のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

帰ってきた時効警察

2007年06月27日 23時22分33秒 | テレビ鑑賞
■帰ってきた時効警察
■のりぞう的2007年春クール2位
■木曜深夜放送
■出演:オダギリジョー、麻生久美子、小出早織
    
■感想
 「時効警察」第二弾。第一弾もはまってみてました。
 絶対、続編があるはず!と思っていたら、
 予想以上に早い続編。わーい!

 好評な中の続編とあって、スタッフも役者陣も
 思いっきり楽しんで作っているのが伝わってくる
 素敵なドラマでした。

 マンネリなど感じさせないゆるさがすごいです。
 深夜とは言え、ここまでゆるくていいの?
 こんなにぐだぐだでもいいの?
 え?そんなに適当でいいの?
 と、見ているこちらがハラハラを通り越して
 面白がってしまう。そんなドラマでした。

 あー。この頑張ってない感じとか
 自己満足一歩手前、みたいな感じ大好きー!
 第三弾もお待ちしています。

プロポーズ大作戦

2007年06月27日 23時16分10秒 | テレビ鑑賞
■プロポーズ大作戦
■のりぞう的2007年春クール3位
■月曜夜21時放送
■出演:山下智久、長澤まさみ、藤木直人、平岡祐太
    濱田岳、榮倉奈々、三上博史    
■ストーリ
 岩瀬健は意地っ張りで恋に不器用な男。彼の幼馴染、吉田礼は
 明るく負けん気が強いため、会えば憎まれ口を言い合って
 けんかになることもしばしば。しかし、お互いにお互いを理解し
 意識し合っている。それなのに二人とも恋愛には奥手で、
 どうしても幼なじみという関係から抜け出せない。
 他の男と結婚することになった礼をあきらめきれずに後悔する健。
 「やりなおしたい。あの頃に戻れたら・・・。」
 すると妖精が現れ、健は過去にタイムスリップできることに。
 彼は過去に行き、礼との人生を変えて、新郎の席に座ることが
 できるのか?

■感想
 高校時代のふたりの関係まではめさめさ楽しんで見てました。
 見ているこちらまで胸ときめくような青春アイテム満載で
 自分自身の高校時代にも思いを馳せつつ、戻りたいと
 思う気持ちが分かるようになったなぁとしみじみ。

 まーね。どうせ戻ったって、このドラマの主人公、健と
 同じように過去と同じ過ちを繰り返しちゃうんですけどね。
 人間、そうそう変われません。
 でも、「あの頃」に戻った健だからこそ、「時間を大切に
 しよう」とする感覚は大きくて、一瞬一瞬を大切にしている姿
 に切なくなってしまいました。
 今、仲間と笑っているこの時間、
 十年後、二十年後には「楽しかったこと」しか覚えてないような
 時間を感慨深そうに過ごしている健は、タイムスリップした
 主人公という設定にリアリティを持たせていて、とても好きでした。

 びっくりするぐらいすれ違いばかりのふたりで
 後半はそのすれ違い加減が辛くて辛くてたまらなかったのですが
 でも、だからこそ、最終回の礼の独白シーンが生きてたなぁ
 とも思いました。

 好きな人とのすれ違いやそれによってかき乱される自分の心が
 イヤで、相手への思いを封印してしまおうとするヒロインには
 共感しました。いつも心穏やかでいたいと思うのは当然のこと。
 でも、感情ばかりは、自分の力ではどうにもコントロール
 できないんだろうな。
 こっちのほうが幸せ、と分かっていても、感情がついていかずに
 悩み、不器用な健の優しさを「今ならわかってあげられるのに」
 と後悔する長澤さんはとてもラブリーでした。

 いつもなら、結婚式当日のドタキャンはダメー!と、そこに
 拒否反応を示してしまうのですが、このドラマでは藤木さん
 演じる先生がとても出来た人で、これぐらいのハプニングには
 動じなさそうなこと、先生自身が礼と健の感情にちゃんと
 気付いてあげられていたこともあって、私の中では
 「ハッピーエンド」です。

 それにしても、「モンゴル800」って、もう思い出ソング
 なのね。それにびっくり。
 個人的には卒業式の回は何度見てもいいぐらい傑作だと思ってます。 

たまには運動だってするんです。

2007年06月27日 22時39分32秒 | 日常生活
のりぞうは寝起きが悪いほうではありません。
二度寝もあまりしないタイプ。
夏は特にすっきり起きれるほうです。

しかし、ここ一、二週間ほど睡眠時間が少ない日が続いたため
昨日、今日と目覚ましの設定時間を遅らせてみました。
それなのに、習慣とは恐ろしいもので、
本日も午前五時にぱっちりと目が開きました。
・・・・でも、眠い。
うー。目覚まし遅らせた意味がなーい!
もっかい寝ちゃえー!

と、頭を枕に戻したところ、
戻した場所に枕がありませんでした。
・・・枕どころかベッドもありませんでした。

「あぁ。落ちるぅぅぅぅ。」と自覚しつつも
体勢を持ち直すことができない、寝起きの朦朧とした頭。
見事、頭のてっぺんが床と激突し、
その頭のてっぺんを支点として、体全体が一回転。
フローリングの床に全身が投げ出されました。

・・・・い、いたい。
なんかもう、どこが痛いのかもわかんないぐらい
どこもかしこも痛い。。。
うー。。。いーたーいー。





あまりに痛く、どうにもこうにも辛くてたまらないため
現実逃避をしようと、朦朧とした頭で考え
とりあえず布団に再度、潜り込んでみました。

睡眠で現実逃避を図るのりぞう。

30分後、鳴り響く目覚まし時計に起こされました。
現実逃避には成功したものの、
逃避した現実はなくなったわけではなく。
起きた瞬間に痛みと改めて向き合うのりぞう。

本日の教訓
 ・現実逃避は何の解決にもならない。
 ・運動をする前には必ず準備運動を。

水の迷宮/石持浅海

2007年06月26日 23時44分40秒 | 読書歴
■ストーリ
 夢を実現に導くために。
 事件の謎を解く鍵は、三年前に亡くなった職員、片山が見た夢だった。

 三年前、不慮の死を遂げた片山の命日に事件は起きた。
 首都圏の人気スポット・羽田国際環境水族館に届いた一通のメール。
 そして、展示生物を狙った攻撃が始まった。姿なき犯人の意図は何か?
 自衛策を講じる職員たちの努力を嘲笑うかのように、殺人事件が起きる。
 すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。

■感想 ☆☆*
 ごく普通にオモシロイ作品。何の不満もない。
 それなのに釈然としない気持ちがあるのは、帯の文句
 「すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。」
 という言葉によって、大きくなりすぎた作品への期待ゆえ、だろう。

 帯文句に大袈裟に書くことによって、本を手に取る人は増えるかも
 しれない。しかし、帯文句によってあおられた気持ちゆえに
 作品を純粋に楽しめない人も存在してしまう気がする。

 ラストで明かされた片山が描いた夢は、実現が難しそうだが
 本当に実現したら大きな話題になること間違いなし。
 本の醍醐味のひとつでもある「想像」の中でさえ、彼の夢は
 美しく光り輝いていて、その夢の壮大さには、確かに感動した。

 自分の一生をかけられる仕事にめぐり合った人々、誇りを持って
 仕事と向き合っている人々、そんな清々しい人たちが
 たくさん出てきて、文句を言いつつもラストで胸が熱くなった。

 ただ、結末に納得が行く人、行かない人、2通りにきっぱりと
 別れるだろうとは思う。私はハッピーエンドが大好きなので
 この結末には納得できた。

あ、基本ネクラですから。

2007年06月26日 22時25分54秒 | 日常生活
■本日ののりぞうコース■

・めためたに叱責を受ける。
  幸い、電話だったので、誰にも気付かれませんでした。
  セーフ♪

・へこむ。
  みんなに気付かれないように地味にへこんでみました。  

・むかついてみる。
  人間が出来てないので、自分の失敗を棚に上げて
  むかついてみました。

・言い訳を思いつくだけ考えてみる。
  くっそう!と思いながら、色々と言い訳を考えてみました。
  しかし、自分も納得できるよい言い訳は思いつかず。
  より一層、むかつきました。

・性根の悪い自分を反省してみる。
  まーね。結局はのりぞうの失敗です。
  そーなんです。むかつく資格なし。
  それなのにむかつくなんて、なんたること!
  「どんなことにも感謝しなさい」という聖書の言葉を
  思い出してみました。ほんの一瞬、エンジェルのりぞう出現です。

・あっというまにエンジェルのりぞう去っていく。
  蜃気楼のような「エンジェルのりぞう」ですので、あっという間に
  飛び去っていきます。しかし、むかついてても仕方がないので、
  午後いっぱい、忘れることに全力投球。
  ・・・だから、仕事しなってば。

・「ばかー!」と相手にどなってみる。
  帰る道すがら、夜空に相手を思い浮かべながら
  「ばかー!」と何度も叫ぶのりぞう。
  「かー」に相手への思いを込めて力を入れるのがポイント。

・「ばーか。ばーか。」と自分を蔑んでみる。
   スネオ口調で。

・「がんばれ。がんばれ。」と自分を励ましてみる。
   何度も繰り返して、マインドコントロールです。
   ほら。基本ひとりなんで、自分で励ますしかないのです。

・「しょーがないっ!」と開き直ってみる。
   落ち込んでもしょうがない。
   やっちまったもんはしょうがない。
   これがのりぞうだもの。しょうがない。
   えーい!しょうがないんじゃー!!と、つぶやいてみました。

・自宅に到着。
   ・・・ええ。つまり「ばかー!」以降、
   全て自宅に帰る道すがらの出来事です。
   きゃー、ネクラ具合が自分でもはずかしー。
   でも、マインドコントロールするには言葉を口に出して
   耳から聞くのが一番なのです。
   つまり、ひとり言が一番効果的なのです。
   ・・・いや、帰りながらやる必要は全然ないんだけどね。

のりぞう、ひとりっ子時代の記憶がちゃんとあるせいか
鍵っ子時代にひとり言で会話する能力が身についてしまったせいか
このネクラな自分励まし方法で、意外と浮上できちゃいます。

ネクラだけど記憶力ない方。
自己暗示にかかりやすい方。お試しあれ。


・・・ちなみに本日、「がんばれ。がんばれ。」と夕闇の中で
つぶやいている際に会社の方とすれ違いました。
あえて気付かないふりをしてくれる心優しいお方でした。



ネクラ路線を隠している方にはお勧めできません。

そういうことね。

2007年06月26日 02時00分20秒 | 日常生活
ひょー。眠気と戦いながら書いたためか、めためたでした。
ほんの少し、手直し。

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同期と食事に行きました。
ホークスデーの特典として、ソフトジュース無料だと言われ
興奮気味に、普段は飲まない「ラムネ」をお願いしました。
普段は飲まないけど、
自分で買ってまで飲みたいとも思わないけど
「無料」なら、たまには一口ぐらい飲んでみたいぞー。

・・・・しかし、「ラムネ」はサービス対象外とのこと。
なにゆえ?!
ウーロンもラムネも同じ「300円」なのに!!
と憤慨しながらも、全部飲めるかわからない「ラムネ」より
堅実に「ウーロン」を選択。
一部始終を傍で見ていた同期が気を使ってくれました。

「ラムネ、頼まんでいいと?飲みたかったんやないと?」

うんにゃ。そこまで飲みたかったわけやないと。
ほんの一口程度、口にしたかったと。

と答えると、唖然とした顔の同期から突っ込まれました。

「・・・・・「うんにゃ」?!
 その言葉、久々に聞いたよ。
 「女性」として、控えたほうがいいよ。」

・・・・へ?そんなに驚くところ?
みんな普通に使ってるんじゃないの?
のりぞう、無意識なんだけど。

「無意識にこの言葉が出てくるあたりが、どうかと思うよ。
 女性が方言を使っている姿はかわいらしい、って
 よく聞くけど、そんなことないけんね。
 限度がちゃんとあるけんね。」

・・・・え?そうなの?
無制限に方言使っちゃだめ?
確かに冷静に考えてみると、「うんにゃ」は
女らしさのかけらもないような気がしないでもない。ような。
色気とかけ離れたところにある。ような気がする。かも。

でも!控えろって言われても、もう無理っす。
体にしみついてるっす。
そんなのりぞうに駄目押しに言われた言葉。

「日本昔話の登場人物みたい。」

・・・そういえば「今どきっぽくない。」
と、よく言われます。





そういうことか!!

聖書から見る希望~聖書からしか見えない希望~

2007年06月24日 19時28分42秒 | 日常生活
現在、のりぞうが通っている教会では4週連続で
「わが子に伝える言葉」をテーマにキリスト教教育を行っている
西南学院高校の校長先生や教頭先生、福岡女学院大学の前学長の
お話を伺っています。

本日は西南学院中学・高校の校長先生による説教でした。
説教のテーマは
「聖書から見る希望~聖書からしか見ることのない希望~」。
説教の内容が共感できることばかり、なるほど、と納得できる
ものばかりだったため、備忘録としてメモを残しておこうと思います。

・学校は今、大きな曲がり角にきている。
 クレーマーの親は確実に増えている。彼らに共通しているのは
 「自分の子」中心の考え方。「自分の子」以外は「関係ない」。

・この「関係ない」という言葉こそが現代の象徴。
 →マザー・テレサの言葉
  「愛の反意語は無関心です。」

・私たちクリスチャンは24時間ずっと神様のことを考えている
 わけではない。神様のことさえも忘れてしまうのが人間である。
 しかし、それでも、家庭の中に宗教があるか、ないかは
 育児のあり方に影響を与える。

・昔の日本にはいたるところに水の神様、山の神様、お天道様
 竜神様が存在した。小さい頃、川でおしっこをすると
 「川の神様がいるんだから、そんなところでしちゃいかん!」
 と近所の人から怒られていた。
 しかし、今、日本人は神について全く語らなくなった。
 現代の家庭で、神棚や仏壇がある家庭はほぼゼロに近い。
 親が何か目に見えないものに頼ったり、拝んだりする姿を
 見ることもない。手を合わせ、頭を垂れる習慣の絶滅。

・そして、教育現場では「方法論」のみが語られる。
 【方法論の例】
 →親は子供と過ごす時間を多く持つべき。
 →本をたくさん読ませるべき。
 →道徳の時間をもっと強化するべき。

・しかし、論じるべき、子供に伝えるべきは「方法」ではなく、
 その根底にあるべき「考え方」「倫理」である。
 そして、それはキリスト教に限らず、世界中の宗教、
 日本であれば八百万の神という考え方が持っているもの。

・日本中に「友達親子」が増えている。
 「親の価値観を押し付けるべきではない。」
 「子供の個性を伸ばしてあげなければいけない。」
 「子供にも自由を権利として認めるべき。」
 という言葉のもと、親が親の義務を放棄している。
 自由に育てられた子は自由な考え方を持つようになるが
 それが「良い考え方」だとは限らない。

・親は子に伝える、ということは「価値観を与える」こと。
 価値観を押し付けてしまう、と恐れることはない。
 それは親の義務。子供はその中から様々な取捨選択を行う。

・人間は前にしか目がないため、前しか見えない。
 だから後ろから刺させてくださっている神様が見えない。
 見えないけれども、確かに存在している。
 それならば、人間はしっかりと前を見て歩き、
 後ろは神様に任せればいい。神様に身をゆだねて
 前を見て前進していけばいい。

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個人的にはキリスト教に固執せずに「宗教」とひとくくりに
まとめたうえで、「宗教」に心の拠り所をもつべきだという主張に
大変共感を覚えました。
「希望を語れない大人が増えているのではないか」という
問題意識から始まった特別礼拝ですが、予想以上に
密度の濃い時間をすごしています。あと2回、楽しみです。

セクシーボイスアンドロボ

2007年06月24日 19時05分22秒 | テレビ鑑賞
■セクシーボイスアンドロボ
■のりぞう的2007年春クール1位
■火曜夜22時放送
■出演:松山ケンイチ、大後寿々花、村川 絵梨、塚本 晋也
    片桐 はいり、岡田 義徳、浅丘 ルリ子

■ストーリ
 七色の声を操る14歳の少女・ニコ。コードネームはセクシーボイス。
 その相棒・ロボ。ロボット大好きオタク青年。
 でも、それ以上に女好き。但し、連戦連敗。
 そんなふたりが謎の婦人から依頼を受けて
 次々と事件を解決していく冒険活劇。

■感想
 脚本家、木皿泉さんが大好きで、発表されたときから
 これは絶対に見よう!と心に決めていたわけですが
 狙いに狂いなし!本当にすてきなドラマでした。
 ストーリーは第8話、9話以外すべて一話完結もの。
 毎回、毎回、テーマがきちんとあって、
 「これを伝えたい!」という製作陣の想いが伝わってくるものでした。

 心に残る名言がいくつもいくつもあって
 コメディなのに、しみじみと泣かされました。
 「忘れたからと言って、なかったことにはならない。」
 「世界中で起きてることは、全部あなたと関係がある。
  世界中に「関係ない」なんてこと、ひとつもない。」
 「神社でお願いをしても、神様がその願い事をかなえてくれる
  わけではない。願い事をかなえるために頑張るのは自分。
  ただ、ひとりで頑張るのは心細いから神様に宣言して
  見守っててください、とお願いするのだ。」
 「私たちは時間の中を生きている。日々変わっていく。
  ずっと幸せなんて、この世にはない。人はみんな時々幸せ。」
 「私はずっと自分の味方でいようと思う。
  だって、私を救えるのは宇宙で私だけだから。」

 どれも正確な科白ではありません。あしからず。
 でも、こんな感じの科白がいくつもいくつもあって、
 それらの科白が直接、心に響いてきました。
 今の自分について、色々と考えさせてくれました。
 多感な時期の少年たちにぜひ見てほしい作品。
 
 ところで本日読んだ聖書の箇所にこんな言葉がありました。

 「何を守るよりも自分の心を守れ。
  そこに命の源がある。」        箴言4:23

 これって、最終回でニコとロボがそれぞれ誓った
 「私はいつでも、どんなことがあっても自分の味方で
  いようと思う。」という言葉に通じるものがあると思うのです。
 聖書を読みながら、セクシーボイスアンドロボの最終回を
 思い出して、「なるほど!!」と何度も頷きました。

星のシャンデリア/中村 えがお

2007年06月24日 02時54分08秒 | 読書歴
友人が自費出版した本を購入いたしました。
友人が大好きな色、緑を基調とした一冊です。
鮮やかな若草色の表紙に緑の内側、そして深緑の栞。
これらのパーツを見ただけで、彼女にとって
この本は宝物なんだということが伝わってきます。

内容は恋愛をテーマとした短編集。
ドリカムやユーミンを思い出させるストーリーのある詩。
一組の男女の日常生活と彼らの心情を鮮やかに描き、
その鮮やかさゆえに主人公たちに親近感を持たせてくれる。
まとめて読むことによって、新たに感じたこと。
それは彼女が恋愛に対して望むもの。抱いている感情。

おそらく、彼女にとって「恋愛」とは、世間一般で
考えられているものより「純粋」で「尊い」ものなんだと思う。
彼女は「両思い」を恋愛の「ハッピーエンド」と捉えていない。
彼女にとって、もっとも幸せなのは
両思いになる直前の「お互いに好きなんだけど、
思い合ってるんだけど、その事実をはっきりとは確かめることが
できていない」片想いだけれど、片想いではない時期。
後は言葉か行動でお互いの感情をはっきりと確かめればいいだけ。
でも、その一歩が怖い。そんな時期なんじゃないかと思う。

「両思い」になってしまうと、いつかはお互いが傍にいることを
特別とは感じられなくなってしまう。傍にいて当たり前。
両思いの状態が日常生活の一部になってしまう。
好きで好きで、相手にも好きになってもらいたくて
相手の言動に一喜一憂していた頃とは、おそらく相手を思う
気持ちの質が変わってくる。

それは決して不幸なことではない。
愛情が減ったわけでもない。
穏やかな幸せがそこにはあると思う。
けれども、そうなったとき。それは「恋愛」ではない。
そこにあるのは、もはや「情」なんだと思う。

彼女はその穏やかな感情のやりとりよりも
お互いがお互いのことで頭をいっぱいにしている時期
好きだから不安で、相手のことを好きになり過ぎないように
自分の感情を必死でコントロールしようとするような
そんな感情の揺れをいとおしいと思ってるんじゃないかな。

読みながら、ちょっぴり照れくさくなる。甘酸っぱくなる。
そんな作品です。

ところで、この本、
来年一月に文芸社から出版されることになりました!
出版社の方がものすっごく気に入ってくださって
見事、出版の運びになったそうです。

すごい!すごい!すごすぎる!
本日、えがおちゃんから直接聞いて、鳥肌がたちました。
思いっきり興奮しました。

だって、出版社だよ?
この本が全国の本屋さんに並ぶのよ?
10部、20部とかいう単位じゃなくて
1000部とか20000部という単位で売られるのよ?

これが興奮せずにいられようか!

彼女に降りかかってきた幸運に感謝します。
のりぞうは来年一月、
この本を探して本屋めぐりをしたいと思います。

色々あるさ。

2007年06月24日 02時16分29秒 | 日常生活
ボーナスが出ました!
社会人続けててよかった、としみじみ思う季節です。

で、ボーナスが出たので、念願の下着を購入しに
街へ出かけました。
下着って、買い替え時も捨て時も未だにわかんないですよね。
なので、こういう「臨時収入」時に購入。

サイズを測ってもらったところ、
なんと無数のコンプレックスの中のひとつ
ヒップのサイズがのりぞうの記憶しているものより
3センチもちっさくなってました!!
すっごい!なんで?!どうして?!
喜びを隠し切れないのりぞう。

・・・・男性諸君。たかが3センチと侮るなかれ。
女性は(少なくとものりぞう姉妹は)
1センチ、2センチ、500グラム、1000グラムの世界で
一喜一憂を繰り返しているんです。

わーい。わーい。と喜びながら友人に報告すると
友人から気の毒そうに申し渡されました。

「・・・・それって、ヒップが減ったんじゃなくて
 たれたってことじゃない?
 ほら。もうワタシタチ、年が年だからさ。
 だって、減ってることに思い当たる節がないんでしょ?」





・・・・そーいうことか!!
納得してしまった自分が哀しい。
人間、年を重ねると色々あるのさ。
嬉しいことばかりじゃないのさ。