おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

夏休み文楽特別公演

2024-07-27 23:26:22 | 観たもの
 性懲りもなく?文楽に来ております。一応、文楽劇場での公演は細々と通ってはいるのですが、如何せん、意識を失っていることが多く、記事にできるほどの感想もなく…。スミマセン。

 今年の夏休み文楽、第一部のお子様向けでお茶を濁そうかと思いましたが、頑張って第二部の「生写朝顔話」にしました。だって、人形遣いは人間国宝の勘十郎さん、和生さん、玉男さん、太夫は呂勢さん、三味線は藤蔵さんと、なかなかの豪華な布陣なんです。歌舞伎竹本の葵さんもご覧になったとTwitterで呟いていらっしゃったので、何かそういう権威?みたいなものに弱いワタシ…。

 この「生写朝顔話」は歌舞伎ではもう25年かかってないそうです。文楽は結構かかっています。ワタシも見た記憶があるので。「これでもかっ」ってくらいのすれ違いが続く、メロドラマです。ちょっと百恵ちゃんの大映ドラマみたい?いつも文楽は8割方寝落ちしていますが、これは8割方、あ、ちょっと盛りました、7割方起きてました。

 見どころは「嶋田宿笑い薬の段」、文楽のチャリ場の代表曲です。萩の祐仙は勘十郎さんでした。祐仙、何とまぁ、芸が細かい!舞台で祐仙もケラケラ笑い転げているのですが、客席もケラケラ笑っておりました。辛気臭いのより、こういう明るいのが良いです。主役の深雪は和生さん、阿曽次郎は玉男さんでした。女形の人形はどうしても簑助さんを思い出してしまってイケマセン。簑助さんの人形って、なぜか頬に赤みが差して人間になるんですよね。他の人はどこまで行っても“お人形”なんですよね。みんな、ガンバレ!

 歌舞伎でも見たいなぁと思いました。さすがに孝玉コンビでは無理なような…。花形で見たいですね。時蔵さん(梅ちゃんね)とかマシュマロ米吉クンとか。相手役は松也さんかイケメン隼人クンかなぁ…。祐仙は橘太郎さんでお願いいたします。何でかからないんでしょうかね?結構面白いと思うんですが。何せ、ワタシが7割方起きてたくらいなので…。

 1時半開演で終演は5時半、途中10分の休憩が2回、なかなかハードな観劇ですが、日中の一番暑い時間帯に文楽劇場で涼むっていうのもオツなものです。当日行ってもお席は十分ございます。ワタシも昨夜周りに誰も座っていない席を予約しました。もちろん通路です。でございます。

 ↑上の写真は第1部の「ひょうたん池の大なまず」の人形です。この演目は、勘十郎さんが、お嬢さんの幼稚園の先生から頼まれて作られました。衣装は勘十郎さんの手作りだそうです。勘十郎さん“ミシン使える”ので。

 ↓下の写真は阪急電車です。文楽劇場へ行くには地下鉄堺筋線を利用しますが、阪急電車と相互乗り入れしており、阪急電車に乗れるとなぜか「当たり!」って思ってしまいます。今日は帰りが「当たり!」でした。
 
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2 コメント

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7割 (おとら)
2024-07-29 00:01:02
自分で自分を褒めてやりたいと思います。それだけ、面白い演目なんでしょうね。

簑助さんが遣われる人形は別格でした。教えてもらってできるものではないんでしょうね。
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文楽は (まるこ)
2024-07-28 09:31:07
生のお舞台を拝見したことがなく、テレビのみでございます。
ふと見上げる仕草、遠くを見やる仕草、恥じらう仕草など、蓑助さんの遣う人形は人間でした。
それにしても、おとらさんの7割方はご立派でした。
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