文庫本の購入決定です。

47.ホテルジューシー/坂木司
   ☆☆☆
   大家族の長女に生まれた柿生浩美(ヒロちゃん)は、直情で
   有能な働きモノ。大学一年の夏、沖縄にあるホテルジューシーで
   アルバイトをした。昼夜二重人格の「オーナー代理」をはじめ
   としたあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに
   翻弄され、怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんだが・・・。
   日常の謎 in リゾート編。という感じ。
   あくまでも殺人などは起こりませんが、「日常」ではありません。
   沖縄のゆるーいのんびりとした空気が作品世界を覆っていて
   私たちの凝っている心を揉み解してくれます。ただし、
   ちょっぴりダークな終わり方の作品もあって、油断はできない感じ。
   最近の「ロハス」だとか「自分探し」だとかの騒ぎに
   若干、流されがちの輩にとっては、ちょっぴり耳がいたい話も。

48.広き迷路/三浦綾子
   ☆*
   旭川出身で銀座のデパートに勤める早川冬美には、高級官僚を
   父に持つ大企業のエリート社員・町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。
   だが札幌に出張している筈の加奈彦を都心で見かけて以来、
   冬美の心に不安の影がよぎる。加奈彦さんには何か秘密がある。
   平凡な幸福を願う冬美を恐るべき罠が襲う。
   4月からほとんど教会に行くことができていません。
   その反動なのか、三浦作品を手に取ることが多かった月でした。
   他の三浦作品とは一線を画する異色作。ストーリー展開は
   かなりベタであまりお勧めはできません。初めて三浦作品を
   読む方は、ぜひ他の作品から入ってほしいです。

49.嵐吹くときも(上)(下)/三浦綾子
   天売・焼尻島を眼前に望む苫幌村で商店を営む順平、ふじ乃の
   一人娘として生まれた志津代。幼なじみの文治に思いを寄せる
   志津代の幸せな生活も、天性の美貌を持つふじ乃が行商人と
   一夜の過ちを冒し、息子の新太郎を身篭ったことから狂い始める。
   自らの祖父母をモデルに、明治・大正を生きた家族の肖像を描く
   波瀾万丈の人間ドラマ。
   ある家族の一代記。明治・大正時代の北海道の暮らしの
   大変さが心に残りました。この時代の人たちの苦労があって
   今の私たちの快適な生活があるんだな、とごくごく当たり前の
   感想を強く強く胸に抱きました。

51.煙か土か食い物/舞城王太郎
   ☆☆☆☆
   腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。
   連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろがなったというのだ。
   ヘイヘイヘイ!復讐は俺に任せろマザファッカー!
   故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。
   というわけで、舞城さんのデビュー作です。
   舞城さんはデビュー作から舞城さんでした。この存在感、半端ない。
   でも、このスピード感が心地よい。そして、やはり作品に
   あふれているこの世界への愛情。「家族愛」なんて言葉
   舞城さんは恥ずかしくて口にできない人なんだろうな。
   ちょっぴり壊れ方がクドカンさんに似ている気がしないでもない。
   方向性がかなり違うけれど。

52.小公子/バーネット
   ☆☆☆☆☆
   その昔、日曜19時30分からは「ハウス名作劇場」でした。
   私は海外の児童小説の名作にこの時間帯を通して出会いました。
   小公子もその一冊。アニメ「セディ」の原作です。
   (未だに主題歌だって歌えちゃうもんね!)
   素直でまっすぐな主人公が意固地なおじい様を素直な心で
   どんどん溶かして行き、やがてみんなみんなが幸せになっていくお話。
   あらすじだけ聞いていると「けっ」と思うかもしれませんが
   いついかなるときもまっすぐで人の善意を信じきっている
   セディがかわいらしくてたまりません。
   善意とか悪意って、結局はその人に跳ね返ってくるものなんだよね。
   と、反省気分を味わいました。

53.壺中の天国/倉知淳
   ☆☆☆
   寡作のミステリ作家、倉知さんの作品。猫丸先輩のシリーズも
   大好きですが、この作品も大好きです。久々に読み返しましたが
   初めて読んだときに「随分年上のおばちゃん」と思っていた
   ヒロインが自分より年下だと分かって、衝撃でした。
   あぁ、切ない・・・。