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気がつけばふるさと離れて34年

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主人のこと

2014-04-14 17:31:25 | 日記

「ドイツ人のご主人とどこでお知り合いになったのですか?」とよく尋ねられます。

「プールサイドで」と答えるとよく「まあ、ロマンチック」と反応されたりしますがそんなに素敵な感じでもありませんでした。

大学卒業後、今風にいうところの「フリーター」をしていた私は知人の紹介で地下鉄広尾駅前にあるマンションに住むカナダ人の子供のベビーシッターをするようになりました。そこは主として外国の方が住むいわゆる「高級マンション」で専用プールがありました(現在は取り壊されて商業施設になっているようですが)。

そこに私が子守をしていたセス君を連れて行って主人と知り合ったというわけです。その時、私は犬養道子さんの「西欧の顔を求めて」という本を読んでいたのですが、主人に読んでいる本のタイトルを英語で言ったところ「それだったらボクの顔をみればヨイです」とかなんとか言われて話を始めたのがきっかけです。

ちなみに田舎の叔父は「娘は東京でセスのベビーシッターをしている」と母が言ったところ「セス」は犬のことかと思い、「外人さんは犬にまで子守をつけるのか」と変に感心したそうです。

30年以上、一緒に暮らしているので今更、主人に熱い情熱などありませんが、感謝の気持ちはあります。
この人がいなくなったらどうしようと思うことがあります。
外国で一人暮らしになるということよりも、この人だけは私のことをわかってくれるという仲間がいなくなることへの不安の方が強いと思います。それに人生を送るうえでの価値観も主人に影響されていることが多々あります。

でも私が感謝しているということは主人には一言もいいません。図に乗ってしまいますから。

それでなくとも以前、京都のデパートの店員さんにおほめの言葉をいただいたことでいまだにいい気になっているようなのです。

日本に一時帰国して、京都旅行をした際、旅行用の化粧品を忘れたので駅前のデパートに二人で行きました。化粧品売り場の店員さんが開口一番に言ったのは「お綺麗ですね」という言葉でした。てっきり私へのおほめかしらととても嬉しく思ったら「ご主人の青い目が」ということでした。そういえば普段は気をつけてみたことはないので忘れていたけれど私は青い目の人と結婚したのでした。

尻切れトンボになりましたが今日はこの辺で。
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