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2022.7谷川岳天神尾根ちょこっと歩き

2023年04月22日 | 旅行
日本の旅>  2022.7 谷川岳天神平を歩く


 2022年7月、初日に水上温泉、2日目に谷川温泉に泊り、2日目に天神平を目指した。
 国道291号線を上り、谷川岳ベースプラザに駐車する。6階で谷川岳ロープウェイ往復券3000円を購入し、7階の連絡通路からロープウェイ土合口駅に行く。ロープウェイは定員22人で広々している。山に向かう人が少ないのか、一ノ倉沢トレッキングコースに比べ空いている。
 土合口駅あたりの標高は746m、天神平駅あたりの標高は1319m、ロープウェイの標高差は573mである。谷川連峰の急峻な山並みを見下ろしているうちに(写真)、7分ほどで天神平駅に着いた。
 天神平駅を出ると、すぐ先に天神峠観光リフトの乗り場がある。下りは歩くことにして、片道乗車券420円を購入する。
 天神平は緑がまぶしい(写真)。冬はパウダースノーに覆われ、大勢がスキーを楽しむのであろう。
 リフトの終着は標高1502mの天神峠駅である。展望デッキから天神平を見下ろし、谷川連峰を遠望する。晴れ渡り、見通しがいい。見上げると谷川岳が空に岩肌を向き出しにしている(写真)。尾根が続いているが、どこがトマノ耳(1963m)か、オキノ耳(1977m)か、一ノ倉岳(1974m)かは分からない。
 トマノ耳まで2時間、トマノ耳からオキノ耳まで10分、オキノ耳から一ノ倉岳まで50分だそうだ。一ノ倉岳登山は往復6時間、トマノ耳だけでも往復4時間になる。登山者の体力、脚力に脱帽である。


 足下にタカネイバラ?が咲いている(写真)。7月の谷川岳にはニッコウキスゲ、クルマユリ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ヒメシャガ、ヒメイワカガミ、ハクサンコザクラ、イブキジャコウソウ、トリカブト、シモツケソウ、ホソバヒナウスユキソウなどが咲くそうだ。花も登山者を楽しませてくれるようだ。
 少し先に天満宮、弁財天の祠、鳥居が建つ。登山の無事を祈願するのであろうか。


 山道を少し歩いた(写真)。大きな岩を乗り越え、小さな岩を踏みしめ、歩く。視界が開けると天神平、その先の山並みが展望できる(次頁上写真)。気分が広々する。山の空気を大きく吸い込み、肺の隅に残っている都会の空気を追い出す。体中に山の空気が行き渡ったような気がする。
 気分がさわやかになったので、天神尾根に挑戦する。ゴロッとした大岩を乗り越え、砂利に足を取られないように気をつけ、谷川連峰の雄大な風景を眺め、20分ほど歩く。
 天神平0.6km・谷川岳山頂3.3kmの標識まで来た(中写真)。体は疲れていないし、息も切れていないが、膝が気になる。思案の為所(しどころ)である。
 谷川岳登頂は目的ではないし、トマノ耳まではまだ片道1時間40分、往復すると4時間近くなる。当初の目的の天神平展望は果たした、と自分を納得させ、天神平駅に戻ることにした。
 山道を少し戻り、途中から天神平駅に下る木道を歩く(下写真)。木道は大岩も砂利も無く下り道なので歩きやすい。15分ほどで、谷川岳ロープウェイ天神平駅に着いた。
 展望デッキから谷川連峰、天神平をしっかり見納め、ロープウェイに乗る。


 谷川温泉で谷川連峰を眺めながら湯を楽しみ、夕食に大吟醸谷川岳をいただき、谷川岳を見上げて天神尾根ちょこっと歩きを思い出す。
 (2023.4)

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