岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

十和田視察のおまけ

2017年09月23日 | 百姓
平成29年9月23日((曇り時々雨)

今日のお天気は今一でしたが、ネギの出荷作業には影響は有りませんね。
只、あれほど良い出来だった小田道Cのネギが黄色斑紋病と虫害で具合が悪いです。毎週、防除していたんですが、それでも良くありません。
防除の仕方に問題があるようですね。来年は防除体型を考えないといけませんね。

さて、今日は先日の十和田行のおまけです。

道中の途中に減反田んぼにキャベツを栽培しているところがありましたんで気になって撮ってみました。かなりの広さです。30アール圃場1枚規模ですね。



草が繁茂していますが、キャベツは何とか頑張って見えています。結球していますんで出荷は出来そうですね。来年は自分もチャレンジするつもりなんで参考になりますね。1ヶ月後にまた来てみます。



道中は十和田湖を超えていくんで一寸だけ景色を見ていきました。紅葉は未だでしたが、観光客は結構、沢山いましたね。奥入瀬渓流は先日の台風の影響か水が濁っていました。



現地でネギの畑やネギ農家さんを見て回っていたら、エアー吹きが短い音がしたので一寸、寄ってみました。ネギの出荷調整作業では無くてニンニクにエアーを吹き付けていましたので一寸、見学させて頂きました。
かなりの量のニンニクにエアーを吹き付けています。これ全て種です。6片種なので単純に考えて6倍になるんですね。



ハウスではニンニクを3人でバラしています。ハウス内や外にコンテナを山済みなんで物凄い規模で栽培するんですね。



そこで、エアーを掛けているお姉さんに色々と聞いてみました。先に言っておきますが、作業している時は判りませんでしたが、話しかけて顔を見たら超美人でしたので超ビックリです。
農作業している女の人はオバサンかお婆さんが定番ですが、30代ほどの超美人だったんでドキドキでしたが色々と聞いてみました。
実はこの地域ではニンニク栽培も盛んで9月~10月が定植時期でニンニクを片にばらす必要があってばらし易いようにエアーで外皮を飛ばしてばらし易いようにしているということでした。
そのためのエアー吹きつけの専用機があるんですね。親切に説明と具体的やって見せてくれました。
多角経営ですねと言ったら、農業は休みが無くてサラリーマンが良いよという。ここでも跡継ぎがいなくて作業員確保が大変だと言ってました。ここでも同じ悩みですね。



青森は凄いね。ここではネギを10月中旬で出荷を終了させて、ニンニクの定植をして次年の6月~7月に収穫するということです。7月からネギの出荷を始めて10月中旬に終る。このサイクルということでした。間に水稲もあるし、確かに収入は凄いが休みは無いですね。

秋田の自分の周りではこういう徹底した農業をしている人はいませんね。水稲だけの経営で終わりですので、残念ながらあっさり経営で裕福な人は見当たりませんね。

最後にネギの収穫作業をしている農家さんを見学してきました。
ネギの葉は畑でカットしてして、残渣を減らしていましたね。ネギの掘り取りはソフィで家族4人で掘ってましたね。トラクターを2台を並走させて運転者は居なくて自動で低速で走らせてネギはどんどん載せていきます。凄い効率的ですね。お父さんがソフイの運転、嫁さんがネギを束ねてお母さんがその束を逆さにしてトロを出して息子に渡すという流れ作業で効率的ですね。



ネギの品種が夏扇パワーの様でネギの束を逆さまにしてつゆを捨てています。シャワーみたいに出ますね。この地域のネギの品種は大体、夏扇系に収まっているそうです。ただ、晩成種に夏扇2号は病気に弱いので「輝き」という品種を導入しているということでした。



今回も色々な情報を得られたんで良い視察でしたね。視察は自分で知りたいことや行きたい場所を自由に決められるんで個人視察が良いですね。

今回の視察はこれで終了です。


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2 コメント

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Unknown (実家は元農家)
2017-09-24 22:54:49
>来年は自分もチャレンジするつもりなんで

キャベツもブロッコリー同様にLP303-15のチェーンポットに一穴飛ばしで播種すれば「ひっぱりくん」を用いた定植が可能です。セルトレイに播種して手植えする場合と比較すれば定植も綺麗にできますし何より時間と労力の節約に繋がります。

>収入は凄いが休みは無いですね

青森県だと南部地方は野菜と水稲、津軽地方は果樹(主にリンゴ)と水稲という多角経営をしている農家が一般的ですね。特に十和田市を含む南部地方はヤマセの常襲地帯で昔から水稲は冷害に苦しめられてきた事情があり早くから水稲以外の基幹品目が求められてきました。今でこそナガイモ・ニンニク等を始めとする根菜類の一大産地として知られる様になりましたが黎明期には落花生や砂糖の原料となる甜菜の栽培など試行錯誤の連続でした。

甜菜(ビート)は1962年、国策によって十和田市に隣接する六戸町に製糖工場(フジ製糖、現在は日本精糖と合併してフジ日本精糖)を誘致することが決定し畑作園芸の振興として県や農家の期待も大きかったのですが肝心の甜菜が連作の効かない作物であったこと(3~4年ほどの輪作が必要)や国の砂糖輸入自由化もあり国産砂糖の価格低迷による工場閉鎖(1967年)等により上手くいきませんでした。当時を知る農家によると試作では糖含有率も北海道に劣らず作物としての出来は悪くなかったそうで中には本格栽培を見越し借金をして甜菜用の農地を確保した人もいたそうです…
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野菜農家をやりたい (岳仁)
2017-09-25 22:59:52
実家は元農家さん こんばんわです。いつもありがとうございます。
LP303-15でブロッコリーの実験しましたが、山行と被って苗がちょっと上手くいかなくで定植してもペーパーポットが風邪で飛ばされて今回はうまくいきませんでした。幸いにねついた苗は成長しています。

来年は、田んぼを無償で借りたんで一寸、規模を大きくして挑戦したいと思います。

十和田地方というよりも青森は五戸、七戸、三戸地方は野菜栽培がすごかったですね。ねぎ、ニンニクは主流なんですね。日本一が納得です。
自分もいろんなことを模索するんですがなかなかうまくいかないというか、農業経営の形ができません
ね。いろんなことに気が多すぎるのかもしれませんね。

来年は自分の農業の一つの形ができればいいなと思っていますので、これからもコメントくださるようお願いします。
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