のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

カードは苦手です。

2005年07月28日 23時32分52秒 | 日常生活
銀行のカードが苦手です。
とは言え、急にお金が必要なときに
大活躍するのは事実。

そんな大活躍のチャンスが
のりぞうのカードにやってきました。
明日は四国に出張。
なのにお財布の中には1万円しかありません。
8時出発の新幹線に乗車しなければ
会議に間に合いません。
銀行による時間がないっ。
こんなときこそ、コンビニでお金を下ろすのだ!

が。
なぜかカードを受け付けてくれません。
ピーンチッ!

一万円で四国にいけますか?
・・・鈍行なら行けそうです。
四国に福岡銀行ありますか?
・・・ないだろうなぁ。。。
あぁ。。。どうすれば?

と。
「お困りの際には、
 こちらの受話器をお取りください。」
という文字が。
助かったぁ。

お客様センターの方はとても親切に
対応してくださいました。
「ハンカチで磁気面をぬぐって
 もう一度、入れていただけますか?」

・・・だめです。

「磁気が弱っているようですね。
 他のお店の機械で駄目だったら
 支社にお問い合わせください。」

お金は必要なので、他のお店も回ることに。
でも駄目なのです。
カードを受け付けてもらえません。

なんでー?
ふと気がつきました。

・・・・全国の青少年の皆さん。
カードは矢印の方向に入れましょうね。

明日は無事、四国に行けそうです。

観覧車 / 柴田よしき

2005年07月28日 00時11分17秒 | 読書歴
■ストーリ
失踪した夫を待ち続ける下澤唯。夫の居場所を
残しておきたい、という思いから探偵事務所を
引き継いだのだが、浮気調査など気が滅入る仕事ばかり。
あるとき、行方不明になった男の捜索依頼が
舞い込んだ。手掛かりは白石和美という愛人。
が、和美は日がな寂れた観覧車に乗って
時を過ごすだけだった。

■感想 ☆☆☆
連作短編集、という小説形態が一番好きだ。
短編だから気軽に読める上に、同じ主人公、同じ
設定が活かされているため、登場人物の心のひだも
長編のように書き込まれていて、感情移入がしやすいのだ。

ある日突然、専業主婦から探偵にならざるを
得なかった唯の7年の記録。
肩肘張って生きる唯の心の葛藤がリアルで
女性の強さを改めて実感した。

夫婦の共通の友人である風太の口の悪さと
それにも関わらずにじみ出ている優しさに
少しほっとさせられる。

とは言っても、なぜ、と思わずにはいられない。
なぜ、そんなにかたくなに夫を待ち続けることが
できるのか。なぜ、他の道を選ばないのか。
もっと楽な道があるような気がしてならない。

けれども、唯には未来に向かう道は
今進んでいる道しか見えないのだろう。

ラスト、夫の行方が分かりかけるところで
この小説は幕を閉じる。

夫の失踪の真相が分かり、夫の居場所が
判明してしまったら、唯は夫とどのような
再会を果たすのだろう。
そして、その後、どうやって生きていくのだろう。

マナに抱かれて

2005年07月28日 00時09分43秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
会社に理解を得られず、恋人に裏切られた
傷心の独身OL・渚はハワイへ飛ぶ。
そこで彼女はさまざまな人たちと出会い、
人間本来の喜びに満ちた生き方に気づき始める。

■感想 ☆☆
何も考えずに見れる作品。
ハワイの美しい映像に心が洗われます。
但し、なんとなくほんの少し前の邦画を
思い出すような安易なストーリー展開ではあります。

ハワイを舞台にしているのに
日本人しか出てこない、なんていかがなものかと。
沖縄、と言われたら信じてしまいそうです。

とは言っても、こういう映画はそういった
あら捜しをしながら見るものじゃないんでしょうね。

川原亜矢子さんの抜群のスタイルと
西島さんの朴訥とした表情を見てるだけで
幸せな気分にはなれました。
また、蟹江さん演じる宿のご主人が作ってくれる
オリジナル料理にも心惹かれました。

でも、徹底的に安易。
心の傷を抱えてハワイに集まる人たち、とか
その傷の癒し方、とか。

うーん。おそらく「癒しと再生」
という言葉や設定自体が安易なんでしょうね。

こういう自分では選ばないような映画を
ひょんなことから見るとお得な気分です。
これが心に残る作品だったら
もっとお得気分を味わえるのですが。

やる気満々

2005年07月27日 23時56分20秒 | 日常生活
8月末に高校時代の恩師と会社の先輩方と
飲みに行く約束をしています。
縁は数奇なるかな。

なんと高校時代の恩師が教師になって
初めて受け持った生徒が隣の課の課長。
そして、恩師の幼馴染が同じ課の上司なのです。

というわけで、久しぶりに飲もう!
という話になりました。
とは言っても、皆様お忙しいので
なかなか日程があいません。

ええい!面倒だ!
とりあえず、行ける日を教えてくださーい!
とメールを出したところ、元気な先輩から
こんなメールが到着しました。

「27日(土)から30日(火)なら
 いつでも大丈夫です。28日は昼間は無理ですが
 27日なら昼から全開で飲みに行けます!」

・・・センパイ。
ワタクシの体力が持ちそうにありません。
夕方からでもいいですか?

どんな元気な飲み会になるのやら。
楽しみでございます。

風を継ぐもの

2005年07月27日 23時45分42秒 | 舞台(キャラメルボックス)
元治元年5月、京都壬生村の新選組屯所に現れた二人の男、
立川迅助と小金井兵庫。二人は沖田総司が率いる一番隊に
配属される。間もなく、池田屋騒動が勃発し…。
幕末の京都を駆け抜けた男たちの物語。

見終わった後、とにかく涙、涙。ひたすら涙。
なぜこんなに悲しいのか、
胸にこみあげてくるこの塊の原因は何か、
そんなことはどうでもいい。

理由なんか分かるかー!
胸に訴えかけてくるんじゃー!
というかんじ。

勿論、その正体はじっくり考えると、
分かってくるけれど。

登場人物ひとりひとりがみな、自分の信念に
基づいて生きている。ただし、迷いはある。
自分の信念と、それに付随する迷いに体当たりで
ぶつかっていき、悩みながら毎日を精一杯
生きる人たちの姿に胸が熱くなるのだろう。

「生きててよかったな。」
ラスト近くのこの言葉は、新撰組の隊員が
ほとんどなくなってしまったことを考えると
本当に胸に染み入る言葉となる。

「走り続けてた。」
こう言える人生を送っている人が
今、どのくらいいるのだろう。
少なくとも、私は走り続けてるとはいえない。
熱くまっすぐに生きる彼らの姿に感動する
一番の原因は、これかもしれない。

ああ言えばこう行く

2005年07月27日 23時44分54秒 | 読書歴
抱腹絶倒エッセイの第二弾。
前作よりも磨きがかかった感のあるお互いの悪口に
思わず噴出してしまうこと請け合いである。

「旅」をテーマにしているものの
どうしてもお互いの奇妙な言動から目が離せず
訪れた場所よりも、環境が変わるたびに新たに
発見してしまうお互いの行動をつぶさに書き綴るふたり。

こんなに罵倒しあっても、笑うことができるのは
根底に友情が存在していることも勿論だが
それぞれが自分自身の失敗も包み隠さず
さらけ出し、自分自身への突込みも怠らないからだろう。
むしろ、お互いに失敗の大きさを
競い合っているような気がしないでもない。

少々の失敗がどうしたって言うのよ?
私はこんな失敗しても
笑い飛ばせるわよ!

彼女たちなら落ち込んでいるとき、
こんなふうに笑い飛ばしてくれそうな気がする。
女性が元気な時代といわれて久しいが、
私もこんなふうに元気に明るく
世の中も自分の不幸も笑い飛ばせるような
素敵な年の重ね方をしたい。

リトル・バイ・リトル / 島本理生

2005年07月27日 23時36分41秒 | 読書歴
まず印象的なのが表紙の写真。
愛らしい子供の無垢な横顔と
背景に広がる白い空間に
吸い込まれそうになる。
まるで写真集の中の一枚のような
表紙に惹かれて、思わず手に取った。

作品名を直訳すると「少しずつ」。
効率化の名の下に進む大量生産・大量消費、
そしてスピード化社会に逆らうように
主人公ふみさんは、日々をゆっくりと過ごす。

バイトも受験勉強も日常生活も
そして恋愛でさえも
ふみさんはふみさんのペースで
少しずつ少しずつ進めていく。

ただひとつ。
父親との思い出のみ、
捨てることも忘れることも
あきらめることもできずに
自分の中に冷凍保存したまま。

大事なことほど、自分の中で考え込んでしまう
ふみさんは、父親との思い出を振り返るときでさえも
彼を冷静に捉えようとしていて
それが逆に、彼によって傷つけられた
心の傷の深さを感じさせる。

奔放に生きているようで、
そんなふみさんを温かく見守っている母親や
ふみさんに惹かれて、心の中で考えていることを
口に出してほしいと願う周、
周とふみさんを明るくさばさばと応援する周の姉。

周囲の人たちの応援や愛情や好意によって
状況は何も変わらないにも関わらず
ふみさんは少しずつ少しずつ
父親との思い出を自分の中で浄化させていく。

人はこんなふうにつらいことを
忘れていってるんだろうなぁ、と
素直に共感できた。

状況は何も変わらない。
傷つけた人が謝ってくれるわけでも
償ってくれるわけでもない。
それでも、その人とは関係なく
起こる日常のささやかな幸せを
原動力に人は立ち直っていくのだろう。

にかいめ

2005年07月24日 22時20分39秒 | 映画鑑賞
基本的に人からのお誘いは、予定が入っていない限り、
お断りしないようにしている。
自分から動くほうではないのに、人からのお誘いを
お断りしていたら、外界との接触が途絶えてしまう、
という危機感があるからである。

というわけで、「枯獲鳥の夏」鑑賞二回目。

基本的に感想は一回目と変わらない。
やはり原作を読んでいない人には、この映画の
ストーリーは理解できないだろう、と思う。

それでも二回見ることで新たな発見もあり
楽しく見ることができた。
むしろ一回目よりおもしろかった。
二回目の余裕もあるのかもしれない。

それにしても原田さん。。。。
いつまでたってもお若い。。。。
彼女を見ていると、
「世の中に不思議なことはありますよ、京極堂!」
と訴えたくなる。