yoosanよしなしごとを綴る

つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

618 二重虹を見た。太陽光線が水滴を通して人間の目に届いた角度が41度と52度によるそうだ

2015年09月17日 | よしなしごと

2015.9.16+9.17補足  二重虹=ふたえにじ 
 集中豪雨被災地の復旧、復興、再建を心より祈る。

 その前段階の雨が降り続いていた9月9日の夕方、一瞬、雨が上がった。散歩に出ようかと北側玄関のドアを開けたら虹がかかっていた。しかも二重の虹。空にぐるりとかかっているはずと思い、南のバルコニーに出たら、こちらも二重の虹(写真)。二重の虹はずいぶん前に見たことがあるが珍しい。しばらく眺めているうち虹が薄くなり、消え始めた。それでは散歩に行こうかと北側玄関を出たら、雨が降り始め、散歩は取りやめとなった。せっかくなので、二重の虹を勉強した。まず、二重虹は、ふたえにじと読む。
 の虹は明るい。主虹=しゅにじ、またはしゅこうと呼ぶ。右の少し暗い虹は副虹=ふくにじ、またはふくこうと呼ぶ。
 主虹は、内側が紫で、外側が赤の順に色が配列するが、副虹は、内側が赤、外側が紫の配列になる。
 空中が水滴で満たされているときに太陽光線が当たると、光線が水滴に入射し、一部の光線は、水滴の内側の膜面で反射してそのまま地上に到達する。それを人間の目が知覚するとき、虹として見える。
 太陽と水滴と人間の目の角度が40~42度のときに通常の虹が見える。二重に見える場合は主虹と呼ぶ。
 夕方は太陽の高さ=太陽高度が低いため虹は大きく見えるが、太陽高度の高い昼間は虹が小さく見える。
 水滴に入射する太陽光線のうち、一部は水滴内の膜面で水滴内に反射し、もう一度水滴内の膜面で反射してから地上に到達する。これが二重虹の外側の虹である。太陽と水滴と人間の目の角度が51~53度のときにこの虹が見える。副虹と呼ぶ。
 主虹の場合は、水滴内で一度反射するため、光の配列が反射で逆転し内側が紫~外側が赤になるが、副虹は水滴内で二回反射するため、逆転+逆転で光の配列が元に戻り内側が赤~外側が紫になる。暗くなるのも二度の反射のためであろう。
 人間から見たとき主虹の光線の角度40~42度が、副虹の光線の角度が51~53度より低くなるので、主虹が内側に、副虹が外側に見える。
 たぶん、水滴の中に違った角度で入射した光が水滴内でいろいろな角度に反射しているはずだが、同じ場所の人間の目に到達するのが40~42度と51~53度ということのようだ。
 私の理解はここまで。

 二重虹については、縁起がいいとか地震の前触れだとか、いろいろな流言があるらしい。が、太陽と水滴と観察者の目の角度によって知覚できる自然現象だから、自分流にロマンをイメージした方が前向きになれる、と思う。

コメント
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