先日、花水木さんが地区の朗読サークルで向田邦子の『文字のないはがき』を朗読されたことをブログに記されていました。
それで私も早速、斎藤孝さんの『声に出して読みたい日本語』から何篇か朗読しました。
この本には8つのテーマ毎に70篇ほどの文章が引用されています。
中でも私が好きで何度も朗読しているのは初めのテーマ「腹から声を出す」の冒頭に出てくる
『弁天娘女男白浪(白浪五人男)』です。
そうです、「知らざあ言って聞かせやしょう」で始まり
「由縁の弁天小僧菊之助たぁ、おれがことだ」で見得を切るあの名ゼリフです。
昔、歌舞伎座で鑑賞した舞台を思い出しながら声を張り上げています(^○^)。
中原中也の詩『サーカス』もオノマトペの「ゆあーん、ゆおーん、ゆやゆおん」が好きで良く朗読しています。
伊藤比呂美さんの『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』の独訳本にもこのオノマトペが登場する箇所があるのですが、
ドイツ人読者で中原中也の詩を知らない人は奇妙に思うかもしれませんね。
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