昔を偲ぶ

2011-02-03 00:29:35 | Weblog
前回の続き。
人間ドックにまつわるあれこれ、其の弐。

人間ドックのあった日はこれまたよく冷えた日でした。
会社に行くより遅く出ればよく、朝食も摂れず、時間までテレビを見ていたら、8時前なのにまだ-3℃の低さだと報じてました。
着替えて外に出る。

天気は無茶苦茶よろしい。
と…、ホントだこれは寒い。
厚着して出たのに効果なし。
ジャケットの襟に首を埋め、震えながら駅へと向かいました。

検診センターのある駅で下車し歩いて行くと、道端の浅い水溜まりが固化してました。
おお、凍ってる。
この冬、私にとっての初氷です。
こんなに寒い冬なのに、凍った水溜まりを見るのは初めてなんだ…。
雨は降らないし、街の道は水捌けが良く、水は路上にとどまりにくい。
そんな所に住んでるんだな。
その凍り方が私の記憶を刺激して、昔を思い出しました。

子供の頃の道はでこぼこで、水溜まりはいたる所に普通に見られました。
凍った水溜まりに乗っかって滑って遊んだり、水面から浮いた氷をパリパリ破ったり。
そうだ、霜柱なんてものも生えてました。
あの踏み応えはなんとも言えず楽しいものでした。
今の町っ子は霜柱を知っているのだろうか。

こう思い返してみると、やはり昔の方が寒かったですよね。
氷の張る朝がほとんどでしたから。
しもやけもいっぱい作ったっけ。
変わらず首をすくめ震えながら歩き、少年時代を懐かしく思ったのでした。
人間ドックに今日来なければこんな風に昔を思うことも無かったのだろうな。

…無理やりだなあ。