三年ほど前から書道のお稽古に行っています。
月に一度か二度、旅行に出かけたりするとひと月ご無沙汰することもありますし、家でもほとんど練習しないので、上達はのぞむべくもないのですが、
一応、楷書、行書、草書の基本はひととおり学び、現在は変体仮名、それに「贈り物の上書き」というのも練習しています。
「贈り物の上書き」は書道検定試験一級のお手本のひとつだということで、お稽古仲間のおひとりが練習されているのをみて、別に試験を受けるつもりなど毛頭ないのですが、少し興味があり練習してみることにしました。

いやぁー、難しくてとても私の手には負えないと痛感しているところです。
「御歳暮」など読めませんでしたヨ。
それに草書で「御」の字の書き順がよくわかりません

でも今後、絶対に書くことはないであろう「贈り物の上書き」を練習しながら、「古き良き日本のしきたり」に郷愁を覚えたことでした。
先日、お稽古にお伺いした折、先生から来年一月の「書き初め会」のお話しがありました。
書き初めなんて小学校以来だから(中学での記憶はありません)まさにウン十年ぶりです。
我が家ではいつもクリスマスからお正月は南の暖かい地区へ避寒に行ってしまうので、これまで「書き初め」のことなどには思い至りませんでした。
書き初めでもし大きな文字を書きたいのだったら、先生の大筆をお貸ししてくださるそうで、色々な大筆と共に、先生のコレクションを一部、拝見することができました。
筆の部分には馬の毛だけではなく、鳥の羽も使われていたり、竹筆は初めて見ました。

先生は夏に一時帰国なさった折、ご自分でもお持ちだったというのを忘れて購入された大筆があり、誰か必要だったら「譲りますよ」とおっしゃってくださったのですが、何しろ大筆を使えるだけの技量がねぇ

「書き初め」用の文字を考えておくように言われたので、以下の本を引っ張り出してきました。

気に入った言葉は「日々是好日」と以下の言葉です。

石飛博光先生の書ですが、とても心惹かれる書体です。