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チョコレート博物館

2016-03-07 14:10:40 | 日記

ケルン観光のトップは何と言ってもユネスコ世界遺産の「ケルン大聖堂」です。

その後はローマ・ゲルマン博物館、ルートヴィッヒ美術館、ライン河下りなどが観光客に人気があるようです。

最近はライン河沿いに建つ「チョコレート博物館」の人気も高まっています。



元々このあたりにはシュトルヴェルクという名のチョーコレート会社がありました。

シュトルヴェルクは1876年にケルンで創業した食品会社ですが、チョコレートやマルチパンで有名になりました。

第2次大戦後の世界経済恐慌以来、経済状況が悪化していたシュトルヴェルク社を1972年にイムホフさんが買収後、

会社の復興に成功しました。

その後、本社をケルン郊外に移転する際に見つかった種々のチョコレート関連の品を集めて、イムホフさんの個人資産で建てられたのが

チョコレート博物館です。

1993年10月31日に開設されました。

1922年生まれのイムホフさんは2007年に亡くなりましたが、子供の頃に近くにあったチョコレート会社から漂ってくる甘いチョコレートの香に

憧れ、チョコレート製造業に携わることが夢だったそうです。

その夢を実現させ、チョコレート博物館のオーナーを14年間勤めたイムホフさんは幸せな人生を送ったといえるでしょう。

チョコレート博物館では単にチョコレート関連の展示を行っているだけでなく「チョコレート講習会」も開いていて好評を博しています。



最近では「黄金のカカオの木」の隣にチョコレートでできたケルン大聖堂も陳列されているということです。


(写真は全てホームページから拝借しました)

ドイツではヴァレンタインデーにチョコレートを贈るのは一般には行われていません。

ですからチョコレートの消費量が最も増加するのがクリスマスやこのイースターの時期です。

イースターの子供たちの楽しみは庭や家の中に隠された色つきゆで玉子、ウサギや卵チョコレートを捜すことです。

ウサギ型のチョコレートの中での人気者はゴールドパッケージのウサギです。

我が家には毎年、小型のウサギが鎮座しますが、チョコレート博物館の屋上にも鎮座して入場者を睥睨していると先日、地元の新聞が報道していました。



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