前回の続き。
信楽高原鐵道は滋賀の南を走るJR草津線の貴生川駅から出ています。
今回まずはJRの新快速電車で草津まで行き、そこで乗り換え草津線へ。
始発駅なので接続良く、待ち時間なく発車。
私としては待ち時間ある方が、撮影時間が取れて嬉しいんですけど…。

幹線から離れ、貴生川へ向う線路は緑の中へ。
田畑が繋がる浅く広い山あいの景色が車窓を流れます。
車両は昔東海道線で活躍したと思われる旧型で、ガタピシキュキュキュと盛大に振動と音を伝えてくれます。

いいです。
旅情を誘うなあ。
こんなのに弱い。
モーターがブーンと唸り、緑をどんどん濃くする山中を快調に飛ばします。
4駅か5駅で貴生川到着。
ホームに降りると放送が。
「信楽高原鐵道へは改札を出ずに○番線へ直接来るよう」繰り返し放送されました。
すぐ出るぞー


一両編成の気道車がポツンと止まっています。
なんだか小さく見えてかわいい。
すぐに発車するようで、ここも接続がいい。
残念。

その広いホーム上に扉の無い改札機が一つ、こちらもポツンと存在していて変でした。
切符を持っていない人をとおせんぼする機能は全くなく、ICOCAで乗って来た人がJRを出札する為に使われているよう。
これがあるから一度改札を出る必要がなかったのね。
面白い被写体だったけど、気道車の扉を手動で閉じられちゃったので、「出発する」と勘違いし慌てて乗車しちゃって、撮り損ないました。

冷房した空気が外に流れ出ないよう閉じただけで、「扉が閉まる=発車」という日頃の認識に条件反射してしまった。

ここは大阪と違う時間が流れる町。

さて、信楽高原鐵道の車両は新しく、さっきの草津線の電車より乗り心地がいい。
制音を効かせたガオーっというエンジン音を響かせ、小気味良く急な坂道を登って行きます。

信楽高原鐵道は6駅しかない短路線ですが、その駅間の距離がとてもアンバランス。
貴生川から次の駅の紫香楽宮跡までがとても長く、十数分ひたすら山中を走ります。
反対に紫香楽宮跡から終点の信楽駅までは残りの4駅がひしめき、無理なく歩ける距離に隣の駅があります。
なので途中下車して駅間で撮影し、隣の駅から次の列車に乗るなんて事ができます。
鉄道写真撮影目的なら、1時間に1本のダイヤですが、巧くすれば待ち時間少なく複数箇所で撮影出来そう。

信楽駅の一つ手前、玉桂寺前駅で降車しました。

続く。
なにやら書かれているし可愛いわぁ~。
まるで幼稚園電車みたい。
やはりそこに目が行きますよね。
調べたらすぐ分かっちゃうんですが、よろしければ気長にお待ちください。