長年の疑問がようやく

2013-01-10 00:18:54 | Weblog
今日の朝日は夕陽の様に赤かった。
朝靄の、幾重にも重なった微細な水滴の向こう、地平線上に昇った太陽は熟れた柿色。
少しひしゃげていたのは、屈折率のいたずらか。

昨年末、同じ時刻の朝日はもう少し高度が高かった気がしたような。
と思い、例年同じ疑問に気付くのを思い出した。
冬至を過ぎたら昼が長くなる筈なのに、ますます朝が遅くなっているのではという疑問。

調べてみねばと思いはしたものの、理科年表を開くという調査方法しか思い浮かばず、あいにくそんなもの手元に無く、大きな本屋に行った時にそのことを思い出さなかったので、調べる事無く現在に至る。
そうだ、インターネットで調べろよ。
昨年手に入れたスマホで、国立天文台天文情報センター暦計算室に即時アクセス。

こういったことは気付いたその時に調べられる環境が無いと、忘れちまう。
ようやく欲しい情報に辿り着いた。
どうやら1月の10日前後が一番日の出時刻が遅いらしい。(大阪の場合)
日の入時刻が一番早いのは12月初旬。(同じく大阪の場合)

冬至の後、日の出は遅くなるものの、日の入時刻が遅くなる速度の方が早いため、日中の時間は長くなっていくよう。
推測していた通りの理由で、なるほど合点。
ちなみに冬至時点の日中の時間は9時間50分。
なんとも短いですね。

歌の力

2013-01-08 00:00:33 | 音楽&本&映画
「レ・ミゼラブル」を観てきました。
ミュージカルを映画にした作品を見るのは今回が初めて。
出だしから歌で始まって、おっとこれはミュージカルだったと早くも忘れていた事実を思い出しました。
スクリーンに映る映像に普通に映画を観る感覚に陥っていたもので…。

通常の映画やドラマだと、ある場面の心情表現は仕種や表情で表すしかありません。
それでは伝えきれるものではなく、独白したり心情吐露する場面を作って言葉で説明する手間を加えます。
如何に自然にそのシーンを加えるかが脚本家の腕だったりします。
でもミュージカルはその手間がなく、物語の流れを損なう事無く、劇中で心中を歌い表現できるのだという事を知りました。

台詞はほとんど全て歌です。
歌でない台詞は一割に満たないのではないか。
舞台でやるミュージカルでも、もっとただの台詞があるのではないでしょうか?

「音楽」はご存知の通りその場面がどういったシーンなのか分からしめるのに最も有効な手段。
楽しいのか哀しいのか鼓舞するのか寂しいのか。
台詞がこの「音楽」の一種である「歌」であるという事は、さらにダイレクトに感情を伝え得る方法となるのですね。
どんなに名優の演技でも、「歌」による感情表現には敵わないのではと思わせる作りでした。

その「歌」は歌手の歌う歌の様に、歌として完結せねばならぬものではなく、台詞であるが故、小節を歌い切る事無く途切れて終えたり、声高らかに歌い上げたりして、観る者の心を揺さぶります。
演出は通常の映画より大袈裟ですが、隠す事無く心の中を赤裸々に表現するならば、見ていられない位恥ずかしいものであることは自明。
これが正しいのでしょう。

ミュージカルの舞台を観た事はありませんが、想像するに役者の表情は前の方の席でないとハッキリとは見えないのでは。
後方の座席で確認しようとしたら、双眼鏡とか必要なのではないでしょうか。
それが映画ならスクリーンいっぱいに大写しされるので、僅かな表情の違いから歌う最中に移り行く心中の機微まで、座席が何処だろうと読み取れます。

映画の得意分野、舞台装置では到底作ることはできない奥行ある景色や壮大な場面も、特殊撮影(今はCGか)で見せることができます。
音響も重低音とサラウンドが効果抜群。
ミュージカルと映画の良いところを合わせた作品になってました。
なかなかにお薦めですよ。
ストーリーについては触れないでおきます。


年始徒然

2013-01-05 01:27:33 | その他旅行き
帰ってきました。
ああ、9連休も7日が終わってしまったのね。
長いと思ったお休みも、終わりが近づけば短いお休み。
私はこの贅沢なお休みを楽しめたのだろうか。



今回は雪が積もってるかもしれない奈良県をノーマルタイヤで越える気にならず、電車で帰省。
んー、楽ちん。
ほとんど眠って行き帰り。
やっぱり年とったかなー。
運転がしんどいと思う時が多くなってきた。



例年と同じ三が日は、食べて飲んで寝てTV見て初詣。
松岡修造は脚をどうかしたのかな?
そうそう、久しぶりに 自転車に乗りました。
家にあったママチャリですけど。
尻の皮が薄くなってて、ママチャリの柔らかいサドルですらお尻に痛い。

ママチャリでふと思い出した場所へ行ってみました。
通っていたそろばん教室を夏休みのある期間サボったことがありました。
たぶん3 , 4日くらいだったはず。
ひょんなことからすぐ親にバレ、こっぴどく叱られたんですけど。
サボってた時、時間を過ごした場所があるのですが今もまだあるかなーと探してみたのです。
ありました。



ほとんど当時の記憶と変わることなくあったのでちょっとびっくり。
人気の無い畑の端に柵があり、そこに自転車を止めて時間をやり過ごし帰ったものでした。
道の途中は新しい住宅街になってたけれど、その奥の畑はたぶん当時のまま。
柵はコンクリート製だった。
昔は木製だったような気がするけど、それでウン10年経っても変わらずあるのかな?

古きを訪ねた?年始でした。
こんな感じで、今年もよろしくお願いいたします。