先週ボンのBundeskunsthalle(国立美術展示場)で開かれていた(9月1日まで)「隈研吾の建築とオノマトペ展」に行ってきました。
東京オリンピックのスタジアムの建築家として知られる隈研吾さんは自然に優しいサステイナブルな建造の建築家として現在世界で最も注目を集める建築家の一人なのだそうです。
隈さんはご自分の建築を日本語のオノマトペ(擬声語や擬態語)で表現されるのだそうで、会場の入り口にはまずオノマトペの説明があります。
その後各オノマトペとその建築の写真と模型の展示、最後は隈さんがご自分と建築との関わりについて語る映像にたどり着きます。
ちなみに東京オリンピックスタジアムや隈さんの建築が何点かある高知県檮原町の雲の上ギャラリーなどは「ぱらぱら」と表現されるのだそうです。
隈さんの建築を見るためには日本国内だけではなく世界中をまわらなくてはならないようです。
海の断崖をイメージさせるスコットランドの美術館は「ざらざら」という形容です。
デンマークの公園は「ぐるぐる」です。
とても良い展示会だったのでカタログも購入しました。
表紙は宮城県南三陸町の震災復興祈念プロジェクトとして建てられた中橋(なかはし)でこれは「つんつん」と表現されています。
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