山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q練習49-vol.13(今井記)

2013-09-29 23:42:34 | 練習日誌
 一週間の旅仕事を終え、気付けば世の中の季節は確実に進行。お世話になっている公民館の周囲では、稲が黄金色に光り、ロール状の藁が幾つも並んでいます。美しき秋の風景です。ああ、馬肥ゆる秋、食欲の秋、、、でもありますが、我々はそんな中でも芸術の神にひれ伏し、粛々と定期へ向けて腕を磨かねばなりません。次の定期まで、なんと三週間をきっているのです。本番続きで時間の感覚がすっかり狂ってきています、気を引き締めねばなりません。
 
 本日のメニューはハイドンとモーツァルト。今回のプログラムでは、ハイドンの天才ぶりに改めて驚かされています。奇しくも今回とりあげる作曲家三人(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)は、それぞれがお互いに交流のあったメンバーですが、ハイドンの切り開いた道がなければ、モーツァルトやベートーヴェンも、なかなか現在残されているような作品までたどり着けなかったことでしょう。Op.20-3は、古色蒼然たる様子がまるでない、この時代にして思いもよらないような新しさに満ちています。
 
 三人の天才が思い描いた世界に、少しでも迫って行きたいところです。壁は高いですがその分やりがいがあるというもの。芸術の秋ゆえ山響の仕事も盛りだくさんですが、体調だけ気をつけて頑張ります!
コメント
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