おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

打男 DADAN

2012-07-21 23:22:07 | 観たもの
 松竹座の記事を書かないといけないんですが、昨日からの「玉ちゃん、人間国宝に!」フィーバーで先に「打男」を書きます。

 もともと“音楽”は私のテリトリー外で、コンサートと名のつくものはほとんど縁がなく、この前の玉ちゃんのコンサートが人生初のコンサートかもしれません。そして、引き続き、その玉ちゃんつながりで本日の鼓童のメンバーによる「打男」でございます。特に行く気はなかったのですが、5月の南座での玉ちゃんのトークショーで、玉ちゃんが鼓童の芸術監督に就任された話から、日刊スポーツのてらお(敬称略でスミマセン。玉ちゃんがこう呼んでいらっしゃるので)が鼓童を大絶賛され、「そんなに良いのなら、ここはひとつ見に行きますか…」って感じでチケットWeb松竹をポチッとしてしまいました。

 「鼓童=佐渡で太鼓叩いたはる人たち」という程度の知識しかなく、漠然とお祭の大太鼓のようなイメージでまいりました。でも、全然違いました。大きな太鼓ももちろん登場しますが、鼓笛隊の小太鼓っぽい民族楽器っぽい太鼓(←何ていうのかわからない)とか、邦楽の太鼓(←小鼓といっしょに出てくるのです)とか、マリンバみたいなのとか、金属製のお椀を伏せたようなとか、いろいろな太鼓(打楽器?)が登場しました。単に叩いているのではなく、それぞれに振り付けがあって、しなやかに軽やかに演奏されていました。太鼓っていうと“いかつい”とか“ごつい”とかのイメージだったんですが、見事に覆されました。そして、リズムだけでなくちゃんとメロディーもあるんですね。びっくりしました。例によって、私は3階席からでしたが、太鼓が南座全体に反響し、3階席でもちゃんとお腹の底までぐわんぐわんと響きました。心地よい振動を感じた90分でした。

 
 ↑「鼓童」のホームページからです。こんな舞台でした。

 演出は芸術監督である玉ちゃんです。チラシでは「私は女形という職業柄、女性をよく観察し、それを理解し分解し自分の身体を組み立て直して表現しています。しかしまた日本の男がどういうものかということも逆説的に知っているように思うのです。そういう意味で他人が男らしく、また女らしく舞台の上で芸術的に光り輝き、見る者に生き甲斐と喜びを与えられるような芸術が生まれることをいつも願っているのです。男達の叩く日本の太鼓を存分にお楽しみ下さいませ。」とご挨拶されています。“男らしい”演出でした。

 照明も凝りに凝った美しいもので、玉ちゃんの美意識全開の舞台ではありましたが、私はビジュアル的にはちょっと苦手かも…、と思いました。マッチョな男の人が苦手、さらにそのマッチョさを強調されるともっと苦手、No thank youなんです。別に、ボディビルダーのような変な不自然なマッチョさではなく、太鼓をやってらっしゃるうちに、自然とああいう体型になられたんだと思いますが。前半は黒のタンクトップ(胸にはスパンコールでDADANの文字)、後半は上半身が裸です。肉体美を強調するために、身体にはオイルのようなラメのようなものをつけていらっしゃいます。髪にもラメがついていました。途中で、バックにスクリーンが下りてきて、演奏している姿のアップをそれに映し出すような演出もありました。脚とか胸とかがドバーッと映るんですが、個人的には…でした。
 
 アンコールでは、玉ちゃんも舞台に登場されました。ダークスーツをお召しでした。登場されるまでも客席は大きな拍手だったんですが、それがさらに大きくなり、悲鳴のようなものまで聞こえました。こんなに歓迎される演出家もそういないでしょうね。でも、ご自分の舞台ではなく、あくまで「打男」の舞台なので、控えめに一瞬で引っ込まれました。そう、この一瞬のために、私は今日来たのかもしれない、と思いながら南座を後にしました。
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坂東玉三郎さん、人間国宝に!

2012-07-20 23:43:59 | その他いろいろ(歌舞伎)
 玉ちゃん、おめでとうございます。



 既に皆さんご存じのこととは思いますが、私も一応、ブログの記事としてUPさせていただきます。

 坂東玉三郎さんが重要無形文化財「歌舞伎女方」保持者の各個認定(人間国宝)を受けたことが本日発表されました。実力・人気ともに全く不足はなく、「国の宝」というのは本当にそのとおりで、ファンの一人としても非常に嬉しい、喜ばしいことでございます。

 ちょっと“天邪鬼”書かせていただくと、この一報を聞いたとき「え、玉ちゃんが人間国宝?受けはったん?ウソでしょ?」って思ってしまいました。だって、これまでの玉ちゃんを拝見していると、こういう受賞とか名誉とかというものとは全く無縁、おそらくご本人がそういうのを避けていらっしゃるんだろうなぁと思っていました。玉ちゃんほどの実力があれば紫綬褒章受賞、芸術院会員認定は当然だと思いますが、そうではありませんでしたから。玉ちゃんがよく比較される六代目歌右衛門丈とは対照的でした。歌右衛門丈は46歳で史上最年少で芸術院会員、51歳で人間国宝認定、55歳で文化功労者、62歳で文化勲章、79歳で勲一等瑞宝章ときらびやかな役者人生を歩んでいらっしゃいます。

 話が横にそれました。「何で?」と思いながら、歌舞伎美人の玉ちゃんの記者会見の記事を読んでみると、決して個人的名誉のためではなく(玉ちゃんなら当然ですが)「後進の指導と歌舞伎の将来のために」お引き受けになられたようです。最近、よくこの「後進の指導」っておっしゃっていますね。先月のトークショーでも力説されていました。玉ちゃんに続く真女形さん、出てこないですものね。女形さんはいらっしゃるんですが、真女形さんってほとんど絶滅危惧種のような気がします。絶滅してしまうと、歌舞伎自体が成立たなくなってしまいます。

 と文字にすると悲壮感漂いますが、上の動画を見ていただくと、もちろん、真剣な決意も述べられていますが、少し恥ずかしげな、カミカミのチャーミングな玉ちゃんを拝見できて、“萌え”ます。

 この会見、南座のあの西側ロビーのようですね。ということは、明日の「打男」では舞台にお出ましになるんでしょうか。「おめでとう!」と声をかけたいけれど、そんな度胸はなく、心の中でつぶやくことにします。
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七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会第二十一回 昼の部①

2012-07-17 23:38:31 | 観たもの
 松竹座の七月大歌舞伎、例年なら「関西・歌舞伎を愛する会」で座頭は孝夫さんですが、今年は「中村歌昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露 中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露」を兼ねており、今回の座頭は吉右衛門さんになります。吉右衛門さんは8年ぶりの松竹座だそうで、しかも孝夫さんとのご共演、これも“歌舞伎座建て替えバブル”のおかげです。それにしても、今年は吉右衛門さん、大車輪の活躍で、ほとんど舞台をお勤めではないでしょうか。来月8月はお休みですが、9月は演舞場で「秀山祭」がありますし。大阪は特に暑いので、吉右衛門さんも孝夫さんもお身体をお大事になさっていただきたいものです。

 さて、昼の部の最初は「双蝶々曲輪日記 引窓」です。
  【配役】
    南与兵衛後に南方十次兵衛       梅 玉
            母 お幸       東 蔵
            女房お早       孝太郎
            三原伝造       松 江
            平岡丹平       進之介
           濡髪長五郎       我 當

 朝一番なんですが、梅玉さんと我當さん、東蔵さんがご出演の豪華な舞台です。私は昨年永楽館大歌舞伎で「引窓」を愛之助さんの十次兵衛、壱太郎クンのお早で見ています。お芝居の巧拙だけなら、きっと今回の松竹座のほうがお上手なんだと思いますが、残念ながら若さがないんですよね(当然と言えば当然だけれど)。梅玉さん、がんばっていつもよりは高めの発声を心がけていらっしゃるんですが…。孝太郎さんのお早もとても合っていました。豪華な打掛のお方様よりは、こういう町の女房役のほうがずっと生き生きと演じていらっしゃいますが、壱太郎クン贔屓のワタクシは「やっぱり壱太郎クンのほうが初々しかったわよね」と思ってしまうわけで…。スミマセン、って感じでした。

 二つ目は又五郎さんの襲名披露狂言「棒しばり」です。
  【配役】
      次郎冠者  歌 昇改め又五郎
      太郎冠者       染五郎
      曽根松兵衛      錦之助

 狂言の「棒縛」を題材にした「松羽目物」と呼ばれる舞踊作品の一つです。大名の屋敷に仕える太郎冠者と次郎冠者は、主人の留守中にいつも主人の大事な酒を盗み飲んでいる困った家来です。そこで、主人が一計を案じ、二人を縄で縛って、酒が飲めない状態にして外出してしまいます。困った二人でしたが、一方は両手を棒に、一方は後ろ手に縛られた姿であることを生かし、二人で協力しながら器用に酒を酌み交わし始め…、という陽気なお話です。大正時代に、当時、踊りの名手と言われた六世菊五郎丈と七世三津五郎丈が苦心して振り付けをし、評判をよび、それ以降人気の舞踊の演目になったそうです。どちらも手が使えない状態で踊る、というなかなか高等技術が必要で、次郎冠者、太郎冠者とも達者に踊っていらっしゃいました。“二人で協力しながら飲む”ところは何とも言えないユーモラスな場面で、明るくて楽しい狂言でした。

 
 お昼のお弁当です。大丸のひらしまで「穴子尽くし」でした。基本、鰻より穴子派なので、美味しく頂戴しました。
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無謀な通し観劇

2012-07-16 23:09:45 | 観たもの
 本日は松竹座で七月大歌舞伎を昼夜通しで見てまいりました。顔見世並みのタイトなタイムスケジュールで、夜の部の終演は9時20分でした。最近の歌舞伎公演って、大体8時過ぎに終わっています。先月の新橋でも8時半終演でしたらから…。昼の部と夜の部の間は30分しかなく、休憩も昼の部は30分と10分、夜の部は30分、10分、10分と短くて、慌しい観劇となりました。ちょっと無謀なワタクシでした。

 でも、孝夫さんはやっぱり格好良く、ステキでございました。早見藤太もどうなん?と思いましたが、案外OKでした。何より、ご本人がとても楽しそうに演じていらっしゃって、見ているほうも何だか自然とニコニコしてしまう藤太でした。
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夏のセール(続)

2012-07-15 23:44:48 | 百貨店
 後ろ倒ししていた伊勢丹のセールが7月13日(金)から始まりました。と書いていますが、総本山・新宿伊勢丹はいざ知らず、関西の京都と大阪の伊勢丹は6月末から「special sale」と銘打って各売り場でこっそりセールをしていたんですけれどね。伊勢丹の大西社長があんなにきっぱりとセールの後ろ倒しを宣言したのに「それってどうよ」ってちょっと思ってしまいました。Isetan Girlでセールの呼び込みをしていた、いかにも伊勢丹って感じのおにぃちゃんに「おたくの百貨店、セールを適正な時期に行う、って言うてはったんちゃうん?」と聞いてみたい衝動にかられましたが、さすがにそこまで厚顔ではなく…。でも、ほんと、現場の人の話聞いてみたかったです。だって、セールを後ろ倒ししたからって、その分予算が削られるわけでもなさそうだし、7月は書き入れ時できっと予算も他の月より多く見積もられていそうだし、理想と現実の間で、現場の店員さんもお大変なんでしょうね。お客さんは「伊勢丹はセールをしていない」と思って来ないし、せっかく“こっそりセール”をしていても、あまり気づかれないという、何だか悪循環に陥っているような気がします。お気の毒な伊勢丹大阪店でございます。

 この“セール時期後ろ倒し”ですが、当初はお隣のルクアも追随するって言ってましたが、6月29日から始めてしまい、結局オンワードだけになったみたいです。

 で、ワタクシですが、セールは「さらにお値下げ」になったら本格的に動こうかと…。30%OFFぐらいではまだまだです。ただ、阪急百貨店は、夏のセールと建替えお詫びセールの両方があって、靴のHIROFUが廃盤品を半額以下で提供していて、思わずタッセルローファーをお買い上げです。今はまだ暑苦しいので、秋になったらおろします。阪急は、秋のグランドオープンに向けて、売り場移動が激しいんですが、いわゆる舶来品の売り場だけがどんどん増殖中で、ちらっと見ただけですが、新宿伊勢丹といい勝負してそうで、これはますます11月が楽しみになってきました。って、舶来品を買うことはないと思うんですが、新宿伊勢丹と同じ規模の百貨店が大阪にある、っていうのが何だかとってもウレシくって…。

 
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坂東玉三郎 コンサート~世界の旅~

2012-07-14 23:58:49 | 観たもの
 シアターBRAVAで行われました「坂東玉三郎 コンサート~世界の旅」に行ってまいりました。コンサートでございます。玉ちゃんが歌うのでございます。

 昨年、東北大震災のチャリティで東京でコンサートを開催されたところ、大好評で、その後八千代座でもあり、今年はとうとう“ツアー”になり、全国7都市を回られることになり、大阪にも来られることになりました。シアターBRAVAは“歌舞伎ぢゃない”お芝居をやってる劇場で、私もよく行ってますが、昨日は明らかにいつもとは客層が違っていました。初めて来た、あるいは最初で最後の来場?っぽい方が多いようにお見受けしました。何より、お着物をお召しになった方が結構いらっしゃるんですから…。

 7月6日に東京で始まり、10日高知、12日名古屋と回って大阪は4回目のコンサートでした。桔梗さんのブログで桔梗さんや我らが遠征クィーン・京にんじんさんのレポートを拝見していたので、ある程度心積もりはできていましたが、それでも見ているこちらも何となく緊張しもって拝見しておりました。プロ中のプロの玉ちゃんですので、お金をいただいて見せられる(聞かせられる)コンサートだとは思いますが、何となく「大丈夫なん?」と思ってしまいまして…。冒頭で、ご自身も「ちょっと緊張しています」っておっしゃるし…。

 直立不動とまではいかないけれど、ほぼそれに近い姿勢で、マイクはしっかり握り、まっすぐ正面を向いて歌っていらっしゃいました。伸びやかにお声は出ており、心配することはないんだけれど、何か心配なんです。時々リズムを取ってステップを踏まれるんだけれど、微妙なリズム感のようでした。低音になると文字通り“野太い”声で、「あ、玉ちゃんってやっぱり男の人なんやぁ」と思ってしまいました。歌舞伎では絶対に聞けないお声です。

 かんじんのお歌ですが、ジャズ、シャンソン、カンツォーネ、ボサノバ、Jポップと非常に多岐にわたっています。
第1部
 アラウンド・ザ・ワールド
 ルート66
 踊り明かそう
 君住む街角
 Someone to watch over me
 ス・ワンダフル
 追憶
 恋のバカンス
 あいつが死んだ晩
 つめたい部屋の世界地図
 夏の終わりのハーモニー
第2部
 セ・シボン
 明日は月の上で
 水に流して
 アルディラ
 ほほにかかる涙
 Wave
 いそしぎ
 イパネマの娘
アンコール
 What a eonderful world
 LOVE

 全て日本語です。その日本語はほとんどがご自身で翻訳されたそうです。MCで「私が翻訳した曲は言わせていただきます」とおっしゃっていました。そうそう、そのMCも「ご見物」とか「ご寛容」とか歌舞伎っぽくって、選曲とのミスマッチが面白かったです。「踊り明かそう」や「追憶」「いそしぎ」などの映画音楽は私でも聞いたことがありました。「恋のバカンス」は最初はアンコール用にご用意されたそうですが、先だって伊藤エミさんがお亡くなりになってので、急遽本番で歌われることになったそうです。男性が歌う「恋のバカンス」ってちょっと不思議な感じでした。

 私自身が初めてのコンサート体験で、上に書いたように多少緊張気味でしたが、懐かしい歌を聞けて何とか楽しめたように思います。次の機会はもっと楽しめるような気がします。コンサート、シリーズ化するかもしれませんね。

 
 パンフレットです。今年2月に訪欧されたときの写真満載で、ご自分で訳された歌詞も掲載されていました。
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9月の松竹座(確定)

2012-07-12 23:11:32 | その他いろいろ(歌舞伎)
 ようやく9月の松竹座の演目と配役が発表になりました。中村勘九郎さんの襲名披露公演ですが、お父様の勘三郎さんがご病気で休演のため、孝夫さんが友情出演なさるのでは?と密かに期待しておりましたが、残念ながらやはりご出演はなく…。お兄様の我當さんと秀太郎さんはご出演なので、もう一声!末弟さんもいっしょにってだめだったんでしょうかねぇ~。

 玉ちゃんは予定通りご出演です。「久しぶりの大歌舞伎!」と喜びましたが、共演の方たちは年上は我當さん、秀太郎さん、竹三郎さんだけで、あとは年下(格下?)の方ばかりで、“喜びも中ぐらい”です。

 出演者を見ていると、我當さん、秀太郎さん、翫雀さん、扇雀さん、壱太郎クン、吉弥さん、竹三郎さん、薪車さんと、上方歌舞伎のお家の役者さんがほぼ勢ぞろいで、歌舞伎座が建替えに入る前の毎年7月の「関西歌舞伎を愛する会」の公演みたい、とちょっと思いました。橋之助さんや彌十郎さんも大阪にはよく来てくださったいましたし。

 料金ですが、一等18000円、二等10000円、三等6000円と破格です。今月の孝夫さんと吉右衛門さんの共演でも16000円、8000円、5000円なのに…。9月もやっぱり三階からになりそうです。

 演目と配役です。
 【昼の部】
  一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
    三笠山御殿
     杉酒屋娘お三輪       七之助
     入鹿妹橘姫         壱太郎
     烏帽子折求女実は藤原淡海  新 悟
     豆腐買おむら        翫 雀
     漁師鱶七実は金輪五郎今国  橋之助

  二、俄獅子(にわかじし)
     芸者お扇       扇 雀
     鳶頭駒吉       橋之助
    団子売(だんごうり)
     お福  勘太郎改め勘九郎
     杵造       七之助

  三、瞼の母(まぶたのはは)
     番場の忠太郎  勘太郎改め勘九郎
     お登世     七之助
     半次郎母おむら 竹三郎
     金町の半次郎  亀 鶴
     半次郎妹おぬい 壱太郎
     板前善三郎   亀 蔵
     鳥羽田要助   市 蔵
     金五郎     彌十郎
     水熊のおはま  玉三郎

  【夜の部】
  一、女暫(おんなしばらく)
     巴御前     玉三郎
     舞台番     勘太郎改め勘九郎
     轟坊震斎    翫 雀
     女鯰若菜    七之助
     局唐糸     吉 弥
     手塚太郎    壱太郎
     紅梅姫     新 悟
     江田源三    亀 蔵
     猪俣平六    市 蔵
     成田五郎    彌十郎
     蒲冠者範頼   橋之助
     清水冠者義高  秀太郎

  二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
     勘太郎改め勘九郎
          玉三郎
          我 當
          秀太郎
          幹部俳優出演

  三、雨乞狐(あまごいぎつね)勘九郎六変化
     野狐/雨乞巫女/座頭
     小野道風/狐の嫁/提灯  勘太郎改め勘九郎

  四、雁のたより(かりのたより)
     髪結三二五郎七   翫 雀
     愛妾司       壱太郎
     若旦那万屋金之助  亀 鶴
     若殿前野左司馬   薪 車
     乳母お光      吉 弥
     家老高木治郎太夫  彌十郎
     花車お玉      扇 雀
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アンデルセンのマンゴーパフェ

2012-07-11 23:51:48 | 食べたもの
 
 京都伊勢丹の地下にあるパン屋さん、アンデルセンでございます。いつもお客さんで賑わっています。広島でアンデルセンの本店に行ってから、何となく親近感を持っております。アンデルセンってあちこちにあるように思っていましたが、直営の店舗は以外に少なく、関西では心斎橋大丸、梅田阪急、大阪空港、神戸そごう、西神そごう、そしてこの京都伊勢丹です。その中でもレストランが併設されているのは京都伊勢丹だけです。

 そのレストラン(ってイートインに毛が生えた程度のように思うんですが)でマンゴーパフェをいただきました。お腹がいっぱいでなければフルーツサンドイッチを食べたいところでしたが、この日はお昼ごはんをがっつり食べてしまったので、アイスクリームです。

 
 フランスパンのラスクが添えられているのが、パン屋さんのパフェですね。ソフトクリームの下にもラスクがありました。おそらくコーンフレークの代わりかと…。不思議なパフェでした。ラスクだけで4~5枚あったと思います。結構、お腹が膨れました。元はパンですから。でも、やっぱりパフェにはラスクではなく、コーンフレークとかウエハースとか、そういうのがいいなぁと思ってしまいました。まあ、小腹が空いて、かつ、冷たいものが食べたいときには両方カバーできていいかもしれません。
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ザ・タワー~都市と塔の物語~

2012-07-10 23:40:41 | 見たもの
 大阪歴史博物館で開催されている特別展「ザ・タワー~都市と塔の物語~」を見てまいりました。インターネットミュージアムのサイトで「ご招待プレゼント」を何気にポチッとしたら招待券が当たりました。無心だったのが、よかったんでしょうか。

 展覧会の紹介です。
 平成24年7月、大阪を代表する塔である通天閣が開業して100周年を迎えます。その記念すべき年に、東京では新たなランドマークとなる塔、東京スカイツリーが開業します。
都市に塔があるとき、人は遠くからその姿を眺め、近寄って足元から見上げ、登り、塔上から風景を見晴らし、そしてその記憶を思い出として残します。
 この展覧会では、19世紀末から20世紀にかけての3つの都市-パリ・東京・大阪に生まれた塔を中心に、そこで繰り広げられたさまざまな「都市と塔のものがたり」を、オルセー美術館の貴重なエッフェル塔関連資料と江戸東京博物館所蔵資料などから紹介します。

 スカイツリー人気にあやかった便乗企画?と思っていたら、パリのオルセー美術館からも貸し出しを受けていたので、何年も前から企画して、交渉して、準備して、開催された展覧会でした。(大阪歴史博物館の学芸員の皆様、申し訳ございません)

 展示の構成です。
プロローグ 二つの塔
都市の塔の誕生前史
近代都市の塔と万博
新しい時代の塔
エピローグ 塔が生まれるとき

 「バベルの塔」と「薬師寺東塔」から展示が始まりました。洋の東西において、塔は信仰・祈りの対象だったから、という説明がありました。それは納得できるんですが、それ以降の展示には信仰も祈りも出てこない、娯楽、観光がメインになります。最初のところだけで完結というか、ぶっつりと途切れていて、ちょっとむずむずした気分で見ておりました。「信仰」とか「祈り」とか大上段に構えるのなら、できれば、最後までそういうスタンスで説明して欲しいなぁと思いました。そういう気分のせいか、もひとつ入り込めなくて、ビュインと通り過ぎたって感じでした。

 
 東京スカイツリーの1/300の模型です。ここだけ撮影OKでした。

 
 大阪歴史博物館は難波宮跡に建てられています。遺跡の一部を掘り出した状態で展示してありました。遺構見学ツアーがあるそうで、そっちのほうが行ってみたいかも、って思いました。
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読んだらもらえる 2012

2012-07-09 23:29:27 | その他いろいろ
 今日は梅雨の中休みとかでお天気も良く、気温も30度を軽く越したようです。もう夏ですよね。“ニッポンの夏”(って、かなり、無理やりですが)と言えば、文庫各社の「100冊」キャンペーンでございます。

 今年も始まりました。角川文庫・集英社文庫は100冊の中から1冊買えばその場で当たります。角川はストラップ、集英社はスタンプだそうです。あまり興味がなく、どちらもパスです。

 新潮文庫はYonda?のブックカバーです。全部で6種類ありますが、どれもVery cute!でございます。久しぶりに「よっしゃー、買うでぇ」と力が入りました。あ、なんやかんや言いながら毎年2冊買って、景品はもらっているんですけれど、今年は気合が違うって意味です。

 早速2冊買いました。宮部みゆきの「英雄の書 上下」です。個人的には宮部みゆきなら途中で挫折することもなく、読了できそうなので有難いのですが、これって7月の新刊なんです。でも、いきなり「100冊」に入っています。それっていいんでしょうか。

 昔の「100冊」は古今東西の名作ばかりをピックアップしていたように思いますが、近年の「100冊」は結構いろいろな作家さんが入ってきて、それって皆が読まないといけない、若者が読むに値する本なのか?と思うこともしばしばです。まあ、入れ替えをしないと、景品に応募できなくなる人が続出しそうなので、仕方ない面もありそうですが。私も、この宮部みゆきがなかったら、何を読もうか(買おうか?)、大いに悩まないといけないところでした。自分もその恩恵に与ったけれど、何だかなぁとちょっと思ってしまいました。


 
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