のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

印象がオトコ

2008年08月28日 07時31分13秒 | 日常生活
インターンシップ生との懇親会で、学生さんから
「のりぞうさんのこと、ずっとオトコだと思ってました。」
と衝撃の告白を受けました。

えーーーーっ!?オトコ!?
だって制服着て過ごしてるのに!
制服はスカートなのに!
なんで?!どーして!?

「いや、なんか印象が。」と、はにかむ学生。
印象ですか。。。
そう言われると、返す言葉がありませんわ。
確かに印象はオトコかも。
女らしさとは無縁かも。

と、すごすごと納得していると学生さんが
「だから、初めて会ったときに驚きました。
 なんとなく男性っぽい名前ですよね。」
と言葉を続けました。

・・・ああ!
オトコだと思っていたのは、メールのやりとりのときね!
ワタクシの名前から受ける印象がオトコだったのね!
と安心し、その場にいた人たちと笑い合いました。

が。
ちょっと待て。
ということは、すなわち、ワタクシのメールがオトコらしいってことじゃないか!
確かに性別不明の事務連絡的なメールも送ったけど
学生さんたちの緊張をほぐそうと、
話し言葉満載のフレンドリーなメールも送ったぞ。


・・・そーいえば、同期からもメール文に女らしさが感じられないって指摘されてたっけ。

似てないこともない

2008年08月27日 07時16分19秒 | 日常生活
V6が出ているテレビ番組を家族で見ていると
「坂本さん(リーダー)が似ている動物は?」
とメンバーに問う場面がありました。

その瞬間、母親が勢いよく
「バンビ!」
と答えました。


・・・え!?バンビ?
バンビって、小鹿のバンビ!?
母上には坂本さんが小鹿に見えてるの?

と、ちと混乱したワタクシ。
ちなみにメンバーの回答で一番多かった動物、
そして坂本さん本人が挙げた動物は「ラマ」でした。
バンビとラマ。
うん。確かに似てないこともない。
・・・ような気もするような、しないような。

ふぐの飼い方

2008年08月24日 00時39分28秒 | 日常生活
幼稚園時代の友人と共に、妹の新居へ遊びに行きました。
最近、誰かと遊ぶ時は、専ら「妹の新居見学ツアー」です。

義弟の趣味はフグを飼うこと。
自宅に水槽が3つあり、フグが4匹泳いでいます。
最初は「えー?フグー?」と思っていたものの
見慣れると、愛嬌がある顔立ちがものすごくかわいらしいフグたち。
最近では、妹の家に遊びに行くたびに
まずはフグの部屋に上がりこんでいます。

本日もフグの水槽の前で
フグを観察しながら、わーわー言っていたため
義弟くんが得意そうに「フグの飼い方」という本を持ってきて
どのフグがなんという種類なのか説明してくれました。
フグはフグでもいろいろいて、その表情も様々。
見れば見るほど、奥深い魚です。

義弟が去った後、義弟君が出してきた「フグの飼い方」を
もう少し詳しく見ようと、手にとって一ページ目を開くと





フグの刺身の写真が掲載されていました。


・・・・これは絶対に何かが間違っていると思う。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2008年08月24日 00時32分18秒 | 読書歴
62.ハリー・ポッターと炎のゴブレット/J・K・ローリング
■ストーリ
 世界の三大魔法学校が魔力を競い合う伝説のイベント三大魔法学校
 対抗試合の開催が決定した。炎のゴブレットが各校の代表選手を
 選び出す中、立候補すらしていないハリー・ポッターがなぜか代表の
 一人に選ばれてしまう。かくしてハリーは、火を吐くドラゴンとの対決
 深い湖へのダイビング、そして呼吸する不気味な迷路からの脱出などの
 試練に挑むことに。不穏な空気の中、ついに例のあの人が蘇り、
 運命の対決が迫りくる。

■感想 ☆☆☆☆
 久しぶりのハリー・ポッター。
 ずっと読むのを中断していましたが、シリーズが完結したので
 追いかけることにしました。久しぶりに読んだハリーの活躍が
 ものすごく面白かっったため、そして、最終巻まで読んだ周囲の
 友人たちの評価にあまり悪いものがないので、今からとても楽しみです。

 とにもかくにも、最後までハラハラしっ放しだった第4巻。
 なんの気なしに読み始めたら、びっくりするほど面白くて
 本が手放せなくなり、通勤にも持ち歩くことになりました。
 通勤には向いていない分厚さの本。そして、満員バスの中での
 立ち読みにはこれっぽっちも向いていない重さの本ですが
 それでも続きが知りたくて知りたくて、夢中で読みふけった
 1週間でした。

 ずっと注目をあびる存在でい続けるハリーと、その隣にい続け
 なければいけない「友人のひとり」のロン。いつもハリーの
 見方でい続けたロンが初めてハリーのそばを離れることになる
 くだりには、ものすごく共感できました。
 「ファンタジー」というよりも、思春期の子供たちを
 丁寧に描いている「児童小説」。読み応えたっぷりです。

 そして目が離せない「冒険小説」であり、ハリーの永遠の
 ライバル、ヴォルデモートの手先がいったい、誰なのか
 先の展開がまったく読めない「推理小説」。ラスト30ページぐらい
 怒涛の展開で、真剣に手に汗をかきながら読み進めました。

 次は5巻。今週中には受け取れそうなので、楽しみです。

うちの三姉妹(3)(4)/松本ぷりっつ

2008年08月24日 00時16分57秒 | 読書歴
60.うちの三姉妹(3)(4)/松本ぷりっつ

■感想 ☆☆☆☆
 ブログから飛び出た人気本です。
 幼馴染から「私がお金を出してもいいから、読んでみて!」
 とお勧めされて以来、大好きな本。
 ただ、文庫本しか買わないワタクシには
 そして、その文庫本でさえ、古本屋で買う比率のほうが
 高いワタクシには少々、お値段が高めの本なのです。
 ちょう高級品。

 なので、3、4巻は幼馴染に借りました☆
 幼馴染よ、ありがとー!!

 相変わらず、ゆるゆるの子育て漫画。
 お母さんが子供たちを暖かい視線で見守りつつも
 客観的な視点で純粋に面白がっているところに
 なんだか勇気をもらえます。
 子供なんて、これくらいゆるーい視線で
 見守ってたほうがいいんだろうなー。

 ファンタジーの住人、長女ふうちゃん
 マイペースな次女、すーちゃん
 そして、三女ならではの甘え上手、ちーちゃん
 それぞれがそれぞれの個性をよりパワーアップさせながら
 大きくなっている様子が見守れて、ワタクシまで
 この子達の親戚のおばちゃんになれたよう。

 ちびっこって、おもしろいなー、と改めて思いました。
 でもって、こんなふうに「おもしろい」と思える
 余裕を持っている母親、ぷりっつさんを
 心から尊敬しながら読みました。素敵です。

悔し涙

2008年08月23日 00時42分55秒 | 日常生活
最近、上司が変わっててんやわんやの毎日を送っています。
本日はその上司も交えての会議。
朝、起きたときから頭痛がひどく
今日は会社を休もう!・・・休んでもいいよね?
休んだほうがいい気がする。
休んでしまえ!てか、休みたいの!!
と、真剣にうだうだと逡巡を重ねておりました。

気分はまさに夏休み明けの小学生。
学校に行きたくないよう!!と駄々をこねているちびっこです。
ほら、ワタクシ、目指すはトトロに会えるオトナですから。
童心を失わないオトナですから。

とは言うものの、さすがに本日は休めません。
だって会議だし。
迷いに迷った結果、
体中の勇気ややる気や元気をかき集めて出社しました。
えらいよ、私。オトナになったよ、私。
と自分を褒めつつも、頭痛はひどくなるばかり。
体のだるさは増すばかり。
熱はどんどん高くなっているような気がするような、しないような。

しかし、日ごろの行いが日ごろの行いなだけに
自分でもこれが本物の風邪なのか、
「会議いやいや病」なのか区別がつきません。
むしろ「会議いやいや病」のほうが確率が高い気がします。

諦めて会議に出席し・・・
こてんぱんにやられました。

きー!!むかつくー!!
ワタクシの「仕事のできなさ」とか「心遣いの足りなさ」とかが
原因で、それを指摘されているのは心底、分かるけれども。
ものには言い方とか指摘の仕方とか注意の仕方とかあるだろうに!

久々に会議で悔し涙を流しそうになり、
あわてて会議室の外に出るワタクシ。
くっ、ここで泣いてたまるものか!

会議室を勢いよく出たところ、隣の課の課長を発見。
「もう絶対に耐えられません!!
 危うく人を呪い殺すところでした!!」
と課長に当り散らし、ついでに隣の席にいた秘書さんに
「むかつくー!もう嫌だ!腹立つー!!」
と勢いにまかせて訴え、そのまたついでにたまたま隣にいた先輩に
「なんであんな言い方しかできないんでしょう?むかつくー!!」
と叫び散らし、みんなに慰められたり共感されたり
「まだまだやね。」とたしなめられたりして
なんとか平静心を取り戻しました。

・・・嘘です。
平静心なんかちっとも取り戻せなかったっつーの!
危うく、黒魔術を手に入れる旅に出るところだったっつーの!
トイレで思わず「バルス!」(滅びの呪文 By ラピュタ)
と叫んだっつーの!

本当に。久々にエネルギーの無駄遣いをしました。
ワタクシのエネルギー、こんなところで発散するほど
有り余ってなんかないというのに。
勿体無いことをしてしまったな、とちょっと後悔。
いえ、ものすごーく後悔。
くだらないことのために、オンナの武器を使ってしまったぜ。
確実に使い道をまちがえてるし、逆効果だし。

というわけで。
週末は黙想をしたり、仏像を眺めたり、お経を聞いたり
賛美歌を歌ったり、水風呂に入ったりして
精神修行に励みます。

なんせ、本日、会議は終わらなかったのです。
よって、月曜日にはもう一度、会議です。
負けるもんか!(自分に、運命に)。
強くなるんだ!たくましくなるんだ!
負けるな!ジョー!!!

帰る道すがら、自分に掛け声をかけてました。
もうこうなったら、頼れるのは得意の妄想と自己暗示のみ。
がんばれ!自分!

もっとも。
その前に本日エキサイトしたせいか、
更に上昇しつつある体温をどうにかせねば。
水風呂になんか入っている場合ではないっつーの。

そして、来週は元気に出社して、
本日、八つ当たりをしてしまった先輩方に謝るのです。
まだまだ未熟だな、自分。

求めてたものと違います

2008年08月22日 23時35分15秒 | 日常生活
木曜日、ある部署の2年生さんたちを囲んで飲みました。
創立記念日に会社から表彰された2年生さんたちで、
飲み会の費用は会社から出た賞金です。やっほい♪
表彰にはあまり関係ないはずのワタクシにまで
お声をかけてくださった優しい2年生さんたちで
遠慮と無関係に生きるワタクシは、喜びいさんで参加してきました。

2年生さんたちが表彰されたことを祝うめでたい席です。
酒の美味さも格別です。
めでたいことを肴に飲むと、酒がウマーイ!
ただだと思うと更にウマーーーーイ!!

彼らの部署の部長や統括部長、取締役も上機嫌で参加されていました。
みんな笑顔で酔っ払います。
ご機嫌模様の部長さま。ワタクシにもリップサービスです。

「のりぞうくん。結婚、まだなんよね?
 なんでやろねぇ。不思議よー。本当に。
 俺は、のりぞうくんのファンなんやけどねぇ。
 いい人よねぇ?のりぞうくん。」

周囲の二年生たちに同意を求める部長さま。

部長!周囲の二年生、明らかに困ってますから!!
曖昧な笑顔でごまかしてますから!!
ひとり、分かりやすく無理した感じで
「え、ええ。のりぞうさん、イイヒトですよね・・・。」
と棒読み口調で部長の言葉に同意してますから!
・・・君は、もっと演技力を養うべきだよ。

それでも、ご機嫌の部長はめげずに会話を続けます。
「ねぇ、のりぞうくんはなんでだと思う?
 なんで結婚できないのかな?」

・・・その質問、ワタクシにするんですか?!
ワタクシ、その回答を捜し求めてる最中ですから!
分からないから、色々と迷ったり惑ったり悩んだり
繰り返してるんですから!

とも思いましたが。
ミソジを迎えたワタクシは惑いの季節を乗り越えて
いまやいろんなことに、どんとこーい!!で対応できるのです。
にっこり笑って回答しました。

「性格、悪いからだと思います。
 自信を持って、性格悪いって言えますから。」

その回答に戸惑い気味の部長のそばで
周囲の2年生たちがそれぞれすっきりした顔で頷いていました。
笑顔で頷き合ってました。
「あぁ。分かる気が。」
「確かに。否定できない・・・。」
「なんとなく分かる気がしますよ。」
「なんか「正解」を告げられた気がします。」


・・・ちょっと!!違うでしょ!
こういうときの君たちの役割は、驚きの表情で
「そんなことありませんよっ!!」
と勢い込んで言うことでしょ!

2年生たちはとても素直な良い子達ばかりです。
まったくもう、かわいいったらありゃしない。

隣で部長が
「そうかー。性格が悪いのかー。」
と少し心配そうに繰り返してました。

・・・・えっと。社内で吹聴しないでくださいね?
なんせ、まだ嫁入り前なんで。

自意識過剰気味

2008年08月19日 23時53分59秒 | 日常生活
退社途中、エレベーターホールにて、
昨年の新人さんふたりに遭遇いたしました。
ひとりは東京配属の新人君。
珍しい顔なので、足を止めて、話し掛けると
「いやー、ちょうどのりぞうさんに会いに行きたいなぁ、
 と話してたんですよ。」
と言われました。

・・・エレベーターで帰る気満々やん!

と突っ込みましたが、そうは言っても
こんな言葉をくれるのは素直に嬉しいのです。
しかも久しぶりに見かける顔。嬉しさ倍増です。

しかし、久しぶりに見かけるはずの二年目君。
久しぶりに会うのに、自信満々で

「そういえば、のりぞうさん、引っ越したんですよね。」

と、ワタクシの近況をぴたりと言い当てます。
な、何?!誰に聞いたと?!
二年目君の部署にワタクシの同期はいたっけ?
・・・いるにはいるけど、
確実に彼はワタクシの引越しのことなんて知らないはず。話してないはず。

少し動揺しながら、ぐるぐる考えます。

そういえば、さっき、彼から問い合わせの電話がかかってきた際には
「誕生日なんですよね。おめでとうございます。
 ついに大台に乗ったんですよね!」
なんてことも言われたんでした。
あのときは、さらりと聞き流したけれど、
二年目君の部署で、ワタクシの引越しどころか、
誕生日までも知っている人なんていたっけ?
ていうか、そもそも、部署の先輩と新人くんで
ワタクシの誕生日についての会話なんてするっけ?

「そういえばさー、今日、のりぞうの誕生日なんだよねー。」
「え?!そうなんすか!めでたいっすねー。
 何歳になるんでしょうね。のりぞうさん。」
「確か、今年、大台に乗るはず。
 そういえば、やつ、記念に引っ越したらしいぜー。」


・・・・状況的に無理ありすぎ。
どんだけ、ワタクシに興味津々なんだっつーの。
こんな会話、日常会話でありえんっつーの。

と、咄嗟に繰り広げた自分の妄想に呆れていると
二年目君がにやにやしながら

「いやいや。誰に聞いたかなんて、秘密ですよ。
 のりぞうさん。言えませんとも、のりぞうさん。」

と「のりぞう」を強調しながら意味深に答えてくれました。




・・・情報入手先は、ブログかいっ!

ということは、情報提供者はワタクシ自身、ってことでして。
思わぬところで露呈した己の自意識過剰ぶりに自分でびっくりしました。
咄嗟に「あの人かも!」とか想像してしまった
同期や先輩方、本当にスミマセン。
危うく、「私の誕生日を話題にした人」と勘違いして
過ごすところでした。危うい、危うい。

それにしても。
意外に多いな、社内読者。
こりゃ、うかつなことは書けんぞ、とちらりと思いましたが、
今更、気にしてもねー。忘れることにします。(きっぱり。)

「今日、絶対、俺のこと、書かれるんだろうなぁ。」
と心配していた二年目君。悔しいけど、予想は大当たりです。

崖の上のポニョ

2008年08月17日 21時24分05秒 | 映画鑑賞
21.崖の上のポニョ/2008年日本
■監督:宮崎駿
■音楽:久石譲
■ストーリ
 海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子
 ポニョと5歳の少年・宗介の物語。

■感想 ☆☆☆☆☆
 見た人たちの反応があまりによろしくないのと、妹の感想が
 「わけわからん」というものだったので、見たもんかどうしたもんか
 迷っていたのですが、お誘いを受けたので見に行きました。

 見てよかった!!
 面白かった!!
 かわいかった!!

 難しいことなんか何も考えずに見ることができたら
 とっても面白く、見終わった後にほっこり幸せ気分になれる
 映画ではないかと思います。
 登場人物に悪い人がまったくいなくて、みんながポニョと
 宗助の幸せを願っている映画。唯一、ポニョと宗助だけが
 「親の心、子知らず」な感じで、目の前のことでいっぱいいっぱい。
 周囲に気配りができずに、本能のままに突っ走るのですが。
 そりゃそーだ。5歳児だもんね。
 5歳児が周囲に気配りできてたまるかっつーの。
 ちびっこはいつだって本能のままに動くっつーの。
 でもって、本能のままに動くからこそ、
 ちびっこはかわいいのではないのかと思うのです。
 ちびっこが周囲の人のことばかり考えて「お利口さん」に
 過ごしている姿は痛々しいものがあるもの。
 そういう意味でポニョは見ていて、思わず笑顔になる
 かわいらしいこまっしゃくれたちびっこちゃんでした。
 宗助は若干「お利口さん」。お兄ちゃんとして、ポニョを
 精一杯守ろうとします。その姿もかわいらしい。

 宗助の母親、リサがかっこいい。子供のことも勿論、大事。
 でも、自分の仕事に対して全く手を抜かない。
 責任感から、嵐の中、自分の子供、宗助を信じて、
 宗助に家を任せて、仕事場に戻ります。あんな嵐の中、
 仕事場に戻るのは母親としてどうだろう、と思わないでもない。
 けれども、リサの仕事場が老人ホームで、車椅子の老人が
 たくさんいることを考えると、戻らずにいられない気持ちは
 かっこいいな、と思うのです。嵐の中、ちびっこちゃんたちは
 車で連れて行くよりも家の中にいたほうが確実に安全だと思うし。
 何より、自分の子供だけでなく、ポニョのことも暖かく
 受け入れてあげるその温かくて大きな心がかっこいいな、と
 思いました。

 満員の映画館で鑑賞しましたが、映画館の7割ぐらいは
 ちびっことお母さんやおばあちゃんといった親子連れでした。
 映画館の中はちびっこたちの声でとっても賑やか。
 「あ!ポニョが出た!!」
 「ポニョ、危ないっ!!」
 「お父さんがポニョ捕まえようとしてる!」
 とっても素直に映画を見て、笑ったり声をあげたりする
 ちびっこちゃんたちと一緒に見ることができたおかげで、
 この作品を三倍ぐらい楽しく見れた気がします。
 隣の席のちびっこちゃんなんて、ポニョが画面に出るたびに
 身を乗り出していたもの。
 そして、今。案の定と言うべきか、主題歌が頭から離れません。

 そういえば。
 「映画を作った人」の名前が五十音順に流れるエンディングは
 この映画の暖かさを端的に表していて素敵だったな。
 うん。私はこの映画、大好きです。

天空の蜂/東野圭吾

2008年08月16日 23時38分15秒 | 読書歴
59.天空の蜂/東野圭吾
■ストーリ
 「爆発物を積載した超大型ヘリを高速増殖炉に墜落させる。
  それを防ぎたければ日本中の原発を即刻使用不能にせよ」
 「天空の蜂」と名乗る犯人が仕組んだ恐るべき犯行。超大型ヘリは
 すでに原子炉上空千数百メートルでホバリングを始めていた。
 だが犯人にも誤算があった。コンピュータによって遠隔操作される
 ヘリ内部には、子供が閉じこめられていたのだ。
 原発が、子供が、日本が危ない!!

■感想 ☆☆
 さすが東野さん!と言いたくなる理系っぷり。
 根っからの文系だった私には、かなり辛い描写が続いたが、
 それでも読み進めることができたのは、この作品が原子力発電の
 理論だけではなく、その現状、メリットとデメリットまで
 あますことなく、きちんと描いてくれていたからだと思う。

 安易に原子力発電に反対している内容ではない。けれども、その
 危険、抱える問題、これから起こりうる問題をしっかりと
 描き出している。 その上で、原子力発電が今の日本、そして
 これからの日本ににどれだけ必要か、も省くことなく描かれている。
 すごくフェアな本だと思った。

 私自身がこの作品に描かれている無責任な国民だったため
 この作品で描かれていたことは、何一つ知らなかった。この
 作品内の情報をほとんど知らなかった。この作品をきっかけに、
 原子力発電について、発電所周辺の地域について、調べてみたい。
 そう思えたことがこの作品を読破できた際の一番の収穫だと思う。