「書かなきゃ、書かなきゃ」と思いながら、何となく先延ばしにしていた澤瀉屋さんの襲名披露公演の夜の部…。昨日めでたく千穐楽をお迎えになりました。「今さら…」感でいっぱいですが、一応UPしておきます。
夜の部の演目と配役です。
一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
翁 藤十郎
後見 薪 車
千歳 吉太朗
三番叟 翫 雀
二、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
長兵衛 中 車
七之助 門之助
僧法善 猿 弥
巫女小鈴 春 猿
猟人伝蔵 弘太郎
父長九郎 寿 猿
妹おいね 笑三郎
馬士弥太八 右 近
堀尾茂助 翫 雀
二代目市川猿 翁
三、四代目市川猿之助 襲名披露口上(こうじょう)
九代目市川中 車
猿之助改め猿 翁
亀治郎改め猿之助
中 車
幹部俳優出演
四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
川連法眼館の場
市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 亀治郎改め猿之助
源義経 扇 雀
駿河次郎 門之助
亀井六郎 右 近
川連法眼 寿 猿
飛鳥 竹三郎
静御前 秀太郎
昼の部と夜の部の間は1時間20分ありました。これだけあれば心斎橋大丸まで余裕でお弁当を買いにいけるはずでしたが、つい、周防町の「フクハラ」にフラフラと寄ってしまい、そのまま「あーでもない、こーでもない」とセールを漁っていたら、あっという間に時間が過ぎ、時計を見ると3時45分。夜の部の最初の演目「操り三番叟」に吉太朗クンが出るので、遅刻してはいけないとダッシュで松竹座へ戻りました。
前半は翁と千歳の踊りです。吉太朗クン、藤十郎さんとの共演です。さぞ緊張なさったでしょうね。でも立派に踊っていらっしゃいました。ずっと見ているので、完全に「親戚のおばちゃん」気分です。お能っぽい感じの厳かな雰囲気で前半が終わり、翁と千歳が退場すると、後半は三番叟の登場です。タイトルに「操り三番叟」とあるように、三番叟は「操り人形」という設定です。操るのは薪車さんです。途中で糸がからまる場面があったりと、なかなか細かい描写です。翫雀さん、ころころとした可愛らしい三番叟でした。角ばったところがないのが、お正月らしくお目出度い感じです。
二つ目は中車さんの襲名披露狂言「小栗栖の長兵衛」です。昨年6月の新橋演舞場に引き続き2回目です。私も見るのは2回目です。昼の部の「楼門五山桐」はボロクソ書きましたが、こちらは新歌舞伎ということもあるし、何より2回目ということで、すっかり“手の内に入った”長兵衛でした。新橋の時はまだまだ固さがありましたが、今回は少し余裕があるくらいで、立ち回りも慣れて、ご自分からどんどん動いていらっしゃるような雰囲気でした。台詞も他の共演の方たちとの違和感がなくなっていました。中車さんの持ち役ですね。3月の御園座、6月の博多座でも「小栗栖の長兵衛」がかかるようで、おそらく年末の南座の顔見世でもかかるんでしょう。その頃にはもっと練りあがって良い舞台になっているように思います。期待しましょう。
私が見た日は、猿三郎さんのブログによれば、翫雀さんが「入れごと」で、台詞には出てこない台詞をおっしゃっていたそうで、舞台上のご出演の皆様は笑いをこらえるのに必死だったそうです。えー、全然、気がつきませんでした。せっかくのそんな面白い場面に出くわしたのに、残念でございました。
夜の部の演目と配役です。
一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
翁 藤十郎
後見 薪 車
千歳 吉太朗
三番叟 翫 雀
二、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
長兵衛 中 車
七之助 門之助
僧法善 猿 弥
巫女小鈴 春 猿
猟人伝蔵 弘太郎
父長九郎 寿 猿
妹おいね 笑三郎
馬士弥太八 右 近
堀尾茂助 翫 雀
二代目市川猿 翁
三、四代目市川猿之助 襲名披露口上(こうじょう)
九代目市川中 車
猿之助改め猿 翁
亀治郎改め猿之助
中 車
幹部俳優出演
四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
川連法眼館の場
市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 亀治郎改め猿之助
源義経 扇 雀
駿河次郎 門之助
亀井六郎 右 近
川連法眼 寿 猿
飛鳥 竹三郎
静御前 秀太郎
昼の部と夜の部の間は1時間20分ありました。これだけあれば心斎橋大丸まで余裕でお弁当を買いにいけるはずでしたが、つい、周防町の「フクハラ」にフラフラと寄ってしまい、そのまま「あーでもない、こーでもない」とセールを漁っていたら、あっという間に時間が過ぎ、時計を見ると3時45分。夜の部の最初の演目「操り三番叟」に吉太朗クンが出るので、遅刻してはいけないとダッシュで松竹座へ戻りました。
前半は翁と千歳の踊りです。吉太朗クン、藤十郎さんとの共演です。さぞ緊張なさったでしょうね。でも立派に踊っていらっしゃいました。ずっと見ているので、完全に「親戚のおばちゃん」気分です。お能っぽい感じの厳かな雰囲気で前半が終わり、翁と千歳が退場すると、後半は三番叟の登場です。タイトルに「操り三番叟」とあるように、三番叟は「操り人形」という設定です。操るのは薪車さんです。途中で糸がからまる場面があったりと、なかなか細かい描写です。翫雀さん、ころころとした可愛らしい三番叟でした。角ばったところがないのが、お正月らしくお目出度い感じです。
二つ目は中車さんの襲名披露狂言「小栗栖の長兵衛」です。昨年6月の新橋演舞場に引き続き2回目です。私も見るのは2回目です。昼の部の「楼門五山桐」はボロクソ書きましたが、こちらは新歌舞伎ということもあるし、何より2回目ということで、すっかり“手の内に入った”長兵衛でした。新橋の時はまだまだ固さがありましたが、今回は少し余裕があるくらいで、立ち回りも慣れて、ご自分からどんどん動いていらっしゃるような雰囲気でした。台詞も他の共演の方たちとの違和感がなくなっていました。中車さんの持ち役ですね。3月の御園座、6月の博多座でも「小栗栖の長兵衛」がかかるようで、おそらく年末の南座の顔見世でもかかるんでしょう。その頃にはもっと練りあがって良い舞台になっているように思います。期待しましょう。
私が見た日は、猿三郎さんのブログによれば、翫雀さんが「入れごと」で、台詞には出てこない台詞をおっしゃっていたそうで、舞台上のご出演の皆様は笑いをこらえるのに必死だったそうです。えー、全然、気がつきませんでした。せっかくのそんな面白い場面に出くわしたのに、残念でございました。