午前中に風呂とトイレの掃除。今日は気合いを入れて手抜きは無し。
風呂は何時もやっているので慣れたもの。トイレだってどうって事はない。
年末のこの時期は、少しでも手助けをと、トイレも夢さんがかってでた。
台所からは朝から包丁の音。オバサンは煮物の準備に忙しそう。
キッチンを覘いた夢さんビックリ!「またこんなに作るの?」
昆布、ニシン、筍、椎茸、肉のブロック等々・・・材料が山盛り。
この分だと、今夜もまた遅くまで煮物の支度に掛かりそう。
何のために詰め合せのおせちを頼んだのか分からない。
「それはそれよ」あんなのじゃとても足りないでしょ?と言う彼女。
身に付いた長年の習慣はそう簡単には変えられないらしい。
大変だろうからとか、様々気を遣ってみたところで所詮は無駄。
彼女のやりたいように、気の済むように、静観するしかない。
おまえら!お袋の気持を無にするなよ。みんなで必ず来るんだぞ!
声にならない言葉を息子達に向かって呟くおやじ。