自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

毒草 トウゴマ

2005-11-14 19:12:14 | Weblog
野良猫が我が家を闊歩し、
猛犬「ゲン」は1歩退いている。
この姿、猫が強いところが気に入り、
昔読んだ「吾輩は猫である」のさわりを探すためにインターネットで夏目漱石先生を探した。
沢山のアイテムがある中に
「智に働けば角が立つ、情に掉させば流される、意地を通せば窮屈だ・・」
CMでも聞くフレーズに出会った。何回も読み返してみたが名文句である。
草枕と言う短編小説だからコピーして見ることにしたが87ページにもなった。

名作には必ず落としどころに向こう正面をうならす、うまいフレーズがあると言うから、
今日の話、
犬と猫の物語にして「猫を探しに草むら(草枕)に入ったら花(87)が咲いていた」と書いてみょうかな!
少し長く机の上で遊びすぎたのでお腹が痛くなった。
よく考えたら昨日はトイレへ行くのを忘れていた。
どうしょうと言うことでトウゴマを紹介する。

トウゴマ又はヒマと言い、茎・実は美しいと言っても恥ずかしくない赤だ。
今紅葉が最後の美を見せびらかしているがこれとて、とても勝ちめはない。
日本では1年草だがパラオ諸島では電柱より高くなる多年草だとか。
ちなみに我が家では2メートル前後になっている。
このトウゴマ古代エジプトではすでに下剤として使われていたらしく
スフィンクスが守るピラミッドのお墓から出土しているそうだ。
下剤として使うのは種子(漢方名菎麻子)から取る精油でヒマシ油と呼ぶ。
種子は茶褐色に黒で鶉の卵のような斑点があり約7mmX4mmぐらいの大きさである。
この種子はオレイン、リチン(毒)を含み下剤として強力な効果を発揮するヒマシ油になる。

綺麗な花にはとげがあり、可愛い花には毒がある。
ヒマの木にトゲは無いが間違えるとトイレの回数が増える危険な植物となる。