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ボランティア

2011-08-17 22:04:03 | 日記
のう70歳近いのにボランティア活動に勤しんでいる友人が茨城にいる。始めたキッカケは東京マラソンの観客整理だそうで、そういう下働き的な仕事ですら申し込み多数で抽選になると言う。それとは別に、彼はリハビリ体操指導の資格をとって、老人ホームや病院をまわって人助けをしている。すべて無報酬だから高級な趣味といえるかもしれぬし、また人に感謝されるということも報酬であるだろう。  昔は無償労働のことを勤労奉仕と言った。なんとも軍事的なイヤな4文字であって、私より8ツ年上の叔母が、女学生時代、学校へは行かずに女子挺身隊の名のもと、軍需工場で勤労奉仕に励んでいた。それから60余年が経って、キンロウホウシがボランティアになった。今回の震災地へも多くの民間救援隊が遠征した。これは高級な趣味ではなく高貴なる善意であるだろう。つまり私はボランティアには、趣味的なものと、自分の好みとは無関係な社会正義的なものの2ツがあるのではないかと考えている。いうまでもないが、どちらも、とても私にはマネできないハイグレードなものだ。近頃、やたらと目につく「がんばろう日本!」を、縁の下で支えているボランティアのみなさんは、どう見ているのだろうか。たぶん、言葉より、黙って実行だろうと思っているのではないか。