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7月19日

2012-07-20 00:07:30 | 日記
平成6年7月19日の朝。目が覚めてまずトイレに行こうとして、異変に気付いた。右脚に力が入らない。骨が無くなったというか、いちばんわかりやすい表現は、右脚がコンニャクになっていた~である。すぐに家人が義弟(家人の妹の夫で外科医)に電話して、軽い脳梗塞だという答えを聞き、さらに主治医A師に連絡し、少し間があって、「軽度の脳梗塞。横浜S共済病院の脳外科に連絡してあるので、必ず救急車で行くこと」と指示された。救急隊のリーダーが「苦しくないですか?どこか痛みはありませんか?」と連続的に声をかけてくれ、酸素マスクの調整が為される。多少の息苦しさはあるものの、恐怖を感じるほどの症状はなく、救急車のタイヤ(パンクしないように作ってあるのか)の堅い感触が気になったりした。 S病院に着くと、3人の看護婦さんがストレッチャーとともに待ちうけていた。診察室に行く前に2ツ3ツの部屋(何かの検査があるのだろう)を回ったが、その間も名前を呼ばれたり、大声の励ましが安心感を与えてくれた。 そのときから、ちょうど18年が経った。一昨年の胸部大動脈瘤破裂もあるし、幸運(強運)も思うが、もっと強い思いは「生き過ぎ」ということである。 人生いろいろ寿命もいろいろではあるだろうが、私のような、だらしのない面倒くさがり屋の不摂生人間が、今夜も水割りを呑みながら18年前のあの日の想い出を、枝豆と共にツマミにしているのは申し訳ない気がする。