ヒロシマ原爆の日。私が憶えているのは、翌日の新聞（当時は紙が少なかったのでタブロイド版だった）に、ヒロシマに新型爆弾～という記事があったことで、写真もあったように思うが、それがキノコ雲のものであったかどうかは定かでない。 高校野球開会式。選手宣誓で、金沢高校の主将が、またコマギレ調でやっているのがシンドかった（センバツの時の宣誓者が、せっかく普通の調子でやったのに）。 皿インシンドいのが、宣誓の最中に、米国債格下げの文字が画面に流れたことで、おいおいまた円高が進むのか・・・。 暑くて家人が大変なので、最近はポテトサラダは市販のものを買っているが、それに茹で玉子を刻み入れて、ポークソーセージを挟み込んだサンドイッチで昼食。 考えてみると、菓子やパンは20歳過ぎてから60歳あたりまで、ほとんど食べなかったのに、後期高齢者ともなると、サンドイッチもアンパンも大福もエクレアもおいしく食べてしまう。 昨夜は１時半まで眠れず、起床が６時半だったという家人が、楽天地（クーラー27度+５メートル離れたところからの扇風機）で眠っている。家人の就床は11時半頃らしいが、いつも、10時には寝ようといっている。 いま、６時10分。大会ナンバー１投手の歳内宏明を擁する福島聖光が辛勝した。家人も娘も起きてきた。
ある随筆同人誌に『家宝』と題した70老人の作品が載り、それはどこの家でも最高の家宝は子供といった内容で、それについて30女性が、次号の批評(感想）欄に、「子供を家宝とするのはあたりまえすぎる。家宝の意味とは少し違うのでは？」と書き、それを70老人が烈火のごとく怒った。 私は30女性と合評会で席が隣り合わせになったことがあり、好印象をもっていたから、女性の味方をした。私もまだ40代後半で、何かと偉そうな文を書く70老人が好きではなかった。だから、作品を発表したときから、それが読者からどういう風に読まれようと、それを甘受すべきであり、しかも今回のものは全く悪意のない感想文だと、編集部に送った。しかし、編集部は私の文を公表せず、これ以上の論争を避けたいという手紙だけをくれた。 私は今でも、「我が家の宝は子供（あるいは孫）」と書くような文はくだらないと思っている。しかし、それがわが子でなく、「ウチの子猫」であれば恰好がつくと思っている。我が家のネコも昨年暮れに18年の生涯を終えた。娘がマリリンと名づけていた。歌の文句みたいに言えば、もう会うことはないけれど残る名前のいじらしさ～か。品のいい美貌の猫だった。マリリンはアイドルであったか、家宝であったか、むろん家族であったことは間違いないが。 全くの余談になるが、中国の首相である温家宝さんって、文字で見てみると佳名だなぁ。