恒例の新年会も終わって、普段の静けさが戻った我が家。
おせちの残りをつつきながら二人だけの朝食。
お年玉の袋を前に、オバサン嬉しさ半分ながら、少し浮かない顔。
「お年玉なんて気にしなくていいからね。みんな大変なんだから」
それぞれ住宅ローンを抱えているし、孫達も金の掛かる年齢になってきている。
それが分かっているだけに、前々からそう言ってきたのだが、そうも割り切れないらしい。
中でも、いちばん稼ぎの少なさそうな末っ子夫婦は、兄貴夫婦達の何倍も置いていく。
オバサンと夢さんに、帰り際にそっと手渡してくれるのだが、頑として引っ込めない。
大変だろうにな・・・・毎日必死に仕事をしている姿を思うと胸が痛む。
今迄に貰った分はずっと袋のまま取ってある。勿体なくてとても使えるものではない。
「困ったわよね、でもいいんじゃないかしら貰っておけば」
何かの時に、出来る事をしてやればいいと、オバサンは言う。それしかないね。
「でもあれよねぇやっぱりお嫁さんによるのかしらね?」ほ~ら出た。
立ち上って障子をいっぱいに開ける夢さん。朝陽がいっぱいに射しこむ。
「 眩しいわぁ」顔の前に手をかざすオバサン。ではなかった今朝のあんたは”姑さん”
おせちの残りをつつきながら二人だけの朝食。
お年玉の袋を前に、オバサン嬉しさ半分ながら、少し浮かない顔。
「お年玉なんて気にしなくていいからね。みんな大変なんだから」
それぞれ住宅ローンを抱えているし、孫達も金の掛かる年齢になってきている。
それが分かっているだけに、前々からそう言ってきたのだが、そうも割り切れないらしい。
中でも、いちばん稼ぎの少なさそうな末っ子夫婦は、兄貴夫婦達の何倍も置いていく。
オバサンと夢さんに、帰り際にそっと手渡してくれるのだが、頑として引っ込めない。
大変だろうにな・・・・毎日必死に仕事をしている姿を思うと胸が痛む。
今迄に貰った分はずっと袋のまま取ってある。勿体なくてとても使えるものではない。
「困ったわよね、でもいいんじゃないかしら貰っておけば」
何かの時に、出来る事をしてやればいいと、オバサンは言う。それしかないね。
「でもあれよねぇやっぱりお嫁さんによるのかしらね?」ほ~ら出た。
立ち上って障子をいっぱいに開ける夢さん。朝陽がいっぱいに射しこむ。
「 眩しいわぁ」顔の前に手をかざすオバサン。ではなかった今朝のあんたは”姑さん”