生涯、輝き続けるのは不可能なことだとはわかっていても、時々昔の自分を思い出し、「あの頃自分は活き活きと生活していたなあ。現在の生活は精彩に欠ける」と少し沈んでしまうことがあります。
数日前、私より20歳ほど若い方に再会する機会がありました。彼女は優しい人で「わぁーSさん(私のことです)あいかわらず素敵ですね」と誉めてくれましたが、私は彼女がとてもまぶしかった。彼女の二人のお嬢さんもとても可愛くて(子供を産まなかったのを悔やむのはこんな時です)本当に人生を謳歌しているという感じでした。でもそんなことを全然自慢する風でもなくたんたんと暮らしている様子に本当に好感が持てました。
私も彼女から好評を得ていた「おちこむ」ということがどういうことかわからなかったあの頃の自分を取り戻したいなあと思うのですが、なかなか難しいです。
でもそんな時は堀文子さんの画文集「命といふもの」の絵と文を眺めるととても慰められます。
近くに住む日本人のお友達にご紹介したところ是非、彼女も入手したいということで5月に一時帰国する時にこの画集を3冊購入して船便で送ることになりました。
