小さな家に老夫婦が住んでいる。その家の周りに女子高生が集まり、部屋の中を覗いたり、写真を撮ろうとしたりしている。何事か?と夫婦は驚く。すると4コマ目に、玄関の表札があって、書かれた名前が太田幸司だ・・・、昭和44年のある日の新聞マンガ『サザエさん』のプロットである。太田幸司とは、その年の夏の甲子園の決勝戦で松山商業と延長18回を0対0で引き分け、翌日の再試合で4対2で敗退した青森三沢高校のエースで、雪国のスタルヒンと呼ばれた美男子。負けたことで却って人気が高まったし、加えて、青森は野球の強い県ではなかった。しかし、最近の青森は青森山田高校と光星が強く、今大会も勝ち進んだ光星が、今日の日大三との決勝戦に臨んだ。 ベスト8がきまった時点で私は、優勝を決めるのは日大三の余震間が投手の疲労度だと書いた。つまり、あと3試合、吉永のスタミナがもつかということである。そのことをもとに考えて、今日の決勝戦は5点勝負と予想した。5点にプラス2した方が勝ち、マイナス2した方が負け、すなわち両チ-ムの合計得点は12か10と踏んだ。
7対5,6対4といった数字が頭にあった。そして、ゲームをおもしろくするには、光星が2点を先取することが要るとも考えた。しかるに~私の予想の「両チームあわせての点」をすべて日大三が取り、吉永投手のスタミナは充分で、遂には完封してしまった。競馬で言えば、コウセイホマレは先行できなかったことでペースを乱し、サンコウエースに連投の疲れがなかったということになる。甲子園が終わったら、急に涼しくなった。
7対5,6対4といった数字が頭にあった。そして、ゲームをおもしろくするには、光星が2点を先取することが要るとも考えた。しかるに~私の予想の「両チームあわせての点」をすべて日大三が取り、吉永投手のスタミナは充分で、遂には完封してしまった。競馬で言えば、コウセイホマレは先行できなかったことでペースを乱し、サンコウエースに連投の疲れがなかったということになる。甲子園が終わったら、急に涼しくなった。