スペインを行く15 2015年ツアー4日目 アビラ名物卵菓子 中庭式邸宅 サンタ・テレサ修道院 セゴビア 水道橋=悪魔の橋 コチニージャ・アサード /2016.2記
2015年10月23日、スペインツアー4日目の午前はアビラを見学、町の中心になるメルカド・チコ広場で、yemas de Avilaというアビラ名物の卵菓子を食べた。卵黄で作った菓子で、ぱさぱさして甘い。
このあと、サンタ・テレサ修道院を見学する。聖テレサは16世紀にアビラで生まれ、修道院に入った女性である。
そのころ修道院の規律が乱れていて、テレサは厳しい修行に努め、修道院改革を進めた。サラマンカで亡くなり、その後、列聖された。
生まれ故郷のアビラにテレサを偲ぶ修道院が建てられたとき、サラマンカの聖体から右薬指を分けてもらったそうで、修道院の博物館に聖テレサの薬指が安置されていた。
信仰の厚い参拝者が十字を切っていた。
アビラを出てセゴビアに向かった。見どころの一つは古代ローマ時代の水道橋である。
高さは28.5m、長さ730mの巨大な水道橋が旧市街に立ち上がっている。水道橋に比べると人間が小さく見え、ガリヴァー旅行記の気分になる。
最近まで利用されたほど、原形をいまに留めている。セゴビアの紋章にも水道橋がデザインされていて、市民の誇りであることがうかがえる。
ここで遅めのランチ、子豚の丸焼きコチニージャ・アサードを味わった。生後間もない子豚の丸焼きは皮がパリパリとし、肉はさっぱりとして柔らかかった。赤ワインがぴったりである。