机の引き出しの中に、ずっと前からこのキャラメルは有った。
誕生日だったか、クリスマスだったか、ずっと前の話。
ドドドドッと、二階に駆け上がってきた6孫からもらった。
「おじいちゃん、これ!」と、あの上気した顔は忘れられない。
毎日開け閉めしているし、目にはつくのだがどうも封を切れない。
「それは食べてあげなきゃ可哀そうよ」オバサンにはそう言われた。
「せっかく上げたのに」って、〇〇クン泣いちゃうわよ。
「見つからない内に食べてあげなさい」そうか・・そうだよな。
たかがキャラメル、されどキャラメル・・ジイさん辛ぇとこだな。
えっ!賞味期限・・ だいじょぶだよ 2019/10だもの。
「おかあさん食べる?」「いいわよアタシは」首を振るオバサン。
ついに開けちゃったぞ、ごめんな〇〇 なるほど昔とおんなじキャラメルだ。
中学生になった6孫は、最近とんと顔を見せなくなった。忙しいんだろな・・
ポリープが見つかって、しばらくは様子見の夢さん 食事はあっさり系。
たまに出てくる鰻はごく少量を少量のご飯で頂く。彼女の努力に感謝の日々。