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バルト海旅行記 - 4 (リューベック)

2016-07-07 11:44:27 | 旅行
バルト海旅行記の最終回は北ドイツの港町リューベックです。

町の入り口に立っているのがリューベックのシンボル「ホルステン門」です。
15世紀に建てられた市城門で地盤の弱い所に建てられたため塔が少し傾いているのだそうです。
もう少し経つと「ピサの斜塔」のようになるのかもしれませんね。


リューベックはドイツのノーベル文学賞作家トーマス・マンの生地です。

それで代表作「ブッデンブローク家の人びと」の文学館があります。


日本語に訳された本も展示されていました。


3階の展示室は特に小説の各場面を再現しています。
例えば「ペーパーシアター」の描写がある場面では実際の「紙芝居」の隣に原書の何ページにその描写があるかわかるようになっています。原書は入り口で自由に手にとることができるようになっています。
文学館というと作家の直筆文とか説明文が多いのですが、このような展示も面白いと思いました。


夜は「シッファーゲゼルシャフト」という名のレストランで食事をしました。
「船員組合の家」と日本のガイドブックでは紹介されているようですが、船員というよりは船主とか船舶会社の幹部のクラブハウスという感じです。1535年建造の由緒ある建物の中は船具や帆船模型で飾られています。



リューベック名物はマルチパンというアーモンドで作った砂糖菓子です。
日本の「スアマ」のような食感です。ショーウィンドウにマルチパンで作ったリューベックの旧市街の模型が飾られていました。


最後の写真は宿泊したホテルの朝食で見つけた「蜂蜜器」です。
三種類の蜂蜜(オレンジハニー、フォーレストハニー、フラワーハニー)がレバーを押すと出てきます。
1812年創業のこの蜂蜜メーカーはドイツで最も古くから養蜂業を営んでいるのだそうです。


これで「バルト海旅行記」は終了です。
お付き合いありがとうございました。
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バルト海旅行記 - 3 (リューゲン島)

2016-07-05 14:34:16 | 旅行
デンマークのコペンハーゲンからドイツのリューゲン島へ行くには、

まずコペンハーゲンからスウェーデンのマルメまでオレスン海峡を渡らなくてはなりません。

2000年に完成した海底トンネル、人工島、橋から構成される海峡ルートの全長は16kmにも及びます。

走行中の写真撮影は難しかったのでネットから拝借した写真です。



コペンハーゲンからマルメまでは車で1時間弱で着きます。

そこからリューゲン島へのフェリーが発着するトレレボルグ港までは約1時間半くらいでしょうか。

私達が乗船した船はドイツ船籍でしたが、隣にはスウェーデンのフェリーが停泊していました。

船には「ニルス少年の不思議な旅」の主人公「ニルス・ホルガション」の名前が付けられていました。

はるか昔、弟が読んでいたのを傍から覗いたような記憶があるのですが、内容は全然覚えていません。



トレレボルグからリューゲン島まではフェリーで4時間かかります。

リューゲン島は白亜岩の海岸線と白い瀟洒な保養施設の建物で知られています。





ビーチの入り口には掲示板が立っています。
テキスタイル・ビーチは普通に水着着用のビーチ、FKKはヌードビーチのことです。
WCとトイレのある方向が矢印で記されていますが、その矢印のなかにある数字(118m)を
判読できるでしょうか? 何とトイレ までの正確な距離が記されているのです。
「ドイツ人の徹底性」には笑っちゃいますね。ドイツ人の夫でさえこれには苦笑してましたよ。



ビーチ沿いには洒落たカフェやレストランが並んでいます。
ちょっと面白いカウンターのスツールを見かけました。


バルト海は琥珀の産地として知られています。
琥珀のピアスを旅の思い出に購入しました。
中の黒い点々は琥珀に閉じ込められた大昔の昆虫でしょうか?
そういえば「ジュラシック・パーク」では琥珀の恐竜の卵のDNAを操作して古代の恐竜を蘇らせたのではなかったでしょうか?


次回は旅行記の最終回でリューベックの様子をお届けします。


コメント (2)
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バルト海旅行記 - 2 ( コペンハーゲン )

2016-07-02 16:55:42 | 旅行
今回の旅行は本来、1週間フェーマルン島だけに滞在する予定でした。

でも天気予報では雨の日が多いということだったので、島では4泊だけにして、その後、コペンハーゲン、スウェーデンのマルメ、リューゲン島に寄って、リューベック経由で帰宅するというように旅程を変更しました。

フェーマルン島からはフェリーで45分程でデンマークに着きます。
港からコペンハーゲンまでは車で2時間程です。

コペンハーゲンではまず有名な「人魚の像」まで市内からバスで行きました。
雨に濡れる像の背後に停泊するクルーズ船に乗っていたのは多分ほとんど中国人客だったと思います。
5月に訪れた日本同様、ここも中国人客で溢れていました。


市内観光では市庁舎にあったイェンス・オルセンの天文時計がとても興味深かったです。
何でも300年に0,4秒の誤差しか生じない位、精巧にできているのだそうです。
時計職人のオルセンさんが何十年も構想を練って設計図を作り、組み立てに10年もかかったのだそうですが、当のオルセンさんは完成を見ずに亡くなったということです。



夕食は港の近くのレストランが多く並ぶ地区でムール貝を食べました。
この辺りは以前、船員を顧客とする「飾り窓の女」がいる建物が多くあったそうですが、
現在はレストランになっています。



デンマークは「レゴ王国」です。
ショーウィンドウに立っていたレゴの衛兵です。


最後の写真はホテルの窓から見える煙突にいつもいた白い鳥です。
始めは白鳩かなと思ったのですが、鳩よりはずっと大きいし、トサカに冠があるから
「白孔雀」かなとも思ったのですが、羽が短いし、それに孔雀は煙突までは飛べないでしょう?
どなたかこの鳥の名前を教えて下さると嬉しいです(^-^)/。
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