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新型コロナワクチン接種開始

2020-12-28 00:15:09 | 日記
ドイツでも今日から新型コロナワクチンの接種が開始しました。
最初に接種を受けたのは高齢者施設に入居する101歳の女性でした。

このワクチンは「少し到着が遅れたクリスマスプレゼント」などと呼ばれています。


変異種ウィルスの感染拡大が伝えられ、不安要素はありますが、とりあえず朗報といえるでしょう。


ワクチン開発者は変異種ウィルス用にワクチンを調製することは可能だと頼もしい発言をしています。



接種開始に先立ちドイツではすでに400か所以上に接種センターが設置されました。
多くはコロナ禍で今後も開催のめどが立たない見本市会場や閉鎖された大型店舗の跡地などに設置されました。
ただ年内は感染後の重症化リスクの高い高齢者が入居する介護施設での移動接種になる予定です。
接種開始に先立ちドイツ政府から優先グループが発表されました。
まず優先度の高い第一グループには介護施設の入所者や80歳以上の高齢者、介護職員と集中治療、及び救急サービスに従事する人たちが入ります。
第二グループには70歳以上や重篤な疾患に罹患する高リスク者が含まれます。


第三グループには60歳以上の人や、慢性病に罹患している人、警察、消防、教育分野の職員が含まれます。


閣僚など政府関係者は第三グループに入ります。
ただ「ワクチン接種」の副作用が不安で接種を拒絶する人が多数でてきた場合には、不安解消のため閣僚みずからが接種して安全性をアピールすることもあるそうです。


高齢者施設や介護施設に入所する高齢者をワクチン接種の最優先グループとしたことについては先日私が住む州の大臣が以下のように語っていました。
「ワクチンを接種すれば面会に訪れる家族からの感染を防ぐことができます。今春のロックダウンで介護施設への家族訪問を一律に禁止したのは間違った政策でした。ご家族に見守られることなくおひとりで亡くなられてしまった方々に心よりお詫びします」

今日ダイヤモンド・オンラインに村上春樹さんとのインタビューが掲載されていました。
その中で「コロナのような事態は初めてのことだから、政治家が何をやっても、間違ったり、展望を見誤ったりすることは避けられない。いかに失敗後の処理をするかで政治家の質が問われる」という旨を述べられていたのが心に残りました。

政策の間違いを認め、謝罪したラシェット州大臣は立派だと思います。
信頼できる政治家がいる国に住んでいることに感謝しています。



コメント
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