「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

自称陶芸家、百均で陶器を買う!

2009年04月20日 | 雑想




このところ100円ショップネタが続いております。

陶芸を始めて、100円ショップで茶碗を買う人を悲しく思ったりしておりました。
そういう私も陶芸と出会う以前に、2回だけ100円ショップで飯椀を購入しました。
もちろん飯が食えれば何でもいいや~~と思っておりました。
「有田焼」の銘の入った飯椀が100円で手に入るんですね!しかも丈夫で割れない。
 
柿右衛門・今右衛門で有名な有田焼の窯元の中には、大看板を背負わない中小窯元もあるわけで
その人たちも食って生きて行くために一生懸命に方法を探したのでしょうね。
100円ショップで生きていく道を選んだ窯元があるんですね。
苦しい選択だったと思います。「有田焼」の銘を打つことに自責の念もあったことでしょう。
テレビで拝見したんですが、生きていくために100円ショップに特化して、全工程を自動化。
ロボットが器をつかんで釉薬の中にジャボン!!・・・・・・


話がそれましたが数日前に私と一回り年上の兄を数年ぶりに訪ねました。
家に入ると何ともすがすがしい清々とした香り。
もうすぐ古希を迎える兄はお茶を焚いて迎えてくれました。
大きな竹を切り抜いて盆栽を置き、背景にはすだれが下がり侘び寂びの世界。
兄貴も随分枯れてきたな~~と思いました。
その兄貴曰く、まだ脂ぎった現役時代の部下が訪ねてきても、茶香炉の香りにも盆栽にも気付かないとか・・・
嘆いておりました。
それに気づいた私もだいぶ枯れてきておるということの証。

またまた話がそれましたが(一杯入っておりまして・・)
要するに茶香炉のその香りの虜になりました。
いやしくも陶芸を趣味とするものが100円ショップで焼き物を買うとは何事か!
という意識もなく、自分で作ったらいつになるのやら、とにかく自分で早く試したい一心で探しました。

お茶葉専用の香炉はなく、似たようなものを買ってきました。アロマ???とかいうやつです。
ついでにロウソクも買いなさいと兄嫁から言われました。
さらについでにIHヒーターなのになぜかアルミ鍋を。
貧乏症の私は山ほど家にあるロウソクを溶かして流し込むために購入しました。
合計300円。

それが上の写真ですが、ロウソクが香炉に入りません???。
ロウソクの縁のアルミをカットして、なんとか自分でお茶葉を焚いてみました。
茶香炉専用でないのが原因か…すぐに茶葉が焦れて、
兄の家と同じ清々とすがすがしい香りになりません。

ポイントはロウソクの炎の大きさと香炉のバランスにあるようです!!

それ以来、ロウソクを溶かして流し込む加工と茶香炉への挑戦が始まります!!


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コメント (4)
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