gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

介護

2012-07-21 00:40:15 | 日記
介護の3大ポイントは、食事・トイレ・入浴であって、この3ツを自分でできるかどうかが軽重の分かれ目だそうだ。ただし、できるというのは、たとえば食事で言えば、目の前の皿にあるカレーライスを、自分でスプーンでとって口に入れられるということで、つまりは、2歳か3歳の子供の能力ということである。 そういう意味では、私は前記の3ツの行動はOKであり、入浴のことで言えば、自分で温度設定も可能だ。晩酌も自分でセットする。グラスを選び、氷と水を用意し、クラッカーにピーナッツバターかチーズをのせ、ウィスキーと氷水の割合も測る。とはいうものの、生活の大半(9割か)は家人と娘の助けに頼らざるを得ない。腰痛(脊柱管狭窄症)という敵は、なかなかに強力なのだ。 介護に、もう1ツあるのが会話だと思う。もちろん家人や娘が、私を元気づけようとして、作為的におもしろい話題を選ぶことはないが、つまりは、なんでもない雑談が笑いと共にあるのが、家庭介護なのだと思う。一昨年の大手術のあとのICUでの3火目だったか、1人の若い看護師さんが「今日の担当のA子と申します。お淋しかったら、お声をかけてください。お話にうかがいます」と言うのをきいたときは、なんと素晴らしい看護師さんかと思った。 そのとき私はまだ発声が不自由の状態にあったので、A子さんと話すことはできなかったが、病人にとって愉しい会話は大きな介護(助け)であることは絶対の事実だと思う。