ピストン輸送

2011-02-23 01:11:04 |  尾道/鞆の浦の旅
尾道/鞆の浦の旅

尾道駅の南はすぐ海です。
岸壁には柵が伸び、公園とまではいきませんが横に長い広場があります。
手すりにもたれ眺める海。
川向こうって位の近さに対岸があり、大きなクレーンや工場の建物が見えます。
向島です。
右手の桟橋から渡し船が出、向島のこちらに口を開けた運河(に見える)の奥へと行き来するのが眺められました。


旅の日は寒かったので、そんな気にはなりませんでしたが、今日のような暖かい日なら、海と島をぼんやり眺めて過ごすのもありかも。
駅前なので静かとは言えませんけどね。

左手の船着き場の方へ、小さなフェリーがやってきました。
対面に見える向島の乗り場と往復している様です。
こちら側の乗り場へ行ってみました。

フェリーは、甲板上の構造物を薄い門のようなコの字型の枠を跨ぐだけとして、車を載せる甲板の面積を最大限確保してました。
進行方向に見ると、いわゆる船の形状は成しておらず、平らな板が車を載せて来たように見えます。
前後に開口部があり、回頭不要で頭かお尻を接岸します。
本当に島との間を車を運ぶのに特化した造り。

対岸は近く時間も少しあったので、向島を訪れてみようかと運航時刻表がどこにあるのか探しましたがありません。
営業所らしき建物もない。

そうこうしている内に、船上の車を降ろし、待ってたこちらの車を載せ、フェリーはあっさり出発して行ってしまいました。
ありゃりゃ。


写真の看板を見ると、乗船料金は書いてあるんだけどなぁ。
・・・んん?、その下になんか書いてある。
「頻繁に運航。」
なはは。
記載の文句はうろ覚えですが、どうやら時刻表はないらしい。
着いては出、着いては出、を繰り返すみたいですね。
たぶん料金も乗船する時に払うのでしょう。
必要最小限の設備で商売してますね。
ちょっと感心しました。