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時事ひとりごと − 26 ( 大臣としての資質 )

2017-04-11 16:48:20 | 時事ひとりごと
一時帰国中の楽しみのひとつはテレビ視聴です。

近年はテレビ番組も随分YouTubeでアップされるようになったので、海外在住でも色々な番組を視聴できるようにはなりましたが、旅行中、地方のテレビ局の番組も含め日本のテレビを楽しんでいます。

同時に政治家のお粗末な発言をニュース番組で見せられあ然とすることもあります。

昨日は豊洲問題で浜渦元東京都副知事が記者会見をしていましたが、意味が全然わかりませんでした。一番国民が知りたい「土壌が汚染されていた土地になぜ食べ物を扱う市場を移転されることになったのか、その経緯と今後、移転しても大丈夫なのか」という点が解明されるまでには随分と時間がかかりそうです。

関空に到着して間も無く、話題になっていたのは今村復興大臣の「自己責任」発言でした。
私自身は被災したわけではないし、知り合いで自主避難している人がいるわけではないのですが、
高飛車な態度や発言は被災者に対して失礼だと思うし、聞いていて何か悲しい気分になりました。
政府が考える復興は単にインフラ整備に重点がおかれ、被災した人々の物質のみならず、心身面での復興との間には大きな隔たりがあるように思います。

やはり大臣という国家権力の中枢にいる人物にはそれなりの資質が必要ではないかと考えていた時だったので、今日の日経ビジネスオンラインの「大臣の質」に関する河合薫さんの記事はとても興味深く読みました。

大臣の質という点で疑問視される人物では今村復興大臣の他に、「突っ込まれると泣いてしまう」稲田防衛大臣とか、共謀罪の議論について問われた時、「ちょっと、えー、私の頭脳というんでしょうか、えー、対応できなくて申し訳ありません」と答えた金田法務大臣などが挙げられていました。

それから務台俊介、内閣府政務官兼復興政務官は岩手県岩泉町に台風後の被害状況視察に訪れた時、長靴を履いていなくて現場の水たまり箇所を職員におんぶされたこと、その後、政府内で長靴が備蓄されるようになり「長靴業界も儲かった」などの発言により辞任したことにも触れていました。

このような人々が三権分立のひとつの権力のトップにいても日本という面積上は世界の小国が経済力、特に技術力が世界のトップなのは官僚、技術者、民間の経済界に優秀な面々がいるということなのでしょう。

河合さんも書いておられます→「資質なきリーダーほど人を見下すようになる」と。

長い文章になりました。
最後までお読み下さった方にお礼を申し上げます。
コメント (4)
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