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怖い

2011-08-02 22:57:56 | 日記
地震、雷、火事、親父というあ、幼い頃は祖母が怖かった。いたずらをして大声で叱責されるというようなことより、何もかもお見通しであるのが怖かった。大好きな遊びの1ツに、女中部屋訪問があって、むろんそれは厳重に止められていたから、祖母の留守を狙っていくし、決して女中さん達のスカートの中を覗いたりするわけではないのだが、とにかく最重要近視事項だった。しかるに、祖母は私の行動を簡単に見抜いた。女中さん達が告げ口をしたのではないだろうし、そのことは8ツ上の叔母も同意見なのだが。 とにかく、祖母の眼力はsごく、祖父に女の噂がほとんど残っていないことも頷ける。 雷も火事も幼い頃になれた。近くに変電所があって、そこの避雷装置への落雷、B29の空襲で隣家まで焼失した火事。 地震の大きいのは3.11が初体験だった。小舟のように揺れる1人用ソファから半身を乗り出して、目の前のコタツを抱えて支えにしていた。さほどの恐怖を感じなかったのは、逃げ場所が無い(いま自分がいる場所が最も安全なはず)と思っていたからだろう。 高所は怖い。自分がそこにいなくても、たとえばテレビドラマで出演者が高いビルの屋上から下を覗く場面でも足がすくむ感じになる。  このことは安楽死のところでも書いたが、死そのものは怖くない。今夜、床に入ってそのまま永遠に目覚めなくても、神様仏様に抗議することはしない。ただ、死の前の苦しみは怖い。昨夏経験した大動脈瘤破裂は確かに激痛を伴うが、それは数分間のことで、安楽死と言えなくも無い。怖いのは、たとえば、寝たきりになって何年も生きてしまうことだ。