幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

建築用語を知ろう(6)

2009年09月30日 | 家のこと
今回は基礎についてのお話です。

木造建築の基礎工法は、古くから採用されてきた布基礎と
今日一般的になりつつあるベタ基礎があります。

布基礎はTの字を逆さまにした断面をしており、外壁や
主要な間仕切り壁に連続的に設けられます。
しっかりした地盤であれば布基礎で十分です。

ベタ基礎は比較的軟弱な地盤で採用され、1階部分全面に
耐圧盤とよばれるコンクリートを打ちます。
それによって建物の荷重を満遍なく地盤に伝えることが
できます。床下の湿気を防いだり、シロアリの被害を
受けにくく、コスト的にもさほど変わらないことから
今では標準的になっています。

ベタ基礎が万能というわけではなく、さらに軟弱な地盤の
場合は地盤改良工事を行います。

建物にかかる様々な荷重を地盤に伝えて、上部構造をしっかり支える
「基礎」というだけあって建物では一番肝心な部分です。
それだけに基礎に使用する材料は重要な働きをしています。

次回は基礎を構成するコンクリートと鉄筋について
お話したいと思います。
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