のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

どこから来たですか。

2013年07月31日 23時29分48秒 | 日常生活
明日の研修受講のため、大都会東京にやって来ました。
到着した途端、東京の涼しさに驚きました。
なんだこれ。
なんだこの涼しさ。
今年は、福岡異様に暑いって、ホントでしたかー。
てっきり都市伝説だとばかり思ってたですよー。

なのに。
道行く中学生の集団や家族連れは口々に言うわけです。
「まじ暑いっ!」
「なに!?この暑さっ!!ちょう暑いんですけどー。」
「やっぱり東京は暑いねー。蒸し暑い。」
「いやんなるねぇ。この暑さ。」

どゆことですか。
どこが暑いですか。
何が蒸し暑いですか。
どこから来たですか。
名を名乗れい。(←関係ない。)

東京へ出張した方々から聞いてはいたけど、
ホントに福岡だけが(いや、九州だけが?熊本も大分も鹿児島も暑かったもの!)
異様に蒸し暑いのねぇ。
他の地域から来た方、戻って来た方は、これでも「蒸し暑い」と感じるのね。
と、感じ入りながら、シャトルバスに乗り込み。


乗った途端に目の前へ迫る料金箱におどおどしました。

あの・・・前払いでしたっけ?

思わず運転手さんに確認し、にこやかに
「前払いでお願いします。」と言われ、更におどおどしました。

どゆことですか。
なして、こういう時に限って、列の先頭におるですか。
どこから来ましたか。

とどこにもぶつけようのない憤りを抱え、

福岡から来ましたよ。
そういえば、東京のバスは前払いだったってうっすら(今頃)思い出して来たですよ。
行列の先頭でおたおたした後に思い出しても時すでに遅しですよ。
でも!
福岡の蒸し暑さに慣れきってるから、東京の夜なんて、これっぽっちも暑くないですよ。
と、自分を慰めました。

狭い日本、そんなに急いでどこに行く

2013年07月25日 23時45分19秒 | 日常生活
打ち合わせのため、熊本へ行きました。
久々の事業所訪問。
しかも打ち合わせ相手は、長らく新人研修を一緒にやってきたお仲間。
久々の再会にテンション高まります。

なのに。
到着してうきうきと打ち合わせ相手をお訪ねしたら
「えっと?あれ??今日はいったい?何事?」
と、総務の方に目をぱちくりしながら出迎えられました。

今日は13時から山田さん(仮名)と打ち合わせの約束をしてるんですよー。
とにこやかに告げたところ、出迎えてくださった総務の方が
お目目ぱちくりしていた表情を曇らせながら
「あのう。今日、山田さんは家庭の事情とかでお休みなんですよー。」
と、申し訳なさそうにおっしゃいました。

えーーーーーーーーーーーーーーー!!
来ちゃいましたがな!

と、思いましたが。
目の前で申し訳なさそうにしている総務の方は、
私が打ち合わせのために本日、熊本にやって来ることすら知らなかったのです。
そりゃ、お休みだと聞いても、私に連絡なんてしてくださるわけもなく。
(知らないのだから、当然です。
 なんなら、「なんで来たの?この人?」と不審がられて当然だわ。)
でもって、打ち合わせ相手がお休みだなんて知らなかった私が
熊本に来てしまったのも当然なわけで。

うん。
誰も悪くはない。
不幸な事故だったと思おう。

と、気持ちを切り替えて
せっかく来たのだから・・・と「もっとも美味しい!」と
評判の高い熊本事業所の食堂を楽しみました。
本当においしかったー。
本社の数倍おいしかったー。
定食がちゃんとあったかかったー。素敵!

でもって、ご飯を食べ終えたらそそくさと帰る準備を始めました。
ゆっくりしてもねぇ・・・。
何より、見慣れない人が傍にいるって、熊本総務の人たちも落ち着かないでしょうし。

出迎えてくださった総務の方は徹頭徹尾面倒見のよい親切な方で
帰りのタクシーもきちんと呼んでくださっていました。

んじゃー。また来ますんでー。
今日は本当にありがとうございましたー。
突然、押しかけちゃってごめんなさいっ。

と手を振りながら熊本事業所を去り、(滞在時間60分)
最寄のバス停からノンストップ高速バスに乗り込みました。



5分後。
本日の打ち合わせ相手から携帯電話に着信。

「もう帰っちゃいました??
 今日、午前半休だったんですよ。
 打ち合わせがあるんで、会社に来てるんですけど。」


え?!
ご、ごぜんはんきゅう??
カイシャニ キテル??

もう何がなにやら、これっぽっちも単語が理解できません。
とりあえず、今の私に分かるのは
私が乗っているこのバスが「ノンストップ天神行き」だということ。
ノンストップですから勿論、止まれません。


旅に限らず。
電車もバスも各駅停車が望ましい。
一歩ずつゆっくりじっくり進むがいい。

と、心から思いました。

仕事はしません。

2013年07月19日 07時51分21秒 | 日常生活
今週は一週間終わるのが早かったなー。
やっぱり仕事に集中すると、一週間なんてあっという間なのねー。
と感心しながら会社に向かっていましたが、
よくよく考えたら、今週は火曜始まりでした。

まだ3日しか働いてないんだった。
そりゃ、早く感じるわけだわ。
危うく「仕事に集中して一週間終えた自分」に陶酔するところでした。
図々しいにも程がある。

生まれてこの方、本読むときとテレビ見るときしか集中力を使ったことがありません。(きっぱり!)

そんなわけで、あっという間だった今週も今日で終わり。
しかも、本日は創立記念日!
業務に支障がない人はお昼で帰っていいのです。

やったー!!

「業務に支障がない人は」なんて但し書きは、勿論、さらっと読み飛ばしました。
「帰ってもいいよ?」っていう時間帯に仕事してるほうが業務に支障を来たしちゃう。
そもそも私は一刻を争うような重要な仕事とは、てんで無縁なのです。
のらりくらり仕事してきてよかったー!

というわけで、本日わたくし、完全に開店休業モードです。
気持ちは「ちょっと福岡まで遊びに来たよ。
ついでに会社寄ってみたよ。」というそんなスタンス。
洋服だってワンピースなのです。(大威張り)

最近のいつ見ても小洒落た格好をしているちびっこは、
「よそ行き」なんて言葉、見たことも聞いたことも使ったこともないと思うけど、
私が小学生の頃は「よそ行き」という言葉は健在でした。
「街に遊びに行くんだったら、よそ行き着なきゃ。」
と言われて育った私にとって、ワンピースは未だよそ行き、非日常着なのです。

その!
非日常着を!
会社に!
来て来ましたよ!どん!

開店休業アピールは万全です。
後は、午後が来るのをおとなしく待つばかりなり。
そわそわしっぱなしで午前を終えます。
何しよっかなー。

客観的にはそう見えるらしい。

2013年07月14日 07時48分47秒 | 日常生活
同じフロアの先輩と久々に呑みました。
たまにココで暇つぶしをしてくださっているらしい先輩は、
「あなた、やっぱりオモシロイよねー。」
といい意味も悪い意味も重ね合わせた言葉を、
実にオトナらしく、日本人らしく、どちらにも取れるニュアンスで感想を伝えてくれました。

ありがとうございまーすっ!
褒め言葉として受け取りまーっす!
いいほうの意味しかミエナイ、ミエナイ、ミエナイヨー。

「いや、あなた、本当にすごいと思うのよ。
 あなたは日々の出来事を書きながら、そこでちゃんと物語を紡ぎ出そうとしとるやろー?
 やけん、好きなんやわー。」


・・・・な、なんですか!?
褒め言葉一年分、前渡しですか?!
支払いは後払いオッケーですか!?
褒められ過ぎてて、ものすごーく嬉しいんですけど!
褒め言葉過分で、おろおろ、もぞもぞしちゃうんですけど!!
お、お支払い先は、ど、どちらですか!?

「ホントに。
 本心からそう思っとるんよ。」

え!?ホントに!?
わーいっ!照れちゃう。
照れちゃうけど、嬉しいっ。わーい!

「ただねー。」

あ。
「ただね。」つきましたか。
日本人大好きな「ただね。」

「あれだけひとりで楽しめるんだから
 あなた、これからもひとりで生きていけるよね。
 ひとりの世界で完結してて、ひとりでも楽しそうだもん。」



・・・撃沈しました。
そ、そんなことないもん!(・・・たぶん。)

熊に会ったら。

2013年07月12日 08時22分42秒 | 日常生活
死んだふりをしてやり過ごしなさい、とサザエさんから教わりました。
サザエさんのエンディングに流れる4コマアニメで。

熊に会って死んだふりをしたサザエさんが
そーっと目を開けて様子を伺うと、
すぐ傍で熊が死んだふりをしてたっていうオチでした。
要するに、野性の熊だって人間が怖いんだよって、そういうお話です。


だが、しかし。
世の中には人間なんて、これっぽっちも怖くない!よゆー、よゆー。
とふてぶてしく構えてる野性の生き物も勿論いるわけで。


昨晩。
久しぶりに残業して帰宅したところ、
リビングの真ん中に根性座ったそういう生き物が鎮座しておられました。
むう・・・。

どうする?どうする?とパニック起こしそうになりましたが。
あやつを逃がしたら、その数は3倍にも5倍にも膨れ上がるのです。
そういった繁殖力を持ったやつなのです。
いつやるの?!今でしょ!!(人生で初めて使った!!・・・ハズカシー。。。)
と鼻息荒く、母上を起こしました。


母上ー!!助けてー!!

寝ぼけ眼の母上。
状況を少しも把握してないというのに、うとうとしたまま、
バシンと的確に撃ち落としてくれました。素敵っ!!

さすがやねー。ありがとう。ありがとう!
とお礼を伝えていたところ、母上の背後に不穏な動きが。


母上っ!
あやつ、まだ動いてますっ!
全っ然っっ!撃ち落とされてないっ!
大変!大変!!

と騒ぎ立てると(迷惑。)、母上が振り向きざまにまたもやバシンと撃ち落としてくれました。
・・・もはや職人?座頭市?ブラボー!

全力で褒め称えていると、熟睡中をたたき起こされた母上は
再び夢の国へ戻って行かれたのでした。
さようなら、さようならー。
ありがとう、このご恩は忘れませんよー。

と、送り出したものの。
現場には、忘れようにも忘れられない証拠が残っているわけで。

誰かー!助けてー!
と、再び途方に暮れました。

でも、私が助けを求められる人は他にどこにもいないのです。
頼るは自分ばかりなり。いざ!!


と、あやつを掴み取るための新聞紙を振り上げ。
やっぱ無理ー!!
と振り上げたこぶしをぐっと握ったまま、そっと下ろしました。

ムリムリ。
いくら物体になってしまわれたとは言え、怖いもんは怖いー。
でも、ずっとあそこに居座られるのはもっといやー!

1時間半ほどの間、見ないふりをしたり、覚悟を決めて近寄ったり、
新聞紙をまたもや振りかざしたり、
やっぱムリムリ!と後ずさったり。

優雅な時間の使い方をしちまったもんだぜ。


結局。
「見ないふりをしよう。時が解決してくれることってきっとある。」
と決意を固め、リビングから最も遠い部屋に逃げ込んだのでした。
見ないふり、ちょう得意ー。


明け方、母上から起こされました。
「あなた、昨日のあれ、どうした?おらんけど??」


・・・え。
逃げた!?逃げたの?あの子?!
ってことは、あの子のあの姿は演技だったの?
私、まんまと騙されたの!?

世の中には死んだふりをするゴキ様もいるっていう、そんな話。


をパニック起こしつつも、もはや感嘆していたのですが。
どうやら、「いなくなったよ」という情報がガセだった模様。
朝起きてリビングに出た母上が、夕べのあの子を夕べの姿のまま見かけ、
後始末ぐらいすりゃいいのに!と憤った結果、その足で私に伝えた嘘でした。




ホントかなあ。
ホントは「朝起きたら姿消してた」っていうほうがホントの情報じゃないのかなあ。
もはや、何を信じたらいいのやら。
と、迷った結果。

世の中には死んだふりをするゴキ様もいるっていう、
そんな話を半ば信じてます。

間違われちゃった男

2013年07月06日 00時13分46秒 | テレビ鑑賞
■間違われちゃった男
■2013年度春クールドラマ
■フジテレビ土曜23時
■脚本:宅間孝行
■出演
 古田新太、中丸雄一、戸田菜穂、佐藤めぐみ、大河内浩、石田えり、金田明夫、小木茂光、伊藤高史
 木村了、三倉佳奈、阪田マサノブ、ICONIQ、大久保佳代子、中村玉緒、南明奈、カンニング竹山

■あらすじ
主人公のコソ泥・沢木裕次郎は、舎弟のヤスを連れてある晩東京の下町・蔵前にある寿司屋「寿司政」に忍び込むが、あっさり見つかってボコボコにされる。ところが失神したふたりが目覚めると、10年前に店から失踪した腕利きの板前・テルにそっくりな沢木のことをテルだと勘違いした寿司政の面々から思わぬ大歓迎を受ける。なんとか逃げ出そうと画策するものの、寿司政の置かれた窮状を知ったお人よしの沢木は逃げ出すことができない。その上、寿司政の大将の娘・秋子に一目惚れしてしまった沢木はますます深みへとはまっていく。

■感想 ☆☆☆☆☆
すごくすごくすごくすごく温かいドラマでした。中盤までひたすらにコメディ色の強かったこのドラマ。見始めた当初は、まさかラスト3話であんなに泣かされるとは予想だにしていませんでした。
1話が1日分のお話で、沢木とヤスが寿司政にコソドロへ入った日から10日間のお話です。けれど全11話。残りの1話は、このドラマの始まりの始まり(0日目)を種明かしする第9話。その第9話がこのドラマの転換点でした。一気にシリアスへ引きずられていく弟9話。すべてのきっかけの話。そして、そこからあちこちに散りばめられ、隠されていた伏線がすべてあらわになり、その伏線が見事に回収されていく。あぁ、この0日目があってこそ、この怒涛のラスト。と大いに納得した弟9話でした。

寿司政とその周辺の面々がみなあたたかく寄り添いあっていて、見ていて気持ちのよいドラマでした。思いやりあって大事にし合って「家庭」が、「家族」が守られている。「家庭」や「家族」というものは、決して血縁だけの関係ではなく、傍にいて、お互いに思い合うことで育つものなんだな、ということがしみじみと伝わってきました。「好意」や「親切」や「義理人情」が通用しない面々もいる。どんなに親切にしても、どんなに大切に思っていても、その気持ちが踏みにじられてしまうことはある。「お互いにいたわりあう」「思い合う」ということを利用する輩もいる。世の中はきれいごとだけではない。
けれど、思えば思い返してくれる人もちゃんといる。家族じゃなくても、血がつながっていなくても、家族のように労わり合うことはできる。小さな日常が積み重なって、「大丈夫?」と気遣ってくれる人や「あの人のためなら」と一肌抜いてくれる頼もしい味方が現れる。だから絶望することはない。投げやりになることもない。すぐ傍にいる人を大切にしなきゃ。と、素直にそう思えるドラマでした。
とにかくあったたかった!最終話で、商店街の面々が寿司政のことを「大丈夫?」「大変なんだって?」「大丈夫なんだろ?」「ひどいことするヤツいたら、絶対に許さない!」「オレ、なんとかするから!」「アタシが守る。守るから!」「カンパしよう。みんなで。」「少ししかできなくても、なんかするから!」「絶対に大丈夫だから。」と思いやる様子が畳み掛けられ、心配してもらえるってこんなにもあたたかいんだなぁ、と思いました。この場面を思い返すだけで、胸がぎゅっとつかまれるような、切ない気持ちがよみがえってくる。

古田さんは勿論、安定の存在感。なぜにあんなにコメディの似合う姿かたちをしていて、嫌な役をすると、そこなしに嫌な、不気味な存在感を放つのか。一転して、沢木になった途端に柔和なコメディ似合ういでたちとなり、そしていざというときはものすごく頼りになるかっこいい男になる。酸いも甘いもかみわけた、って彼のような人のことを言うんだろうな。古田さんの演技も喝舌も存在感も大好きです。

でもって、中丸氏。カツンで唯一の草食系男子。このドラマでは、ジャニーズ臭を見事に消して、頼りなくてふにゃふにゃして情けなくてお人よしのヤスを見事に演じていました。頼りない。けれど、優しくてあったかい。寿司政の面々と出会って、「家族同様」の扱いを受けるうちに少しずつ少しずつ成長していくヤス。好きな人のためにがんばる健気なヤスはかわいかったな。中丸氏の真骨頂。イメージ通りでした。とにかく似合ってたな。

戸田嬢は、本当にすごくすごくすごく素敵なヒロインでした。最初は酔っ払ってばかり、泣いてばかりで、なんて頼りにならないんだろう、と思っていたけれど、彼女のか弱さやおびえ方、酔っ払い方は故あってのことだったのか、と9話で大いに腑に落ちました。とにかく熱演。壮絶で、危なっかしくて、今にも折れてしまいそうで、女性の私が見ても、「守ってあげたい。」「守ってあげなきゃ」と思わせられるヒロインで、だからこそ、周囲の面々が一致団結して彼女を守ろうとした気持ちに強く共感しました。そりゃ、あんな戸田嬢を見たら、誰もが助けてあげなければ!全力で!と思うに違いない。そう納得できました。こんなにも「触れなば落ちん」みたいな風情の戸田嬢(の役柄)は、久しぶりのような気がします。

石田えりさんは変わらずキュートで、大河内さん演じる旦那様が大好きで大好きでたまらない、というのがものすごく伝わってきました。このキュートさが似合うのは石田さんならではだと思うのです。大河内さんも朴訥としたご主人をかわいらしく演じてくれていて、このふたりのかわいらしい存在感が「下町」の空気を出してくれていたな、と思いました。

原作が舞台なので、同じシチュエーションで、同じメンバで話が繰り広げられていくのですが、毎回毎回、ちょっとしたゲストがいて、その面々が面白かったな。声優の三ツ矢さん、元スケート選手の清水さん、ミヤネさん、カンニング竹山さん、中村玉緒さん、羽鳥さんなどなど・・・。みんな人柄が滲み出る演技で、その人選にくすりと笑わされてました。人柄が滲み出るといえば、ラストでスタッフロールが流れる間、3、4分間の即興芝居。「素」な感じの台詞回しや展開がかわいらしくて面白くて大好きでした。

こんなに面白かったのにな。視聴率悪かったみたいで残念です。

裸足で駆けてはいません。

2013年07月01日 22時50分30秒 | 日常生活
もういろんな予定に「ごめんなさい!」して
週末、ハウステンボスに行って来ました。
お目当ては登場以来、ずっとずっと気になっていた巨大迷路です。

朝8時20分に博多駅で待ち合わせ、特急でごー!
と思ったら、友人ひとりが時間になっても現れず。
8時31分出発の特急だよね?とハラハラしながら待っていたところ、
出発3分前に合流できました。
「大丈夫。3分あるもん。余裕。余裕。絶対間に合う。」
と、言霊信じて言い聞かせながら、ダッシュ!いーそーげー!

集合時間と同時にどきどき気分を味わいました。
いやー、出発前からアトラクションなみのスリル味わっちゃったね。
間に合ってよかった。
久しぶりのダッシュ、楽しかった。

ハウステンボスに到着すると、入国ゲートすぐ近くで
「ウォークラリーも開催している」ことを教えられました。
ヒントをもらって、園内中で宝探しをするのです。楽しそう!
やります!やります!
と、ヒントが書かれた「冒険の書」と園内の地図をもらい、いざ出発!

あ。でも、入国ゲートすぐ近くには、
(私にとっては)今回の旅の目的でもある迷路があるのです。
もう、やっとこうぜー。
なんせ、15分ぐらいで終わるらしいからー。

と、気軽に迷路に足を踏み入れ、
それから50分ほど、迷路に閉じ込められてました。
なに?この「所要時間15分以上」っていう情報は!
進んでも進んでも、全然、ゴール見えんかったー!
そして、想像の30倍ぐらい、身体使ったー!
ひっさびさにかがんだり乗り越えたり、登ったりくぐったりしました。
全身くまなく使ったよー。
こんなに身体のパーツを色々使ったの、久しぶりだよ!
ついでに言うなら、汗をかくのもひさしぶりー!
健康的なことしてる気がするー。
うん。やっぱり身体は動かすようにしようっと。

と思いがけず、充実感を満喫しながら、迷路を後にし、
ウォークラリーを再開しました。
これまた、ヒントがてんでわかんないのです。
なんのこっちゃー??っていう文章にうんうん唸りながら進んでいると
友人のひとりが注意喚起してくれました。

「言っとくけど、すでに誰か園内パスポート落としてます。
 心当たりのある人は、私に声かけてね。
 ていうか、パスポート持ってるか見てー。」

はーい!わたしでーす。
ウォークラリーで使う「冒険の書」を持った瞬間から
園内パスポートの記憶が一切ありませーん。

と、名乗りを上げ、

いや、もうむしろ、これから先も持っててくれるとうれしいな。
私、一日、そのパスポートを持ち続けられる自信がまったくないです。

と、図々しいお願いをしたところ、優しい友人は
心よく(というか、悟りを開いたように)「いいよ。」と
パスポート係を引き受けてくれました。おかーさーん!

そんなわけで、そこからは思う存分、ウォークラリーに集中。
難しくてうんうん唸ったものの、
ゆっくりじっくり確実に宝箱を見つけることができ、
おかげさまで、順調に園内いたるところを回ることができました。

で、ウォークラリーも中盤、というところで、
「冒険の書」が手元にないことに気付いたのでした。

・・・あれ?
わたし、ずっと「冒険の書」を持って動いてたってのに。
いったい、いつなくしちゃったの??
あんなに一生懸命、宝箱探し続けたのにー!!

もう。これは。
徹頭徹尾、最初から最後まで自分が悪いので、
しょんぼりしつつも諦めて、
友人たちの残りのポイント地点を懸命に探し続けます。

結局、1日かけてウォークラリーを制覇!
気持ちよかったー!楽しかったー!

その上。
私が「冒険の書」をなくしても懸命に宝箱探しをしていたのを
隣で見ていた友人がハウステンボスのお姉さんに
「この子もずっと一緒に回ってたんです。」
「パスポートもちゃんと持ってるんです。」
「ご褒美のポストカード、もらえませんかねぇ。」
と非常に低姿勢でお願いしてくれたおかげで
ハウステンボスのポストカードも無事にげっと!

あーりーがーとー!!
と、何度も何度もお礼を言ったのでした。やったねー。

さて、翌日。
親戚や親戚や親戚や親戚にお土産を購入し、
妹さんに義弟君のTシャツサイズを確認してから、
義弟君へお土産へんてこTシャツを購入し、
自分用にも、ハウステンボスとはこれっぽっちも関係ない
一目ぼれしてしまったかえる君の置き物を連れて帰り、
その時点で、荷物をまとめて、チェックアウト。
重いものはぜーんぶホテルさんに夕方まで預かってもらおー。

というわけで、夕方にまたホテルへ集まり、
預けていた荷物を引き取って、駅へ向かったのでした。

お土産たくさん買っちゃったなー。
見ていると、ついつい欲しくなっちゃうんだよねー。
今回は、ついつい重さ重視でお土産選んじゃったからなー。
余計、重たくなっちゃったなー、などと
旅行かばんにまとめたお土産に思いを馳せながら
駅路を急いでいたところで、むむむ・・・?
と、頭の中の警報が鳴り響いたのでした。

・・・なんか変。
なんか私の荷物、明らかに軽い気がする。
足りてないよね?荷物?と周囲の友人を見渡し
「ほらー!!私、バッグ持ってないー!!」
と、私の手元にない大きな旅行かばんに思い至ったのでした。

・・・なんで、あんなおっきなもの忘れちゃうかなー。

と、さすがに(大抵のことは慣れっこで全然へっちゃら!に
なってしまっているわけです。この厚顔無恥っぷりは
むしろ「特技」レベル。)恥ずかしさをかみ締めながら、
ホテルへ戻って行ったのでした。

ホテルのロビーにぽつんと取り残される荷物。
やっぱり日本って安全安心だわー。
でもって、安全安心で痛い目を見てないから、
こんなぽんこつミスをしちゃうんだわー。と思ったのでした。

充実の二日間。
身体動かしっぱなしで、後半かなりばてましたが、
どこを歩いても、どこを見ても景色が美しいハウステンボスさんに
「今度は、冬のイルミネーションを見に来ようっと。」
と思いを新たにしました。
東洋一のイルミネーション、見てみたいなー。

さて、自宅に帰り着き。
「このお土産は、おじいちゃんちのでー。」
「このお土産は、おばあちゃんちのでー。」
「このお土産は、義弟君のご実家のでー。」
と、早速、お土産を振り分けていたところ、
わざわざ妹さんにメールして、サイズを確認したはずの義弟君のTシャツが、
確認したサイズとはまったく異なることを発見したのでした。

そういえば・・・・。
Tシャツサイズ、わざわざ確認したのに、
Tシャツ購入するときは、サイズ確認し忘れてたなー。
一番上のTシャツを無造作に手にとったなー。

なんなの?バカなの?わたし、あんぽんたんなの?
・・・まちがいなく、あんぽんたんです。

なしかー!
サイズ聞いておきながら、サイズ見らんっちどゆことかー!
あほう!
と散々、自分を罵りながら、
「いいもん。このTシャツは元々、妹さんに買ったんだもん。
 義弟君には、再来週の鹿児島旅行のときにTシャツ買うもん。」
と自分を慰めたのでした。

せっかく、義弟君へ渡すつもりで、
「値札は取らないでください。」ってお願いしたってのにー!

再来週の鹿児島旅行は。
私が幹事なのです。
不安いっぱいです。どきどき。