島倉千代子さんが『人生いろいろ』を唄ったのはいつだったか。この文句を国会答弁で使ったのが小泉元首相で、私はあれを名答だと思っている。少なくとも、それ以後の首相達のセリフには、この種のユーモアはない。 朝食だけはきちんと食べよと言うドクターが多いけれど、石原結実博士は、朝食をぬけば病気にならないと書いている。 17年前に脳梗塞を患ったときに、担当医師から、卵はコレステロール値を高めるのでなるべく控える方がいいと注意されたが、退院後の全般的指導を受けているドクターは、卵は１日1個食べる方がいいという考え方で、私はこういう（意見がいろいろある）ことが好きだ。もし日本中の医師が、卵はコレステロールの親玉説に傾いたら、世の中は暗くなってしまうだろう。 スキヤキ、カツ丼から玉子をとってしまうと、世の中、暗くなってしまうだろう。 我が家は暑がり人間が揃っているが、妹はクーラーダイキリア人間である。つまり、体質もいろいろであるわけだが、食べ物の好き嫌いなどを考えてみると、体質ほど多種多様なのはほかにないのではないかと思えてくる。私が普通より病気経験が多いからそう思うのかもしれぬが。 いろいろな意見があって困るケースも少しあって、その代表例が、何ミリシーベルトを云々する安全基準だろう。牛肉に続いて、今度はコメのことも問題になってきた。