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パナマ文書

2016-05-02 12:00:45 | 読書
ドイツの日刊紙「南ドイツ新聞」がパナマのオフショア資金口座のことを暴露してから世界中で「パナマ文書」が話題になっています。

2週間ほど前に本屋さんで平積みされていたので本を購入しました。



「ちょっと覗いてみるか」と手にとった夫に独占されてしまい、一週間ほど前からようやく読み始めました。

一年程前に「データに興味があるか」というメールを受信する第一章から最後に租税回避のためのペーパー・カンパニーを21万社以上も設立した法律事務所「モサック・フォンセカ」の本社があるパナマを訪れる最終章までまるで推理小説を読むみたいにスリリングな展開が描写されています。

データ量が膨大なために国際調査報道ジャーナリスト連合(ICU)に出向き、連合に加盟するジャーナリストに秘密裡に協力を依頼するためにワシントンを訪れ、プレゼンテーションをする場面も印象深いシーンでした。

その結果、約80カ国のメディアのジャーナリスト400人がデータ調査・取材に参加したのです。

「パナマ文書」の影響はこれまでアイスランドの首相が辞任したことや、ナチに略奪され行方がわからなかったモジリアーニの絵画がスイスで見つかった位ですが、5月10日に関係する企業や個人名が発表されるということですから、これから本格的な捜査が始まることと思います。

誰がこの膨大なデータを漏洩したか謎ですが、該当者は生命の危険にさらされていることは事実でしょう。

最終章に登場する調査・取材に協力したパナマの新聞社の職員には「防弾チョッキ」が配布され「ボディガード」が付けられたということです。

一応「読んだ」ということにしていますが、租税回避するための種々の手法については租税や財政、投資関連の専門用語がわからなくて、

あまり理解できませんでした。

我が家は租税回避する必要など全然ないのですが、以前コスタリカへ旅行した折、パナマにもよりました。

その時の思い出が夫が購入した「パナマ帽」です。



パナマ同様、タックスヘイブンとして知られる英国領ヴァージン諸島には以前(18年も前!)クルージングで訪れたことがあります。

その時の写真を3枚、添付します(私も若かったなぁ)。






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