気がつけばふるさと離れて34年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

老後について

2015-10-28 13:58:21 | 日記


好天に恵まれた昨日、久しぶりにゴルフに出かけました。

暫くコースに出ていない間に黄葉が進んでいて驚きました

2週間ほど前、仕事でリハビリテーション・センターと介護ホームを訪れる機会がありました。

デュッセルドルフの見本市会場で「REHA CARE」というリハビリ関連の見本市を訪れた日本の大手介護器具メーカーの人々を各施設ご案内しました。

午前中に訪れたリハビリテーション・センターは比較的新しい施設ですがドイツ全国にチェーン施設があり近年急成長しています。

この施設はもともと「アルコール・薬物依存症」の人たちのリハビリを行う所としてスタートしました。

それで現在でも従来の運動リハビリの他に「心身症・認知リハビリ」も行っています。

近年需要が高くなっているのがこの心身分野のリハビリで特に「燃え尽き症候群」や「うつ病」で勤務不能になった人たちへのリハビリです。

特にドイツではこのような「心身症」で欠勤する人が増えて大きな経済的損失になっていると今朝の新聞にも記事が載っていました。

また「PCやスマホ依存症」の若者も増加し、その治療やリハビリも今後の課題になるだろうと施設の担当者が語っていました。

午後は「介護ホーム」を訪れました。日本では一般に「特養」と呼ばれている施設です。

市内にあり交通も便利でしかも静かな環境ということで人気が高く常に20-30人位待機している「要介護者」がいるそうです。

個室が多く、施設の雰囲気も良かったのですが、個人的にはいくら日常生活に支障をきたすくらい運動障害が起きても

「頭がしっかりしている(?)」間はやはり「在宅介護」でできるだけ自宅に居たいと思いました。

施設や在宅の介護者の間での「腰痛」も訪問先で話題になりました。

そこで思い出したのが筑波大学の山海教授が開発された「HAL ロボット」です。

www.cyberdyne.jp

世界初のサイボーグ型ロボットで身体の不自由な方をアシストしたり、介護職員のアシストとして利用されます。



大柄なドイツの人が要介護状態になると介護をする人も大変で、この「HALロボット」は近年ドイツの介護ホームでも

かなりレンタルされているそうです。

リハビリセンターや介護ホームを訪れたことで、海外に暮らすわが身の「老後」を考えてしまいました。

「老後」に体が不自由になってしまった場合は海外だからといってそれほど悲観する必要はないのではないかと、比較的「ノー天気」な

私は考えてしまいます。確かに日本にいれば言葉とか食事の面でメリットはあるかもしれませんが、こちらでもそれなりの対処はできるし、

連絡をとりあえる友人がいれば何とか乗り越えられるのではないかと → でも実際そういう状況に直面したらどうなるかわかりませんが。

この間、親しくしていた友人が昔の病気が再発して急遽入院、認知症でデイサービスに通っていたご主人は施設に入所することになりました。

彼女の状況が改善されるよう、自分に何ができるか考え中です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする