気がつけばふるさと離れて34年

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難しい決断

2016-07-18 15:25:49 | 日記


私がブログを始めたのは親しくしていた友人が亡くなったということだと、以前記しました。

そしてまたもうひとりの友人との語らいも失われてしまいそうです。

彼女は16年前にオードリー・ヘップバーンと同じ病気になりました(世紀の美女と同じ病気ということで”変な自慢”をしていましたが)。

完治したかに思えた病気の再発がわかったのは昨年末です。

それから辛い抗がん剤治療に耐えて、5月頃には腫瘍が消滅したのとの報告を受け、二人で喜びました。

16年前の「快気祝い」に贈ったバスローブを「縁起物」ということで今回も病院に持参していました。

今月に入って、急に調子が悪くなり検査をしたところ転移が見つかりました。

今度はお医者さまから「強い抗がん剤で少しは効果があるかもしれないが、治療をしないという選択肢もあります」と告げられ、

色々考えた結果、治療はせず、痛みを和らげる緩和療法を選んだということです。

とても難しい決断だったと思います。

先週のお電話では「私に残された時間はわずか」と精神的に混乱しているようなお話しでしたが、

今日の友人との電話ではとても落ち着いていてお嬢様ととても濃密な時間を過ごされ色々なお話しをされているということでした。

私は母の晩年にゆっくり話すことができなかったことを今でも悔やんでいますので、

友人にとっては悲しい状況になってはしまいましたが、お嬢様とゆっくりお話しできるということは羨ましいと思いました。

これから静かな日々を過ごされることを願っています。
コメント (2)
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