のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

真正面から刺さりました

2006年03月30日 22時50分07秒 | 日常生活
ここ数日、いろんな方々から
心に突き刺さる言葉をいただきました。
私自身に送ってくださったわけではなく
日常の何気ない会話の中で出てくる言葉です。

日常の会話の中でこんなにも奥深い言葉が出てくるなんて。
すてきな方々に囲まれて過ごしてる自分にちょっとうっとり。
いや、うっとりしてる場合ではなく、
突き刺さった言葉を自分の糧にしなきゃいけないんですけどね。

言葉その1
 「やりたいことが見つからないって言う人
  好きなことを仕事にしたいって言う人が最近多いけど
  働くってことは、やらなきゃいけないことに
  取り組むことだからね。やりたくなくても
  やるべきことをできる人が「すごい人」だからね。」

言葉その2
 「自分ができないことを
  周囲のせいにする人は成長がないから。」

言葉その3
 「やりたくない仕事の中で
  どれだけ楽しみを見つけられるか
  それが大切だと思うの。」

・・・・みんな、すごいなぁ。
ワタクシ、だめだめだなぁ。

「前向きに」取り組むだけではだめです。
きちんと自分の足元、自分の周囲を見据えて
どこが「前」なのかを見定めないと。

私にとっての「前」はどこー?
暗中模索。

幸せ尽くし

2006年03月29日 23時27分07秒 | 日常生活
興奮気味で日記を更新し続けてる愚か者です。
そんな興奮気味のワタクシにまたもや幸せメールが。

「会計士試験にようやく受かりました。」

わー!!おめでとー!!
苦節ウン年、がんばった甲斐があったねぇ。
でも、「頑張った」なんて口が裂けてもいわないんだろうなぁ。
そういうひねくれものの性格が面白くて大好きですわ。

今日はいたるところでヨイコトが。
うん、明日も頑張ろう。

クロノス / 2005年クリスマス公演

2006年03月29日 23時23分56秒 | 舞台(キャラメルボックス)
■ストーリ
 過去に向かって、物質を射出する機械、クロノス・ジョウンター。
 吹原和彦(菅野良一)は研究員として、この機械の開発に
 携わっていた。ある日、研究所の近くで、タンクローリーが横転し、
 火災事件が発生。死亡者の中には、吹原が思いを寄せていた
 来美子(岡内美喜子)の名前があった!「事件が起きる直前に行って
 彼女を助けよう!」吹原はクロノス・ジョウンターに飛び乗り、
 自分自身を過去へと射出した!

■感想 ☆☆☆☆
 胸が痛くなるようなラブストーリー。
 自分自身を(自分の人生を)犠牲にしてまで
 彼女を助けたい、生きていて欲しいと願う吹原の気持ちが
 熱くて痛くて苦しくて切なくて、でもやっぱり苦い。

 来美子を助けるためにタイムマシンで過去へ戻る吹原。
 けれども時間流は、もしくは時をつかさどる神は
 簡単に人の運命を変えることを許さず、何度も吹原を
 別の時代に跳ね返す。跳ね返され、戻ってくるたびに
 行く前よりはるか先の未来に戻る吹原。

 一回目の時間飛行から戻ってきたのが7ヵ月後。
 二回目の時間飛行から戻ってくるのは2年後。
 三回目に戻ってくるのは56年後。

 何度も何度も失敗する吹原。
 それでもあきらめようとしない吹原。
 彼女に生きていて欲しい。という思いと
 彼女にただ一目会いたい、という思いに
 自分の人生の全てをゆだねる彼はただただひたすら走り続ける。
 彼女に向かって。

 全身全霊をかけて、という言葉がここまでぴったり来る
 主人公はいないと思う。
 いや、舞台という表現方法が更に「全身全霊をかけた思い」の
 表現に力を貸したのだと思う。
 汗だくになって、ひたすら彼女のもとに向かう吹原の姿も
 叫ぶように彼女を呼び続ける吹原の声も
 すべて「舞台」だからこそ、の真の迫り方なんだと思う。

 ただ、願わくば、思うだけで幸せだと笑う吹原に
 来美子の思いが伝わったところまでを描いて欲しかった。
 吹原と来美子が向かい合って笑顔を交し合う姿も見たかった。
 思うだけで幸せかもしれないけれど
 思いを確かめ合えることはその数倍、数十倍幸せだと思うから。
 その数十倍の幸せを味わったに違いない吹原にも会いたかった。

 たくさんたくさん感動した。
 けれど、決してハッピーエンドではない。
 来美子の気持ちやその後を考えると苦い苦い終わり方だと思う。
 それでも、見終わった後に残っている気持ちは暖かい。

オトメチック片想い

2006年03月29日 23時02分07秒 | 日常生活
あぁ。しつこくてごめんなさい。
とりあえず、興奮してるんでひたすら文字を打ってる状態です。
軽い(?)躁状態なんです。

ところで、ビデオ上映後の質問コーナーで
おっかーさんに来てもらいたいがためだけに
元気よく手を上げたのりぞうですが
にこやかに近寄ってきてくださったおっかーさんが
マイクを差し出したのは、のりぞうの隣にいる夜ちゃんでした。

臨時三角関係の出来上がり。

熱いまなざしでおっかーさんを見つめるのりぞう。
にこやかに暖かく夜ちゃんに手を差し出すおっかーさん。
悔しがるのりぞうを本気でおもしろがってる夜ちゃん。



・・・・くっそう。
絶対、いい女になってやる!
人生で初めて
「他の女性に片想い相手をとられた女性」の
気持ちを体感できました。




妄想癖が激しくてすみません。

ポーカーフェイス

2006年03月29日 22時55分28秒 | 日常生活
キャラメルボックスのビデオライブには
鑑賞仲間の夜ちゃんと行きました。
会場についてから数分後、

「テンションがあがって来たっ!」

と、つぶやいたのりぞうに呆然とする夜ちゃん。

「・・・・・全然っ。分からんけん。
 ていうか、今、まったりしてたよね?」

所詮、テンションがマックスにあがってもこの程度でございます。
ふっ。ポーカーフェイスが得意な大人のオンナですわ。

しーあーわーせー☆☆☆

2006年03月29日 22時53分10秒 | 舞台(キャラメルボックス)
たった今、キャラメルボックスさんの
ビデオライブから戻ってまいりました。
まだ頬は緩んだままです。

ビデオライブだと侮るなかれ。

主役を演じた菅野さんに、
出演されていた岡田さつきさん、
西川浩幸さんに温井麻耶さん、
そして司会進行役に岡田達也さんが
会場にいらっしゃってくださいました。

わーあー!!大興奮!

上映後は質問タイムまで設けてくださいました。

司会進行役の岡田さん自らマイクを持ってやってくる姿を見て
俄然、張り切りましたとも!
質問なんてちっとも頭に浮かんでないのに
呼んじゃいましたとも!

こっちにも来て!来て!




・・・・おっかーさんが!すぐ傍で!!
ひざまづいてくださいました。
目もちゃんとあっちゃいました!
てか、会話したもんね!

今もまだ頭の中がピンク色です。
ほんのり桃色、桜色。
とりあえずオンナノコ度が確実にアップ。

すーてーきー!

週末が今から楽しみです。






菅野さんの天然ぶりは予想以上にすばらしかったです。
皆さんが構いたくなるのがよーく分かりました。
いいなぁ、素敵だなぁ。

キャラメルのことをまったく知らない方、ごめんなさい。
でも、まだまだチケットはたくさんあるみたいなので(涙)
ぜひぜひ4月1日(土)2日(日)は
メルパルクホールにいらっしゃってくださいませー!

・・・言い得てますが。

2006年03月28日 22時41分25秒 | 日常生活
先週土曜日は職場の先輩の結婚式でした。
のりぞうは二次会から参加。

評判の美人奥様をようやく拝見できました。
もう本当に美人で2時間、ひたすら眺めて楽しんでました。
美人さんって幸せを周囲にもたらしますね。
同じテーブルの先輩の同期の方々は本気で悔しそうでしたが。

とにかく「幸せはいつ訪れるか分からない」
という人生の真理について
十分に思いを馳せることのできた二次会でした。

ところで、二次会会場には、
幹事をされた先輩の奥様もいらっしゃってました。
思いがけなく大好きな先輩の奥様にも再会でき
(「大好き」は先輩にも先輩の奥様にもかかってます。)
興奮気味に奥様に近寄っていくのりぞう。
挙動不審なのりぞうにもいつもどおり
穏やかな笑みで対応してくださった先輩の奥様と
楽しく談笑でき、満足二乗の二次会でした。

そんなこんなで月曜日。
幹事をされていた先輩がにこやかにおっしゃいました。

「なんかねー、のりぞうさんが俺に似てるって言ってたよ。」

わぁ、光栄ですー。
そんなふうに穏やかに人の笑いを誘える人になりたいんで。
(先輩は無意識で人を笑わせる天才なんです。)

「だから、ちゃんと言っといたよ。
 腹黒のところも似てるんだよって。」

・・・・そこかいっ!
ま、否定はしませんけどねー。
というより、否定できないんですけどね。

猫をかぶっててるつもりでも、
意外と隠し通せてないことを痛感した
週の始まりでございました。

奥深い・・・・

2006年03月28日 22時21分05秒 | 日常生活
いよいよ新人研修開始まで一週間をきりました。
未だに余裕があるような気がしないでもない今日この頃
来週の今頃は泣きべそを書いているのではないかと
不安でいっぱいです。

そんな複雑な心境のさなか
本日は第二週に行う講義のシナリオを検討するため
一緒に講義をする先輩とふたりで会議室にこもっておりました。
この先輩、明るく楽しい上にとても面倒見がよい
素敵な先輩です。
今日もテキストに出てくる
 「賽は投げられた」
 「敵は本能寺にあり」
を聞いたことはあるものの、
意味を問われるとはっきり答えられなかったのりぞうのために
これらの言葉を辞書で調べて掲載しているページを
コピーしてきてくれました。

コピーを読んで自分の無知っぷりに愕然としたり
調べた言葉の意味に大笑いしたり
大変楽しい時間を過ごしました。
・・・・あれ?不安でいっぱいだったんじゃ?
てか、講義の準備は?

ご心配なく。
ちゃんと講義の準備も進みました。

家で荒野ってる間は不安も解消してます。
決して楽天的ではないんですけどねー。
どちらかというと後ろ向きな思考の塊なんですけどねー。
でも、忘れっぽい性格なんです。
不安とか悩みとか家に帰るとすぐ忘れちゃうんです。

ところで、悩みに悩んだふたつの言葉の意味は
以下のとおりでした。

■敵は本能寺にあり
 うわべと本心は違うということ。
 本当の目的は別のところにあるという意味で使う。
 類語「十王の勧進も食おうがため」

 ・・・・聞いたことがないわぁ、やはり無知。

■賽は投げられた
 既に悩むときは終わって、実行すべきときが
 来たという意味で用いる。
 類語「清水の舞台から後ろとび」

 ・・・・・後ろとび?
 この類語、使ったら確実に
 「清水の舞台から飛び降りる気持ちで」
 を言い間違えたと思われそうです。

日本語の衰退って恐ろしい勢いで進んでいるんですねぇ。
そのほか、掲載されている言葉の9割近くが
聞いたことのない言葉でした。

日本語の習得に励みます。

ちなみに、今ののりぞうに送る言葉は「坂に車」。
■坂に車
 物事の途中では決して力を抜くな、油断するな
 という戒めの言葉
 類語「油断大敵」

県庁の星 /2006年日本

2006年03月26日 22時31分04秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 県庁のエリート公務員・野村(織田裕二)は200億円をかけた
 プロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。
 プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため
 半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に
 派遣されることに。パート従業員の二宮(柴崎コウ)が野村の
 教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、
 スーパーの現場に馴染めない。その頃、県庁では野村抜きで
 プロジェクトが動きはじめてしまう。

■感想 ☆☆☆☆
 思いっきり侮っていた作品。
 本当は他に見たい作品があったのだが、上映期間に間に合わず
 映画チケットの有効期限が月末までだったために選んだ作品。
 小説が良質のエンターテイメントだっただけに
 映画化に期待するのがこわかったのだ。
 だが、嬉しいくらい見事に期待は裏切られた。

 原作から設定をほんの少し変更し、恋愛要素も盛り込んではいるが
 そのほかの部分はほぼ原作どおり、原作のテイストは
 まったく失われておらず、テンポもよい。
 やや軽さは否めないものの、原作自体、軽くて楽しめる
 良質のエンターテイメントだったので、すべてが原作どおり
 いや、原作以上に笑ってすかっとして元気になれる作品に
 仕上がっている。読んでいるときから脚本しやすそうな作品だと
 感じてはいたが、ここまでしっくりとはまるとは思わなかった。

 終わり方も原作より現実的でシビアな落としどころにしており
 夢物語、ツクリモノにしていない。そこに更に好感を抱いた。

 民間との研修で何を学んできたかと問われる場面で
 県庁さんは答える。

 「素直に謝ること。
  素直に教わること。
  何かを成し遂げるためには、
  チームで助け合わなくてはいけないこと。
  これらを僕はスーパーで学んできました。」

 ちょっぴり苦味が混じってはいるものの
 すっきり爽快気分を味わえた二時間だった。

つきのふね / 森絵都

2006年03月26日 22時11分43秒 | 読書歴
■ストーリ
 あの日、あんなことをしなければ…。
 心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。
 進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々で、
 唯一の心の拠り所だった智さんも、静かに精神を病んでいく。
 近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。先の見えない
 青春の闇の中を一筋の光を求めて疾走する少女を描いた作品。

■感想 ☆☆☆☆
 思春期の少年少女と、思春期からうまく脱出できないでいる
 青年が心の闇から一歩抜け出すまでを描いた作品。

 よく「今の子達と来たら。。。」と大人は言うけれど
 今も昔も本質的には若者の考えることや不安に思うことは
 変わってないと私は思っている。勿論、私が知っているのは
 私が抱えている不安だけであり、昔の若者のことも
 今の若者のこともよく分かっていない。じっくり話を
 したこともない。けれども、人間の抱える悩みなんて
 そんなに急激に変わらないのではないかと思うのだ。

 けれども、この本を読んで今の若者と昔の若者の
 抱える不安の大きさや質の違いを思った。
 「孤独」や「不安」に対する異常なまでの恐怖。
 誰かに傍にいて欲しい、という強い思い。

 親友の梨利を裏切ってしまったため、クラスで浮いた
 存在になってしまったさくらの孤独。
 さくらの味方になれず、グループを選んだ梨利の
 集団の中で感じている孤独。
 ひとりが怖くてたまらなくてたまに叫びだしそうになる
 一見おちゃらけ者の勝田の孤独。
 ばらばらになった人類をひとつの宇宙船に集めてようと
 孤軍奮闘する智の孤独。

 彼らはひとりで生きていくことを
 ひとりになることを、ひとりになるかもしれないことを
 不確かな未来を怖がり、足をすくませる。
 ひとりにはならないかもしれないのに。
 たとえ、独りになってもつながりは途切れないかもしれないのに。

 そして、将来孤独になるかもしれない不安のために
 今、傍にいる人に背を向け、彼らが見えなくなってしまう。
 傍にちゃんと友人が、自分のことを思ってくれている人がいるのに
 彼らから目をそらし、自分の殻に閉じこもり、バリケードを作り
 その怖さから必死で逃れようとする不器用な彼らたち。
 
 ラストに向かって畳み掛けるような展開がが続き
 最後の最後に起こる小さな奇跡に胸が熱くなる。
 起こる奇跡は小さくて不十分で、見る人によっては
 まったくもって奇跡には見えないだろう。
 それでも彼ら4人にとっては紛れもない奇跡。
 みんなにとっての奇跡ではなく、自分たちだけの特別な奇跡。
 そういう些細な奇跡を見つけ出すことができた
 彼らの結びつきを羨ましく思う。
 思春期のきらきら感を思う存分満喫できる作品である。

 ラスト、智が小さい頃に書いた手紙の問いかけが静かに心に響く。

 「ぼくわ小さいけどとうとういですか?
  ぼくわとうといものですか?」