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リビアの思い出

2019-07-06 17:12:54 | 旅行
今年の一時帰国時、ドイツに住む友人から購入を依頼された書籍の中に「文藝春秋六月号」がありました。


友人に郵送する前に、
村上春樹さんの紀行文と塩野七生さんの連載文に目を通しました。

塩野さんは世界の紛争地域で世界遺産が破壊されていることに憤慨し「もしレプティス・マグナに被害が及ぶようだったらカラシニコフを持って立ち向かう」と書かれていました(もはや文藝春秋は手元にないので、多分このような内容だったと思うのですが)。

それで2006年4月にリビア旅行をした時に訪れた古代ローマの遺跡レプティス・マグナに思いを馳せました。

リビアというと現在アフリカからの難民の出発地として知られています。
2006年当時は今ほど情勢は悪くはありませんでしたが、私たちのような個人旅行者は自由に移動することはできず、全行程ガイドとドライバーが付いていました。

塩野さんが書いておられるようにレプティス・マグナは素晴らしい古代遺跡です。
ここは西暦193年この町の出身者セプティミウス・セウェルスがアフリカ出身者で初のローマ皇帝になったことから繁栄し、カルタゴ、アレキサンドリアに次ぐアフリカ第三の都市になったのだそうです(ウィキペディアより)。

セプティミス・セウェルスの凱旋門です。


広大な地域に多くの遺跡が残っています。




ちょっと道を外れると荒地が広がっています。


博物館ではモザイク画が展示されています。


レプティスは古代ローマの遺跡ですが、キュレネでは古代ギリシアの遺跡が見られます。


リビア人の女性が遺跡の修復作業に従事していました。


現在の不穏な情勢では、残念ですが今後リビアを訪れることはもうないでしょう。
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