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感動したこと

2014-12-13 15:20:30 | 日記


日本では日本人のノーベル物理学賞受賞者3名の話題でもちきりでしたが、ドイツではドイツ人のノーベル化学賞受賞者の記事は新聞の片隅に数行報じられていただけです。

けれどもオスロで行われたノーベル平和賞の授賞式はテレビ中継がされ新聞でも大きく取り上げられました。

私は夫と共にこのテレビ中継を視聴したのですが、17歳のマララさんの素晴らしい受賞スピーチには感動しました。

特に良かったのは彼女がスピーチでご家族のことに触れるとその人物にカメラが向けられたことです。

例えば「父は私の翼を切るのではなく、私を羽ばたかせてくれました」と彼女が述べるとお父様の微笑む顔がアップされましたし、「母は私に、がまん強くなろう、いつも真実だけを語ろうという気にさせてくれます」という箇所では静かに涙をぬぐうお母様の美しいお顔が画面に映し出されました。

思わず微笑んでしまったのはマララさんが「弟たちは今も(私のことを)うるさい、いばった姉と呼びます」という所で二人の弟さんのはにかむ姿を画面で見たときです。私の二人の弟たちのことを思い出してしまいました。彼らにとっても私はいまだに「やかましい姉」だからです。

それにしても淡々としかも力強く世界の不条理な事柄を語る姿に驚いてしまいました。

私が17歳の頃はどうだったでしょうか?

私は17歳の夏に交換留学生としてアメリカに行きました。人生のことなど深く考えたこともなくアメリカの友人たちが「ベトナム戦争を継続する意味は?」と批判的な意見を述べるのを傍観するだけでノホホンとハイスクールでの生活をエンジョイしていました。

マララさんには将来の国連事務総長のポストが約束されていると思っています。
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