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女、女性、女子

2012-07-24 21:19:20 | 日記
A県B市の市道で、横断歩道を歩行中の50歳の女性が、40歳の女の運転する乗用車にはねられ、右脚を骨折する重傷を負い~というように(ニュースなどでは)女性と女を使い分けていて、なるほどこの言い方は正しいという感じがする。だが、一方で、『京都地検の女』『科捜研の女』というテレビドラマがあって、これが『京都地検の女性』ではどこか迫力不足の印象になる。 昭和40年代だったか、女子社員のことを女の子と呼ぶのはやめようと誰かが言い出し、ひとつの社会的話題になった。私は、たとえば「P社の受付にはかわいい女の子がいる」といった言い方は女性蔑視でもなんでもなく、むしろごく自然な表現だと思っていた。 女の子と女子は単に「の」の1文字が有るか無いかであり、それだけで印象が変わる日本語は複雑であり、味があるなぁと思った。 女流というのもおもしろい語だ。この2文字がつくのは作家(歌人、詩人)、画家、棋士などであり、女流弁護士、女流教授などと使われることはなく、そのことについては国語の専門家に訊いてみたい。 中学3年のときの国語の時間。 教師が作文について説明していて、「宝の山という言葉がある。これを山のような宝物と言い換えることもできる」というような話だったが、ついでに、「しかし、その反対もあって、冬の山と 山の冬は意味が違う」と言った。つい私は、「女の人と 人の女」と野次ってしまった(そういうことが教室での役目だった)。すぐに50人の爆笑が起こり、教師のお叱りもなかった。