連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

見透かされた魂胆

2004-12-12 | Weblog

階段を上がる足音がして、「お父さん、ご飯よ」と、オバサンが顔を出す。
「はいよ」と、返事は素直なものだ。

カーテンを開けてビックリ。あちゃあ雨かよ。
へたをすると、マリの散歩に行かされるぞ。

「一寸飲みすぎかな?疲れちゃったよ、帰って来てからパソコンやってさぁ」
「寝たのは3時だよ」と、本当に疲れたふり。

「だいじょうぶよ、あたしが行くから」と、すっかり魂胆は見透かされている。
シメシメ、食後、新聞を読むのもそこそこに、そそくさと自室にこもる。

「おっ」、オバサンがマリを連れて出掛けたらしい。
テレビを見ながら15分ほどマッサージ。立ち上がって窓の外を見る。

雨は大した事はない。この分では濡れるというほどの事はないな。
「疲れた」と言った手前、今日は一日パジャマのまんま。