
先日ピレネー山脈と羊飼いの学校という番組がありタイトルに魅かれ視聴しました。
この写真は日本の方々も良く訪れるガバルニー大圏谷です。私たちはこの後、ツール・ド・フランスの山越えで有名なトルマレーに行きました。
その途中、急峻な山岳地帯で羊の群れに遭遇しました。

この羊たちを世話しているのがいわゆる「羊飼い」です。羊飼いというと何かノンビリとした職業を思い浮かべてしまいますが、とてもハードな職場だということがテレビを視聴してわかりました。でもストレスの多い現代社会を脱出して「羊飼い」になりたいという若者は多いらしく「羊飼い学校」の10人の枠に180人もの応募者があったそうです。
「羊飼い」になるためには山や植物の知識だけではなく獣医としての知識も要求されます。5か月ほど羊の世話をする中で蹄を負傷した羊の治療にあたらなくてはならないからです。
植物の知識も必要なのは、羊が好む草とそうでない草を見分ける必要があるからです。また時には山小屋の近くの岩に塩をまいて羊に必要なミネラル分の補給もさせないといけません。
通常6月から10月ごろまでの5か月間2000メートル級の山の山小屋に住んで羊の世話をしなくてはなりません。
重要なのは羊を集める犬との信頼関係を築くことです。この犬が本当に賢いのです。
フランスの犬なので命令もGausche(左)とかDroit(右)とかフランス語に従っているのが(当然ですネ)変に感心してしまいました。
最後にご紹介するのはガバルニー大圏谷の終点地、大滝付近でピクニックした場所です。
