のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

夢じゃなかった。

2010年11月30日 00時14分37秒 | 日常生活
いろんなハプニングを乗り越えてドリカムさんのライブに参戦。

・・・ってハプニングでも何でもないですなー。
本当に、単純に私が迂闊だっただけなのですが。
そして、その迂闊っぷりが久々にどどーんとでかかっただけなのですが。
あまりに衝撃的だったので、速攻で妹に訴えてみたのですが
(やらかしたときって、誰かに話して落ち着きたくなるんです。
 過去の経験上、おのれがやらかしてしまったときの対処方法
 心の落ち着かせ方は把握しているのです。)
その頼みの綱の妹から
「久々に笑えない失敗しちゃったね。」
という重いメールが届きました。
うーわー。ホント、ずっしり。
たいていのことは軽ーく受け止めてくれる妹ですらこの反応。
やっぱりねー。
そうだよねー。
と落ち込みつつ、やってきた新幹線に乗ってしばらくしてから
ライブの開演時間にすら間に合わないことが判明しました。

まちがってたどりついてしまった徳山から
出発地、小倉までどのくらいかかるのか、到着時刻がいつなのかを
一生懸命、調べていたわけですが
そもそもアタシは福岡に行くんだった!
ライブは福岡であるんだってばー!
と大急ぎで調べなおし。
開演時間にまったくもって間に合わないことに気付きました。
大急ぎで友人へ連絡。

「わかった!なんとかしてみる!!」
と頼もしく対処方法を考えてくれた友人よ。ありがとー!!
10分後。
「スタッフさんにチケットを預けているからー。
 私の名前と自分の名前を伝えれば大丈夫だからー。」
というメールが届いた瞬間、本当に全身の緊張が解けました。
あの瞬間、彼女の弾けるような笑顔が
後光つきで脳内にまざまざとよみがえりました。

そんなこんなでライブに参加するというのに
今までにないぐらい、これ以上ないくらいテンションが下がった状態で
会場入りする羽目に。もう完全なる自業自得ですが。

でも!
会場に到着した瞬間、入口で待ち受けてくださっているスタッフさんの姿が!
スタッフさんのほうもワタクシに気付いてくださったらしく、
こちらまで駆け寄って来てくれました。

「のりぞうさんですよね?」
はいー!アタシ、のりぞうですー!!
もはやちょっとしたVIP待遇。
スタッフさんに囲まれ、そのまま会場へ。
そのお気遣いにものすごーくものすごーくほっとしました。
心があったかーくなりました。

アンコールのとき、みわちゃんも
「今回ね。ラストの曲で水いっぱいいっぱい使うでしょ?
 めっちゃびしょびしょになっちゃうのよ。
 でもね、アンコールで出てきたときにね、水が残ってたことなんて
 一回もないの!いっつも水一滴も残ってないの!
 これね、自慢です!」
とスタッフの方々への感謝の念を伝えてました。そのMCを
うんうん。
私もさっきスタッフさんにものすごーく優しい対応してもらったよー!
素敵なスタッフさんだったよー!と頷きながら聞きました。
もうね、あの会場の誰より私が一番、みわちゃんの言葉に共感してたと思う。

そんなこんなで、ものすごーく落ち込んだけれど
だからこそ、みわちゃんの歌声とみわちゃん、正さんの笑顔に
でもってスタッフの方々の対応にじんわーりと元気をもらえたライブでした。

終演後。
友人にはひたすらに謝り、そしてひたすらに感謝の念を伝えながら
スタッフさんがとっても優しかったことを伝えると
「そうやろ?イケメンに声をかけるって決めとったけど
 イケメンの中でもいっちゃん感じがよい人を一生懸命探したんやけん!!
 感じよかったやろー?あの人?」
と自慢されました。

うん!よかった!!
もんのすごーく急いでたし、もんのすごーく焦ってて
心の余裕がなかったはずなのに
スタッフさんのイケメンぶりと感じのよさが心に焼きついてるよー。
彼女の人選にも心から感謝です。

夢であってほしい

2010年11月28日 14時56分36秒 | 日常生活
かねてから約束していたドリカムライブのため、
教会後の食事は辞退して大急ぎで小倉駅に向かいました。
途中、思いがけなく大学時代の恩師にも遭遇し、テンション上がりつつ、新幹線に飛び乗って。

さあ、着いた!ライブだぜ!
みわちゃーん!とウキウキで駅に降り立ったところ、
そこには見知らぬ街が待ち受けていました。


・・・え?ここどこ?
あれ?なんか違う?
見たことないよね?この風景・・・。

おそるおそる辺りを見渡し。
ここが徳山だということを知りました。


どこー!?
徳山って何県よー!?

山口県だそうです。
山口県と広島県の境目だそうです。
次に博多へ戻る新幹線は15時発だそうです。

・・・ど。どーしよー。
待ち合わせが15時なんですけど。
と動揺しましたが、勿論、為す術はまったくなく。
今はおとなしく新幹線を待ち侘びています。

救いは、ライブの開演時間16時にはぎりぎり間に合いそうなこと
(お願い!間に合って!!と本日一番の切実さで祈りました。)。
そして、待ち合わせた友人が大爆笑してくれたこと。
笑ってくれる友人でよかったよー。

もう二度と。
反対方向の列車に乗るなんて!
ありえんし!コントかよ!
とは思いません。
そんなこともあるよねー。
世の中にはありえないことなんてないんだよねー。
と優しく相槌を打ちます。

おそらく4,5年ぶり。のはず。

2010年11月28日 09時37分49秒 | 日常生活
金曜日は「金曜日」というだけで「呑んでもいいや。」と思います。
そのうえ、試験から解放されたとあれば!
なおかつ「飲み放題」でいくら飲んでも値段は変わらないとあれば!
いつもより3割り増しでお酒がおいしく感じられるというもの。
そのうえ、飲み放題のお酒は(焼酎の次に)大好きなワイン!

うまいー!と(本当に)久々にかぱかぱとお酒を飲み
どんどんテーブルの端に並べられる空のワイングラスを引き取りに来る
律儀でプロのホテルマンの方がもはや私たちのテーブル専属のような状態に。
飲んではワイングラスを並べる私たちと
並んだワイングラスを見てはこちらのテーブルに向かってくる
ホテルマンの方々と、何やら競争のような体を示し始めました。
それぐらい美味しいお酒でした。
ホテルの、しかもグランドハイアットの飲み放題とあって
飲み放題なのに酒がうまいー!食事もデザートもうまいー!
ひたすらに幸せを満喫した金曜日。

途中、ハイアットに勤務している大学時代の友人、みえこちゃんにも会え
みえこちゃんの幸せいっぱいの報告も聞くことができて
飲み放題のワインの美味しさは更に上昇。
いつもより6割り増しで美味しかった気がします。
おなかいっぱいなのに気持ちが良くて気分が良くて
なぜかお酒が止まらなくなりました。
とにかくもう久々に飲み過ぎました。

おかげで、土曜日は久々に二日酔いさんと遭遇。
そうそう。お酒って飲みすぎるとこんな感じだったよねー。
と、がんがんする頭の感覚を思い出しながら
そろりそろりと美術館に向かいました。
大好きなシャガール独特の色調と幻想的な空間を
二日酔いの頭で心行くまで鑑賞。

・・・シャガールでよかった。
他の方だったら、確実に途中で挫折してただろうなー。
それぐらい由緒正しい見事な二日酔いを久々に味わいました。
とりあえず、しばらくお酒は飲まない!
忘年会シーズンだってお酒なんか飲み過ぎないもんね!
と決意したその6時間後。
地元の友人とほんのちょっぴりお酒を酌み交わし
やっぱり楽しい飲み会にお酒は必要だよねー、と思い直し。
ほんのちょっぴりだったらお酒って本当に美味しいよねー、
とお酒をおかわりし。
翌日のことを考えなくてもよければ
お酒ってどんだけ飲んでも美味しいんだけどねー、
と数時間前の二日酔いのことを忘れかけ。
あー。お酒って楽しいー!
という結論に落ち着きました。

まぁ、私の決意なんてこんなもんです。
さあ、忘年会シーズンの12月。
金曜日以外はお酒の飲みすぎに気をつけて過ごそうっと。

呑むぞ

2010年11月26日 19時08分08秒 | 日常生活
無事に試験が終了しました。

昨日、模擬試験の問題を見て絶望し、
模擬試験すら最後まで解けず、
あまりの分からなさに込み上げてきた怒りを友人にぶつけ、
ふて腐れていましたが。

気を取り直して今朝三時半に目覚まし時計をかけた甲斐がありました。
・・・朝三時半になったらしい目覚ましにはまったく気づきませんでしたが。

それでも4時には起きたし!
珍しく頑張りました。


さあ。今から飲み放題!
心置きなく飲むぞー!!

曲がり角を越えた身の心配。

2010年11月24日 23時05分37秒 | 日常生活
祈祷会のため、仕事帰りに教会へ。
毎週毎週は行けないけれど、行くといつも自分がいかに頭を使わずに
聖書を読んでいるかに気付かされて、非常に刺激的です。
でもって、「わからん!」と投げ出さずに一生懸命頭を絞ると
短い文章の一節から、ひとつの単語から、
意外にも「気付くこと」が出てくるもんだなぁ、と
諦めないことの大切さを思わされました。

ま、なんにせよ、こんなふうに聖書を読むのは、みんなで読むからこそ。
ひとりではこんなふうに熟読できません。
こんなふうに楽しく聖書を読み進めることもできません。
うん。ありがたい機会だ。

そんなこんなで祈祷会を楽しみ、世間話を楽しみ、お茶を楽しみ、
そろそろ家に帰りますか、という頃。
「参加するよー。」とかるーく返事をしていた次回の青年会について
詳細なスケジュールを教えていただきました。
というか。
詳細なスケジュールはしっかりと貼り出されていました。
例によって例のごとく、つねにうっかりな私は
貼り出されていたスケジュールに気付くことなく
スケジュールを確認しよう、などと思いつくこともなく
考えなしに軽いノリで「うん。行くー。」と出席の返事をしていました。

次回の青年会が宿泊研修だということは知っていましたが
まさか初日の集合時間が19時で就寝時間が午前2時だなんて!
まさか午前1時までプログラムがあるなんて!
思わずプログラムを3度見しました。
・・・午前2時就寝、と。
ホントだ。(自分の目で見るまで嘘だと思ってました。)

えっと。
夜更かしはお肌の大敵なんだけどな。(30過ぎると特に。)
そもそも、お酒なしで午前2時まで起きられるのか
そこからとっても不安なんだけどな。(切実に。)
お酒なしで午前2時まで起きていることなんて
滅多にないんだけどな。
大晦日とか旅行前日とか、
わくわくしすぎて眠れないときぐらいなんだけどな。
お酒ないとあっという間に睡魔に襲われちゃうんだけどな。
午前2時まで起きてられるかな。
と、今から不安いっぱいです。

それにしても、本当にびっくりするぐらい
予定の確認とか事前調査とかしないんだな、
と己の迂闊さを今更ながらに反省し、
でもきっと私はこうやって迂闊なまま
なんとなく流されたり、なんとなく勢いで参加したりしながら
いろんなものと出会うんだろうなー、
今更きっちりかっちり行動できるようにはならんだろうなー
と迂闊な自分を受け入れました。
ま、諦めた、とも言うし、
「楽な方向に逃げた」とも言うわけですが。

でも、まあ、次回の青年会は以前から気になっていたし、
できれば参加したいと思っていたプログラムではあるので
夜更かしできるかどうかはともかくとして
起きられる限り参加しようと思います。

なんにせよ。
このプログラムに気付かせてくれた教会員の方に感謝。
この方の指摘がなければ、迂闊なまま
プログラム確認しないままに当日を迎えて
大きなダメージを被るところでした。
勢いで行動する割に、心の準備が必要なタイプなのです。

それにしても。
このスケジュールを確認した際の
教会員の方々の遠慮なし、オブラートなしの
正直トークが面白くて面白くて。
ひたすら大笑いをしました。
「クリスチャン」とか「教会に行っている」とか聞いただけで
「えらいね」とか「すごいね」とか言ってくれる知り合いたちに
ぜひとも聞かせてあげたい赤裸々トークでした。
でもって。
ひたすら大笑いした後に、私はこういった方々に「毒舌」だの
「攻撃力がある」だの「ワニみたい」だの言われているのかー
と愕然としたのでした。

今週末からいよいよクリスマスに向けてのアドベントです。
いつもより心穏やかに、心清らかに、
でもって口調も穏やかに過ごそうっと。

くまもとに行ったんだっけツアー

2010年11月23日 23時56分34秒 | 日常生活
本日は熊本日帰り旅行。
友人の自宅近くのバス停で落ち合い、植木温泉へ向かいました。
早い時間帯だったせいなのか、
はたまた日ごろの行いがよいせいなのか、温泉は完全貸切状態。
ゆったりのんびりと静かな温泉タイムを堪能でき、
お肌の曲がり角を完全に曲がりきってしまっている三十路肌へ
温泉成分をしっかりとたたきこみました。

もっとも。
温泉成分をたたきこんだというよりは、
久しぶりに会った友人と話に夢中になった結果、
ついつい長湯になってしまったというほうが正しいような。
のぼせつつ、お肌つるつるになりつつ、笑いつつ、
ノンストップで話し込みつつ、昼間のお風呂を堪能しました。

温泉の後は友人宅でのーんびり。
珈琲と熊本名物のいきなりだんごをほおばりながら
これまたノンストップで話し込み、ふと気が付くと、
時計が夕食時の時間帯をさしていました。
一日があっというまに終わってしまって、その早さにびっくり!

友人の用意してくれたサプライズに心底驚き
友人と友人の旦那様の仲良し具合をものすごーく羨ましがり
友人とテンションの高まるままに読書ライフ話を楽しみ
ものすごーく充実した気持ちで一日を終えました。
はー。おなかいっぱい。胸いっぱい。

私の周りには総じて話好きの友人が多いけれど
読書の話でここまで盛り上がれるのは、彼女が一番で。
本の話がノンストップでできる幸せをかみ締めた1日となりました。

そんなこんなであっという間に終わった熊本日帰り旅行。
・・・えーっと。
熊本に行ったんだよね?という疑問がちらりと頭をよぎりはしますが。
でも、まぁ。
今回の熊本訪問の最大の目的は
「友人と本の話を思う存分する!」だったので
目的は果たせたなー、と大満足なのです。

来年はもっともっと頻繁に熊本へ通いたいなー。
熊本だけじゃなく、
いろんな場所にいる友人ともっともっと会いたいなー。
せっかく人間関係に恵まれているのだから
付き合いが長く続いている友人をもっと大切にしなくちゃなー。
そんなことをしみじみ思いながら、家路に着いたのでした。

社会科見学

2010年11月23日 01時53分30秒 | 日常生活
本日は高校同窓会の委員会。
決めるべきことを決めた後は、中華で乾杯!し
お酒を飲みながらみんなで楽しく語らいました。

毎度毎度のことながら、先輩方との話が面白くて面白くて。
楽しく話して、思う存分笑って、世代間ギャップを実感しました。
勿論、いい意味で。
先輩方と話すたびに、世代の違いをひしひしと感じます。
なんでみんなこんなに元気なんだろ。
同世代より10倍も20倍も元気で勢いがあって。
みんな豪快だなー、個性的だなー、と感嘆しつつ
楽しいお酒をかぱかぱ飲みました。

おかげで、最近の私は、クレジットカードの仕組みとか
中小企業の社交場の様子とか、競輪競馬のお金が回る仕組みとか
ロータリーとかライオンズクラブの意義とか
地元中小企業が地場経済へ貢献している度合いの甚大さとか
新たな知識を着々と仕入れられています。

・・・手に入れている知識が
若干、ジョシカテゴリから外れてますけどね。
でも知らないことを知るのは楽しいし、面白い。
面白すぎて飲みすぎました。

明日は熊本。早起きできるかなー。

Smiling/槙原敬之

2010年11月21日 22時28分35秒 | 音楽鑑賞
通勤時間に聴いている音楽をランダムにしたところ
飛び込んできたまっきーの歌声に季節は秋だなぁ、と実感しました。
私の中でまっきーの歌声は秋。もしくは冬なのです。
歌声を聴いて連想するのは、曇り硝子やストーブ、
落ち葉や黄色く色づいた銀杏並木に湯気がたっているホットミルク。

あまりにも今の季節にぴったりなので、
久々にまっきーの歌声にどっぷりと浸っています。
まっきーさんの歌声と共に思春期を過ごしただけあって
想い出が色々あり、心の中のやわらかいところを見事に刺激されています。
でも、と言うべきか、だから、と言うべきか。
とにかくまっきー大好きです。
わかりやすいメロディラインとか温かい声のぬくもりとか
イメージを具体的に喚起させられる歌詞とか、どれもこれもが大好き。

聴きながら私は歌にしても、映画やドラマの登場人物にしても
女性に関しては「かっこよさ」「いさぎよさ」を持つ人に憧れて
その反面、男性になると、やや未練がましいというか
報われない想いを大切に持ち続けている人、見返りを求めない人に
惹かれるのね、とおのれの好みの源泉に思い至りました。
なんだか都合がいいなぁ、と思わないでもないけれど。
「見返りを求めず、好きな人を思い続ける気持ち」を
男性に求めているわけではなく、見返りやメリットを求めない
気持ちそのものに憧れているのだろうと思うのです。
ただ、女性がそういった立場だと同姓だけに過剰に反応してしまうというか。
自分の幸せを求めてほしい、と切に願ってしまうというか。
客観的な視点をもてなくなってしまうために、
「いいなぁ」とは思えなくなってしまうんだろうな、と
そんなことをつらつらと考えながら聴いています。

そういったことに想いを馳せてしまうほど、失恋ソングが多いです。
別れたばかりの辛い気持ち、でもまだ好きなんだよ、という気持ちを
歌った曲が多めです。やっぱり秋にぴったり。

ずっとずっと変わらず大好きなのは「ずる休み」。

人は変わらず誰かに 愛されていると言えるよ
だって 僕は今でも君を とてもとても好きだから

しみるなぁ。

結果的に平均的

2010年11月21日 17時12分20秒 | 日常生活
久しぶりに宿泊出張の機会が与えられました。
宿泊出張なんて、一体いつぶりだっけ?
今の部署に異動してから初めてじゃないっけ?
ということは1年半ぶり?2年ぶり?
と、前回の出張がいつだったのか思い出せないぐらい久しぶりで
その「久々」感覚にわくわく。

現在、福岡-新潟間は1日往復1便とあって
日帰り出張ができなかったわけですが、部署メンバと
「そうだよねー。
 ビジネスでも旅行でもなかなか新潟に行く機会なんてないものねー。」
と話しているうちに
「あれ?そもそも新潟の名産品って何があったっけ?
 お米と日本酒以外、何が美味しいんだっけ?」
という話になり、出張当日の昼休みは部署メンバ全員で
黙々と「新潟美味しいもの探し」。
完全に出張を観光ととり違えています。

そんなこんなで元気に新潟へ出発!
・・・したワタクシが手にしている荷物を見て、部長が目を見張りました。

「え?のりぞうくん、荷物それだけ?!
 何、持って来たと?
 いや、違うな。何を持ってきとらんと?
 今まで一緒に出張することになった女性社員の中で
 一番、荷物が少ないよ?!」

・・・え?
荷物が少ない、ですって?
と、驚き返すワタクシ。

なにせ、前日に出張準備をしながら
「オンナも30を越えると、さすがに色々と荷物が増えちゃうなー。
 以前は基礎化粧品なんてもっと少なかったのに。
 今は、なんやかんやと基本ラインが増えてるんだなー。」
としみじみ思っていたのです。
普段のかばんじゃ納まらん!とサブバッグまで取り出してきたのです。
それなのに、まさか荷物が少ないと驚かれるなんて。
何、持って来たと?ですって?
何を持ってきとらんと?ですって?

「持って来てないものはちょっとよく分かりませんが。
 基本、着替えのパンツとお財布さえあれば
 なんとかなるかなーとは思ったんですけど。
 でも、化粧品とか色々と持って来ましたよ?
 他の方々は、何を持ってきてらっしゃったんでしょうねぇ?
 まさかスーツまで着替えてました?」
と、答えてから。
部長の曖昧な相槌と微妙な愛想笑いを確認し、
着替えのパンツについては報告する必要ありませんでしたなー。
なぜに、私は考えなしに言葉が出てくるんかなー。
とおのれの迂闊さについて思いを馳せたのでした。

そんなこんなで。
久々の宿泊出張を思う存分楽しみました。
新潟名物を知ることができたし。
美味しい新米をたらふく食べましたし。

もっとも。
帰り道にワタクシの荷物を見た部長からは、
その増えっぷりに再び驚かれましたが。
なにせ人生最初で最後の新潟かも、と思ってしまったのです。
そうなると「新潟名物」をスルーできないわけで。
でも、「お土産」としては妥当な量だと思うし、
一緒に「新潟美味しいもの探し」をした部署の方々への
お土産も含まれているんですよー!
という言い訳はそっと胸にしまいこみました。

なにはともあれ。
宿泊出張は終わりましたが、現在も新潟堪能中です。

サンタクロースが歌ってくれた/2010年クリスマス公演

2010年11月17日 00時18分00秒 | 舞台(キャラメルボックス)
■キャラメルボックス2010年クリスマス公演
■サンタクロースが歌ってくれた
■出演
 西川浩幸、上川隆也、近江谷太朗
 大森美紀子、坂口理恵、岡田さつき、前田綾、温井摩耶
 三浦剛、筒井俊作、實川貴美子、渡邊安理

■ストーリ
 クリスマスイブの東京。彼氏のいないゆきみ(温井摩耶)は、池袋の
 映画館で友人のすずこ(前田綾)と待ち合わせしていたが、すずこが
 約束の時間に来なかったため、一人で中へ入った。映画のタイトルは
 『ハイカラ探偵物語』。大正5年の東京で芥川龍之介(西川浩幸)と
 平井太郎(後の江戸川乱歩 上川隆也)が怪盗黒蜥蜴と戦う話だった。
 ところが、 芥川が黒蜥蜴を追い詰めた場面で、黒蜥蜴が映画の外に
 逃げ出した!芥川と太郎、そして警視庁の菊池警部まで映画の外に
 飛び出して、ゆきみと現代の東京を駆け回る。一方、遅刻したすずこは
 「映画の中から逃げ出した」というメイド服の女に出会って・・・。

■感想 ☆☆☆☆☆☆
 私が初めてキャラメルボックスを知ったのは、大学2年。
 NHKさんで放送されていたこの舞台を見たのがきっかけでした。
 けれど、この作品を知ったのは、そこから更に遡ること4年。
 高校時代、試験勉強中に聴いていたラジオドラマ「青春アドベンチャー」
 でこの作品を知り、「面白いなぁ」と心に残っていたため、
 深夜に放送されていたNHKさんの舞台にも気付き、ビデオ録画して
 ドラマの中の上川さんとまったく違う踊り、突っ込む上川さんに
 衝撃を受け、脚本の面白さを再確認し、何よりもキャラメルさんの
 舞台の熱さ、まっすぐさ、力強さに元気をもらい、大好きになりました。
 つまるところ、舞台を録画しようと思ったきっかけも、キャラメルボックス
 という劇団を認識したきっかけもすべてが「サンタクロースが歌ってくれた」。
 私にとっては、とてもとても特別な作品です。

 そんな特別大切な作品を生で鑑賞できる機会がもらえるなんて。
 しかも主要人物3名のうち、2名も退団しているというのに
 私が見たときのまま、オリジナルキャストで鑑賞できるなんて。
 喜びいっぱい、胸いっぱいの2時間でした。
 オリジナルキャストだけでなく、今回の上演メンバーは、私にとって
 夢のような組み合わせで、本当に苦手な人がまったく出ていないどころか
 キャラメルさんを知って、色々な作品を見てきた中で、
 「この人の演技、好きだなー。」と思っていた人ばかり。
 しかもヒロインは私の最も好きな女優さん、岡田さつきさんで
 もうひたすらひたすら感動しっぱなしの2時間でした。
 あまりに胸がいっぱいになりすぎて、前半は作品に、というよりは
 この状況に感動して涙が浮かぶ始末。とはいえ、あっという間に
 作品世界に引き込まれ、後半はこの作品の持つ力に、この作品の中の
 言葉のきらめきに感動しっぱなし、涙腺を刺激されっぱなし。
 今、思い返してもまた胸が熱くなる。それぐらい素敵な時間を
 キャラメルさんにいただきました。

 基本はハートフルコメディ。テーマは友情。
 キャラメルボックスの基本精神「人が人を思う気持ち」がふんだんに
 盛り込まれています。けれど、いつものキャラメルさんと少し違うのは
 「人が人を思う気持ち」だけではなく、「人が人をうらやんでしまう気持ち」
 「大好きな人をねたんでしまう気持ち」「大好きだと思っているのに、
  大好きだからこそ、大好きな人と自分を比べて、なんで自分は
  こんななんだろう、とコンプレックスを抱いてしまう気持ち」といった
 人の根底に潜んでいるどろどろとした気持ちにも目を向けているところ。
 大好きで大好きでたまらない大切な友人だという気持ちと
 その友人と自分を比べて現在の自分の状況に焦燥感を抱いてしまう気持ち。
 俺だって、俺だって!というどうしようもない気持ち。
 そういった気持ちをもてあましている平井太郎を上川さんが真摯に、
 そして鬼気迫る表情で演じていました。

 でも、今回の舞台を見て、この舞台は男性たちの描く「男の友情」が
 大きく取り上げられているけれど、彼らを見守る女性たちの姿、
 そして彼らに関わる女性たちの友情も「男の友情」以上に深く
 描かれていた作品だったんだな、と今更ながらに気付きました。
 主要人物は男性3人組だけれど、ポイントポイントで重要な役割を
 果たしていたのは、女性陣。今回は彼女たちの熱演に涙腺を刺激
 されっぱなしだった気がします。

 それにしても見事にこの作品をコメディに仕上げてくれていた
 近江谷さん。テレビドラマでは悪役とかシリアスな役柄で見かけることが
 多いというのに、この作品では最初から最後まで盛り上げ役に徹して
 います。ひたすら走って走って暴走して。あんなに真面目に一生懸命に
 作品の最初から最後まで走っているというのに、そのどれもがひたすら
 おかしいってすごい。彼を見ているだけで幸せな気持ちになりました。

 でもって、押しも押されぬキャラメルさんの中心。西川さん。
 「全然25歳に見えない」といじられていましたが、そんなことない!
 初演時からまったく変わらず若々しい。かわいらしい。キャラメル
 ボックスの持っている温かい雰囲気と彼の醸し出すぬくもりと
 二アリーイコールです。まさにキャラメルさん。

 そして、キャラメルの突っ込み隊長、上川さん。久しぶりのキャラメル
 ボックスの舞台を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきました。
 シリアスな役柄だけれど、コメディ部分も担っていて、と
 緩急多い役柄なのに、その役を全力で演じている様子が印象的でした。
 西川さんと近江谷さんのボケも的確に正確に拾っていて、その様子が
 なんだかとても楽しそうで、幸せそうで、私まで幸せ気分に。
 上川さんの超高速突っ込みを久しぶりに思う存分、堪能。

 女優陣もみんなみんなかわいくてかわいくて。
 どっしりとした存在感で少女探偵団をかきまわしにかきまわしていた
 坂口さん。女心を切なく演じていた岡田さん。正反対の役柄だった
 けれど、どちらも見所たっぷりで、その存在感と演技力に感嘆。
 温井まーやさんはいつも割ときつめの悪役が多い気がするのですが
 今回は天然さんの役で「こんな役もぴったりじゃん!!」と目から
 鱗でした。まーやさんはかわいい子を演じたら、本当に本当に
 かわいいなぁ、とひたすらにそのかわいらしさを堪能。
 いつもは役柄に合わせてメイクもきつめだったのねー、と彼女の
 美人ぶりに改めて気付かされました。

 その他の役者陣もみんなキュートで楽しくて面白くて。
 久しぶりにこの作品を見て、この作品の持つハッピー感は
 「誰かひとりが目立つ作品じゃないから」なんだろうな、
 としみじみ思いました。芥川龍之介と平井太郎が作品の核になっては
 いるけれど、彼ら二人だけが目立つ作品ではない。
 みんなが活躍し、みんなが輝いていて、みんなが幸せになる作品です。
 クリスマス公演らしく、ラストは見事な大円団。
 「クリスマスは奇跡が起きる日なんだから。」
 この科白が全編を通して実現されている作品で、
 舞台終了時、周りの人みんなが涙目で、そしてみんなが心からの笑顔でした。